バイトを辞めると伝えるとき、メールやLINEを使うのは有効です。
店長に相談するアポを取るときなどは、メールやLINEの方が効率的。
ただメールだけで退職したいと伝えたり、最後の挨拶を勝手に済ませるのはマナー違反です。
- バイトを辞めるときのメール術
- LINEやグループLINEの使い時
- マナー違反となる使い方
バイトを気持ちよく辞めるためにも、例文などを参考にして文章を考えて行きましょう。
店長やバイト仲間にも気持ちは伝わり、お互いにスッキリした気持ちで退職できますよ。
バイトを辞めるときのメール・Line講座!店長へのアポを取る例文
まずバイトを辞めたいとき、どのようにメールを使えばいいか。
使い方や例文を見ていきますね。
① バイトを辞めるときはメールやLINEで事前アポを取る!
基本的には退職したいと伝えるときは、直接店長と会って伝えるのがマナーです。
ただメールを効果的に使う方法があるんですね。
それが相談のアポ取り。
特に店長とシフトが合わずに、相談する時間が取りづらいときにメールは使えます。
事前に退職の相談をしたいと伝えれば、店長も時間を作ってくれるはず。
「なかなか切り出せない」と悩んでいるときも、事前にメールでアポを取れば伝えやすくなりますよ。
② バイトを辞めると伝えるときのメール・Lineの例文
実際にメールで文章を作るときも、難しく考える必要はありません。
長くなりすぎず、はっきりと結論を述べれば大丈夫。
件名:退職のご相談
(店長の名前)店長
お疲れ様です。
アルバイトの(あなたの名前)です。
突然で申し訳ありませんが、○月末でアルバイトを退職したいと考えています。
詳しくは次回の出勤でお話しさせていただきたいのですが、
大事なことですので、まずはメールにてご連絡させていただきました。
次回の出勤は◯月◯日の◯時なのですが
退職の相談について、お時間を取っていただくことは可能でしょうか?
(あなたの名前)
【件名】 退職のご相談
(店長の名前)店長
お疲れ様です。
アルバイトの(あなたの名前)です。
自分の都合で恐縮ですが、○月末で退職させて頂きたいと思っています。
詳細は次回のシフトの際に相談したいのですが
お時間を頂くことは可能でしょうか?
お忙しい中すいません。何卒よろしくお願いします。
(あなたの名前)
伝える内容は2つ。
まず1つ目はしっかりと退職したいという意志を伝えること。
そして2つ目は直接会って話をする時間を取れないか聞くこと。
店長とシフトが合わないときは、このようにメールでアポを取りましょう。
③ 体調不良など直接会って話せない場合はメールのみで可
アポではなく、メールや電話で退職の意志を伝えないといけない状況もあります。
例えば体調不良や怪我などで出勤ができない場合ですね。
こういった状況だと、メールやLINEのみで退職の意志を伝えなければいけません。
そして制服を洗濯し、職場に送るなどして退職の準備を済ませます。
健康上で出勤できないとき以外は、直接会って店長に伝えるのが誠意が伝わりますよ。
④ バイトを辞めるとメールで伝えた後は理由を用意する【卒業や就職がベスト】
メールで退職の意向を伝えたあと、出勤までに準備したいことがあります。
それがアルバイトを辞める理由について。
辞める理由がハッキリしていないと、店長から説得される可能性もあるんですね。
ただ『飽きた』とか『時給が低い』といった理由だと、相手を嫌な気分にさせてしまいます。
そこでポイントになってくるのが、『相手が納得しやすい理由』を作れるか。
例えば学校を卒業するタイミングは、辞めやすい理由になります。
引っ越しや就職も物理的にバイトができなくなるので、雇い主も受け入れてくれるでしょう。
ただ『シフトが多い』とか『夜遅くまで働く』といった理由は危険。
これはお店側が調整しだいで解決できる理由になるので、伝えるのは辞めた方が良いです。
- 学業との両立ができなくなった
- 資格の勉強を始める
- 就職活動をする
⑤ アポ取りのメールやLINEが無視されたら電話や出勤時に確認
メールやLINEのメリットは、事前にアポを取れることでした。
ただメールやLINEのデメリットは、無視される可能性があることです。
例えば忙しいときにメールを見逃してしまった。
またメールは確認したけどバタバタしていて忘れてしまったなどですね。
こういったスルーされた場合は、確認の連絡が必要になります。
電話をするか、出勤時に『メールを見ていただけましたか?』と確認しましょう。
- メールやLINEは相談のアポ取りに使う
- 内容は『退職の意志』と『アポ』を明記
- 体調不良など出勤できないときはメールのみでOK
- 次回の出勤までに相手が納得する理由を用意する
- メールを無視されたら電話や出勤時に確認する
バイトを辞める挨拶もメール・LINEでできる?バイト仲間への例文
