固定シフトのバイトは、確かに休みにくい面があります。
あらかじめ出勤する曜日や時間帯が決まっているので、急な変更は難しい。
周りのスタッフもシフト変更できない人が多いので、気軽に休めないかもしれません。
今回はそんな『固定シフトとバイト休暇』について解説していきます。
事前に休みたい時期がわかっているときは、できるだけ早く報告すること。
そしてお互いに助け合える関係性を作っておくことで、休暇も取りやすくなりますよ。
バイトの固定シフトとは?休みにくいというデメリット
まず固定シフトとは、どのような特徴があるのでしょうか。
メリットとデメリットを把握すれば、今後に辞めるか続けるかの判断もしやすくなります。
休暇の取り方についても、人によってメリット・デメリットの捉え方が変わりますよ。
① バイトの固定シフトとは?
もともとアルバイトをするときは、3つのシフトの決め方があります。
1つ目はシフト申告制。
2週間ごとだったり、1ヶ月おきに希望するシフトを提出するというスタイル。
一般的なアルバイトは基本的にこのシフト申告制が多いですね。
もちろん自分の希望が全て通るわけではありません。
他のスタッフと協力し合って、お店のシフト数を埋めていくことになります。
そして2つ目が固定シフト制。
固定シフト制とは、働く時間や曜日が固定されている働き方です。
面接後などにシフトが決まったら、基本的に同じ曜日、時間帯で働きます。
シフト希望も半年~1年スパンが多いので、毎月のように提出する必要もありません。
3つ目は完全シフト制。
これは雇い主が事前に決めた働き方から、好きなものを選ぶという方針になります。
早番や遅番の交代制などで、働く職場で採用される働き方ですね。
病院や介護などで採用され、柔軟に働く必要があります。
学生のバイトとしては不向きな面があるでしょう。
② 固定シフトのバイトを選ぶメリットとは?
固定シフトの方が働きやすいと感じることは多いです。
例えば事前に予定が組みやすいこと。
出勤曜日や時間帯が固定されているので、その日以外に休みを取りやすいんですね。
プライベートの遊びや予定を詰めれば、規則正しい生活を送ることができます。
さらに1ヶ月で働く時間も固定されやすい。
つまりバイト代が安定するので、計算しやすくなるというメリットもあります。
こういった特徴はフリーター・学生・主婦の誰もがメリットと感じるもの。
③ 固定シフトのデメリットは融通が利かずに遊べない
一方で固定シフトの職場ならではの働きづらさもあります。
それが急な休みを申請しにくいこと。
急に予定が入ったり、体調を崩したらお休みを取りたいですよね。
でも固定シフトだと、他のスタッフさんもその日は予定を入れていることが多い。
つまり代わりに働く人が見つからず、休みを取りにくいという状況になりやすいんです。
夏休みやテスト期間など、事前に休みたい時期がハッキリしているときは何とかなる可能性が高い。
ただ急な休みとなると、シフト調整がしにくいのが決定的なデメリットとなります。
何度も急に休んでいるとバイト仲間の負担も大きくなり反感を買うかも。
直前に遊びに誘われたら、断らないといけないケースも増えてきます。
プライベートを最優先したいなら、固定シフトが向いていないんですね。
- 申告制・固定・完全シフトの3つがある
- 固定シフトは事前の予定が組みやすい
- 毎月のバイト代も一定額を確保できる
- ただ急な休みを取りにくいのがデメリット
固定シフトのバイトでの休み希望は通る?
