退職代行サービスはアルバイトをしている大学生でも使えます。
対象外のサービスもありますが、バイトも対応しているサービスは多いです。
ただ学生がバイトを辞める目的で代行サービスを使うときは注意が必要なんですね。
今回は『退職代行サービスを学生が使うときの流れや注意事項』を紹介します。
退職代行サービスといっても種類はさまざま。
あなたの目的に沿ったもので信頼でき、その上で低予算なものを選んでいきましょう。
退職代行サービスはバイトや大学生でも使える?
そもそも退職代行サービスは、学生がアルバイトを辞めるときにも使えるのか。
退職代行サービスといっても、行っている企業はたくさんあります。
企業によって対応・未対応は変わるので注意しましょう。
① アルバイト対応かは退職代行サービスによって変わる
結論から言うと、学生がバイトを辞めるときに退職代行サービスを使うことは可能です。
ただ全ての退職代行サービスで対応しているわけではありません。
なのでまずはアルバイトも対応している代行サービスかを確認しましょう。
(※多くの代行サービスは無料カウンセリングがあるので、事前に確認できます)
さらに退職代行サービスといっても、誰が代行するのかや費用がバラバラ。
例えば民間だと質は悪いけど値段が安いというメリットがあります。
一方で労働組合や弁護士法人運営のサービスは高いけど、即日退職や有休なども消化できます。
私はあとでバイト先とトラブルになることを避けて、プロに頼むことをおすすめしています。
② 大学生なら退職代行サービスの年齢制限も大丈夫
退職代行サービスは未成年だと利用するとき両親の承諾が必要です。
なので学生でも高校生なら親の承諾が必要になるんですね。
大学生の場合は18歳以上となるので問題はありません。
(※2022年4月より成人年齢が引き下げられて18歳になっているので)
- 親に内緒でバイトをしている
- 反対されたバイト先で働いている
こういった場合でも大学生であれば、親にバレずに辞めることができます。
退職代行サービスを使って辞めたことも知られることはありません。
③ 大学生がバイトの退職で代行サービスを選ぶワケ
実際に退職代行サービスを使う学生もいます。
その学生はバイト先でどんな悩みがあるのでしょうか?
理由として多いのが、雇用主が辞めさせてくれないケース。
強引に説得したり『もう少し続けてほしい』と粘られる場合ですね。
辞めたくても辞められないときに、プロに代行してもらうことで確実に退職できます。
また店長に退職を切り出せない人も利用する価値があるでしょう。
店長が怖かったり、バイトを始めたばかりで辞めづらいなど。
切り出せないときに代わりに退職意向を伝えてもらうんですね。
退職代行サービスを使えば即日退職もできますし。
- バイトに対応している退職代行サービスはある
- 雇い主に退職を受け入れてもらえないときに使える
- 代行サービスなら即日退職や有休の消化も可能
退職代行をバイトで使う?大学生が気を付けるべき注意点
退職代行サービスは学生がバイトを辞めるときも使えます。
ただ誰にも代行サービスをオススメできるわけではありません。
そこで本当に利用するのか、サービスを使う前の注意点を見ていきましょう。
① 学生が退職代行を使うメリットとデメリットを知ろう
代行サービスを使うのはメリットもデメリットもあります。
まずはあなた自身が、メリットとデメリットのどちらを選ぶかハッキリさせましょう。
- 即日退職ができる
- 有給があれば交渉もできる
- 店長や採用担当者に合う必要がない
- 手続きが最小限
メリットは退職代行サービスを使うと、本日限りでバイトを辞められること。
仕事や職場の人間関係のストレスから今日で解放されます。
普通に辞めようとすると1ヶ月ほどかかります。
なので”もう二度と出勤したくない”というなら、退職代行サービスを使うのがおすすめ。
退職が決まったら制服などを洗濯して郵送するくらいしか、やることは残っていません。
難しい有給や、今月分のバイト代の支払いなどの交渉は全て代行サービスが行ってくれます。
- 費用がかかる
- 相手からの印象が悪くなる
一方で退職代行サービスを使うデメリットもあります。
デメリットはなんといっても費用がかかること。
自分から店長に切り出せるなら、その方がコスト的には良いでしょう。
“どうしても言い出せないワケ”がある。
もしくは”今日限りで辞めたい”といった理由があるときに、代行サービスは選択肢に入ります。
また退職代行サービスを使うと、そのバイト先には行きにくくなるのもデメリット。