メールやLINEはアポを取る以外にも使い方があります。
それがバイト仲間への連絡。
職場の人達に辞めると伝えるときは、メールやグループLINEを使いましょう。
① 職場で会えないバイト仲間にはグループLINEで辞めると伝える
店長には直接会って、退職の意向を伝えた方が良いです。
ただバイト仲間にも一人ひとり会って話すのは大変ですよね。
そこで活用できるのがグループLINEになります。
退職が決まったときに、これまでお世話になった人たちに挨拶と連絡をしましょう。
お疲れ様です。
(あなたの名前)です。
突然の報告になりますが、一身上の都合により○月末で退職することになりました。
LINEでの連絡となり、申し訳ありません。
退職日まではこれまでどおり働かせていただきますので、よろしくお願いいたします。
(あなたの名前)
特別に仲が良いバイト仲間や、お世話になった先輩には個別にLineを送ります。
出勤時にシフトが重なった人にも挨拶をして、退職することを伝えると良いですよ。
② 最終日が終わったらグループLINEで感謝とお礼を伝える
退職することを伝えたあとは、最終日の挨拶もグループLINEで行えます。
最終日はシフトが重なった同僚には直接、挨拶することになるでしょう。
ただ会えなかった人向けに、グループLineがあればメッセージを送れます。
お疲れ様です。
(あなたの名前)です。
本日をもちましてアルバイトを退職することとなりました。
こちらでアルバイトを始めてから丁寧に仕事を教えていただき、ありがとうございました。
辞めるのは寂しいですが、こちらで得た経験を今後も活かしていきたいと思っています。
これまで本当にありがとうございました。
(あなたの名前)
③ バイトを辞めた後はグループLINEも退会した方が良い?
バイトを辞めたあとは、グループLineをどうすればいいのでしょうか。
その後もバイト間のシフト交換などの連絡は続きます。
なのであなたにとっては、不要な連絡を通知で知ることになりますよね。
もし個別でもLINEで繋がっているなら、グループLINEは退会しても支障はありません。
お疲れ様です。
(あなたの名前)です。
○年○月〇日をもって、アルバイトを退職しました。
なのでこちらのLINEグループも退会させていただきます。
短い間でしたが、皆様にはとても良くしていただききました。
◯年間の間、本当にありがとうございました。
(あなたの名前)
- バイト仲間への退職の意向を伝えるときに使う
- シフトで会えなかった人への最後の挨拶にも使える
- 退職後はグループLINEを退会しても構わない
バイトを辞めるときのメールやLINEでNGな行為とは?
最後はメールやLINEでやってはいけないことをお話しします。
マナー違反となるので避けましょう。
① 高校生に多い?メールだけでバイトを辞めるのは非常識
- 店長に辞めると言いづらい
- もう二度と出勤すらしたくない
このように考えるとやってしまいがちなのが、メールだけで退職しようという行為。
ですがメールだけで辞めようとするのはマナー違反です。
もちろん怪我や病気などで動けない状態であるなら仕方ありません。
ただそれ以外の理由では、店長に直接会って辞めると伝えましょう。
メールで事前に退職の意向と伝えれば、バイト当日も話を切り出しやすいです。
参考⇒バイトを辞めるって言いづらい!言えない状態の抜け出し方
② メールで一方的に”今日で辞めます”もダメ!今日限りで辞めるには条件がある
メールで即日に辞めようとするのも無謀です。
基本的にアルバイトは辞める1~2カ月前に店長に伝えるのが理想。
法律上でも最低2週間ほどは期間が必要となっています。
なのでメールだけで、今日限りでバイトを辞めようとするのは避けましょう。
もし即日に辞めたいなら、店長に同意を得るのが条件となります。
なぜならアルバイトは正社員とは違い、お互いの同意があれば即日退職ができるから。
その場合も本気度などを伝える必要があるので、メールやLINEだけでは不十分です。
無断欠勤や無断退職もご法度。
最悪の場合は損害賠償など法的措置をとられるリスクもあるので、バックレは絶対にダメです。
- メールだけで辞めようとする
- 今日限りで辞めようとする
- メールで伝えてバックレする
バイトを辞めるときはメールやLINEも活用!アポ取りに最適
バイトを辞めると伝えるときは、店長に直接会って伝えるのが基本です。
ただシフトが合わずに会えないときなどは、メールやLINEを使ったアポ取りがおすすめ。
事前に退職の意向を伝えれば、店長も会ったり電話する時間を作ってくれるでしょう。
バイト仲間にも直接会えない人には、グループLINEを使った報告ができます。
メールやLINEだけで辞めようとするのはダメ。
ただアポ取りや同僚への報告の際にはメールやLINEは活躍しますよ。