固定シフトのバイトをしているとき、どのように休みを伝えればいいのでしょうか。
休み希望を伝えるときは、主に2つのパターンに分かれます。
それが事前申請か直前申請か。
それぞれの伝え方や、普段からできる休暇を取りやすい空気感作りを見ていきましょう。
① 大学生のテスト期間や夏休み(お盆)など事前の休みは早く伝える
休み希望といっても事前にわかっている場合がありますよね。
大学生であればテスト期間はシフトを減らすなど。
フリーターであれば、年末年始は実家に帰省することもあるでしょう。
このように事前に休む時期が決まっているときは、早めに報告するのが理想です。
早く伝えるほど店長などがシフト調整をしやすいからですね。
事前に伝えれば、バイト仲間もあなたの代わりに出勤しやすいはず。
できれば面接や採用時に、休みたい時期を伝えておくのがいいでしょう。
採用後であれば休む時期がわかった段階で伝えます。
早く伝えれば伝えるほど、その時期のお休みが取りやすくなりますよ。
② 急な体調不良など当日欠勤することも可能
サボりや遊びではなく、体調不良などで働けない場合はあります。
長期バイトであれば、体調不良で働けなくなるリスクは誰にだってあるもの。
だから固定シフトといっても、やむを得ない理由であれば急な休みも可能です。
ここで注意したいのは、急な休みを増やさないこと。
体調不良で休む頻度が増えたり、嘘をついて遊びに行くなどは避けましょう。
固定シフトの職場で、急なお休みをもらうとバイト先から不満の声が出てきます。
働きづらくなったり、どんどん休みを取りにくくなるので注意した方が良いですね。
プライベートの予定などであればバイトを優先した方がいいです。
普段から友達に『◯曜日はバイトだから無理』と伝えておけば大丈夫。
できるだけ直前に休む回数を減らすことが、職場での働きやすさに繋がりますよ。
③ バイトの休み希望が通りやすい働き方もある
普段の働き方を少し意識するだけで、休みを取りやすくなることもあります。
絶対に守りたいのは真面目に働くこと。
当たり前ですが、ルールを守らないような働き方はしないことです。
- 挨拶をする
- 遅刻はしない
- ミスをしたら謝る
- 無断欠勤をしない
- 社員に反論しない
- あたえられた業務をこなす
真面目に働いていれば、信頼が貯まっていきます。
すると急に”休みが欲しい”と言っても、『あの子のことだから事情があるのだろう』と理解してもらいやすいですよ。
そしてスタッフ同士で行っていたいのが助け合いです。
日頃から誰かがシフトで困っていたら、代わりに出勤して働いてあげること。
そうすれば、あなたが困っているときに周りが自然と助けてくれるようになります。
- 事前にわかっている場合は早く伝える
- 直前であれば体調不良などやむを得ない場合のみ
- 日頃から真面目に働き助け合って働くのが大事
バイトの固定シフトで休めないときはどうすればいい?
- 店長に休み希望を断られた
- でもどうしてもお休みが欲しい
そんなときはどのような選択肢があるのでしょうか?
① 自分でバイトの代わりを探す!曜日変更なら交渉しやすい
自分の代わりに出勤してくれる人を探してみましょう。
誰かが代りの人が見つかったら、店長も納得してくれるはずです。
LINEなどで個別に聞いてみるのが良いですね。
理想は過去にあなたがシフトを助けてあげた人。
“貸し”があるので、あなたの要望を受け入れてくれる可能性が高いです。
もしくはシフト交換を提案するという方法があります。
例えば『代わりに働いてほしい』ではなく、『あなたの休みたい曜日と交換しない?』と提案する。
これなら出勤数自体は変わらないので、相手も了承しやすいです。
あなたもバイト時間が減らないので、バイト代も先月と同じになるのでメリットがありますよね。
② 定期的にバイトを休みたいなら固定シフトを減らす
今後もバイトを急に休みたい時期があるなら、固定シフト自体を減らすことをオススメします。
固定シフトと言っても、半年や1年スパンでシフト希望は出しますよね。
なので今後のことを考えて『最低限の出勤数』にしておく。
こうすればプライベートを優先しやすいし、忙しい時期も乗り越えられます。
『出勤数を減らしたらバイト代が減る』
そんなときはバイトの掛け持ちをしましょう。
例えば1日だけ働く単発バイトや、在宅ワークに取り組む。
こうすればバイト代は今までと変わらず、働く曜日を調節しやすくなりますよ。
希望するバイト代を固定シフトだけで稼ごうとすると無理が出るもの。
融通が利くバイトと掛け持ちすれば、自由度が高まりますね。
③ 固定シフトを辞めて自由に働けるバイトにする
シフト調整以外に不満があるなら、固定シフトのバイト自体を辞めるという選択肢もあります。
もっとプライベートや学業を優先しながら働きたいなら、固定シフトは向きません。
シフト自由のバイトだったり、ウーバーイーツなどのフードデリバリーはどうでしょうか。
それなら働きたい曜日や時間帯だけ働くことができます。
学業で成績が下がっているなら、土日だけ働くという方法もあり。
土日だけなら就職活動などとも並行してアルバイトを続けられますよ。
- 自分で代わりのスタッフを探す
- 次回の新生児に最小限のシフトに変更する(暇な時期は掛け持ちを検討)
- 今のバイト先を辞めて働きやすい職場に変える
固定シフトだと気軽にバイトを休めない!休み希望は”早さ”が命
固定シフトだとバイトを気軽に休めないことがあります。
事前に出勤する曜日や時間帯が決まっているので、代わりの人を探しにくいから。
だからもし事前に休みたい時期が決まっているなら、早めに相談しておきましょう。
そして日頃から誰かがシフトに困っていたら代わりに出勤してあげること。
助け合いの関係性を作っておけば、あなたが困っているときも誰かがシフトを代わってくれる可能性が高くなります。
もし固定シフト自体が合わないと感じたら、他のバイトを検討しましょう。
誰にだってバイトには向き不向きがあります。
早めに辞めて、もっと自由度が高い働き方ができるアルバイトを選んだ方がいいですよ。