職場で働く人からすれば、急に辞めた人の印象は悪くなります。
なのでお客として利用すると気まずくなるのも注意してください。
参考⋙バイトを辞めるとき退職代行サービスを使ってみた人の体験談
② 大学生が退職代行サービスを使うときの選び方3選
退職代行サービスを使うときは、極端に言うと3択になります。
まず1つ目が”とにかく安く済ませたい場合”。
この場合は民間業者が行っている退職代行サービスを検討しましょう。
ただ”最安値1万~”となっていても、オプションを付けて高くなる場合もあります。
さらに民間業者の場合は、バイトで雇った法律を知らない人が交渉することもあるんですね。
なので退職後に話がこじれたり、揉めるリスクがあります。
2つ目の選び方は弁護士に依頼すること。
法律のプロである弁護士であれば、安全かつ確実にバイトを退職できます。
ただこの場合は費用が高くなるんですね。
そこで私がオススメしているのが3つ目の選択肢。
それが労働組合が運営する代行サービスを利用することです。
プロに頼めるので、退職後にモメる心配もありません。
その上で弁護士費用と比べると安いので、バランスが取れた依頼先と言えます。
最初の無料相談で自分の希望や現状を伝えた上で、具体的な金額を算出してもらいましょう。
③ お金をかけずにすぐ辞めようとバックレするリスクを知る
- 今すぐ辞めたい
- でもお金をかけて代行サービスを使いたくない
そんな学生さんがやりがちなNG行動がバックレです。
確かに無断欠勤をしてバイトを無理やりに辞める人はいます。
実際にそれで無事に辞められる人もいるでしょう。
でも無断欠勤がキッカケで、事態が大事になるケースもあるんですね。
例えばバイト先から何度も確認の電話が来る。
バイト先が家から近ければ、家に先輩や店長が来る可能性もあります。
また連絡を無視していると、親や学校など緊急連絡先に連絡が行くことも。
最悪のケースでいうと契約違反なので、損害賠償になるリスクもあるんですね。
なのでバックレだけはするのは辞めましょう。
周りの友達がバックレて辞めたとしても、それは運が良かっただけ。
あとで訴えられても時間を巻き戻すことはできないので。
- メリットとデメリットを事前に知る
- メリットは今日限りで確実に辞められること
- デメリットは費用がかかること
- 代行サービスはどこにお願いするかで費用や質が変わる
- コスパが良いのは労働組合が運営するサービス
- バックレだけは辞めておく
退職代行を学生がバイトで使うときの流れ
では最後に学生が退職代行サービスを使うときの流れを確認していきます。
流れといっても複雑な手順は必要ありません。
無料相談をしてお金を支払い、その後に退職の準備を行うだけです。
① 代行サービスで無料相談をして見積もりを出してもらう
まずは代行サービスに連絡をして無料相談をします。
今はLINEや電話で気軽に相談ができますよ。
あなたの状況を説明して、希望を伝える。
(今日中に辞めたいとか、有給を消化したいなど)
その上で最終的な見積もりを出してもらって、サービスを利用するかを検討します。
② 契約・支払い⇒代行を実施してもらう
もし代行サービスにお願いすると決めたら、次はお支払いになります。
銀行振込やクレジットカード払いで支払いを済ませます。
あとは代行サービスが代りに退職の交渉をしてくれるのを待つだけ。
無事に退職が決まったら、代行サービスから連絡がきます。
その連絡を聞いて問題がなければ退職が完了となります。
③ バイトを退職する準備をする
退職の交渉は代行サービスに頼みました。
ただ退職の準備は、少しだけ本人が行う箇所があります。
例えば制服の返却ですね。
制服を洗濯してバイト先に郵送しましょう。
また今月分の給料の受け取りも確認する必要があります。
普段と違う日にちに振り込まれることもあるので、銀行の明細書を確認します。
- 無料相談をして見積もりを出してもらう
- 支払いをして交渉が終わるのを待つ
- 制服の返却など退職の準備をする
大学生でもバイトを辞めるとき退職代行サービスは使える
退職代行サービスは派遣や正社員だけしか使えないわけではありません。
バイトにも対応している代行サービスはあります。
使うメリットは即日退職ができたり、有給交渉なども行ってくれること。
デメリットとしては費用がかかることでしょう。
なので自力で伝えることができるなら、伝えた方がいいです。
ただ『言い出せない』とか『承諾してくれない』と困っている場合は話は別。
自分だけで辞められないときは、退職代行サービスを検討しましょう。