接客が必要なレジよりも、品出しの方が向いるかも
スーパーで品出しのアルバイトをしている大学生を見て、私はそう思いました。
その後、スーパーの求人に応募して無事に採用されることに。
大学生活の4年間、品出しバイトを続けたんです。
今回はそんな私が体験談を踏まえて 、『品出しバイトのきついところとメリット』をお話しします。
品出しバイトって部門ごとにルールや仕事内容が変わったりしますが、共通する5つのきついことがあります。
募集要項だけ読んでもわからない仕事内容や、経験者しかわからない職場環境についてぶっちゃけますね。
スーパーの品出しバイトできつい5つの瞬間!体験談を語る
ではさっそく品出しバイトのきついことを、順番にお話しします。
品出しバイトの仕事自体は、めちゃくちゃシンプルです。
- 陳列で足りないものをメモ
- メモしたものを在庫からカートに乗せる
- 店頭に並べる
基本的な仕事はこれだけ。
仕事自体は簡単なので、よく募集要項でも”高校生も可”とか書いてますよね。
またこれ以外にも、品出しバイトが任される仕事があります。
お店や働く時間帯によって多少は変わりますが、品出し以外で任される仕事がこちら↓
- 賞味期限が近い商品に割引シールをはる
- 商品の破損や劣化などの検品
- お客さんに商品の場所を聞かれたら誘導
- 明日のチラシに合わせて商品の棚を入れ替える
- レジも兼任するお店もある
さらにお店が広いと、品出しバイトの中でも部門によって振り分けられたりします。
ちなみに私は、青果食品と加工食品を兼任していました。
- 青果食品…野菜(カット野菜含む)や果物
- 日配食品…豆腐・卵・牛乳など乳製品・パン・冷凍食品
- 加工食品…カップラーメン・ドレッシング・お菓子
- 惣菜食品…お弁当・お惣菜
このように品出しバイトといっても、部門によってお店によって仕事内容は微妙に違います。
ただきついと感じる瞬間は次の5つが共通していますね。
きつい瞬間① 立ち仕事の単純作業で飽きる!つまらないと感じることが多い
品出しバイトをしていて私自身も感じたし、周りのバイト仲間も言っていたのが『飽きる』こと。
先ほど言ったように仕事内容がシンプルなので、すぐ覚えられるのはメリット。
ですが飽きやすいという面もあります。
なので私はよく仕事中に、脳内ゲームをしていましたね。
例えば”キャベツを日本一キレイに陳列する選手権”を脳内で開催(笑)
あとはジャガイモを積み上げるタイムを自己更新していくゲームとか。
意外とゲーム形式にすると、仕事も早くできて空き時間も増えます。
ダラダラしてるとつまらないので、自分で工夫して取り組んでいました。
詳しくはこちら⇒品出しバイトのコツ!バイト中の時短テク
きつい瞬間② 品出しは手が痛い!爪割れや手荒れを防ぐ手袋(軍手)とカッターは必需品
品出しバイトで地味にきついのが、指先がカサカサになること。
ダンボールを開けたり潰したりする頻度が多いので、指先の脂がなくなるんです。
その結果、手荒れをしたり指が切れて血が出ることもありました。
なので品出しバイトには、軍手とカッターは必需品。
軍手で指先を守り、カッターで手を使わずにダンボールを開ける。
これだけで指先のヒリヒリを防ぐことができます。
きつい瞬間③ 冷房で寒い!ヒートテックや靴下は準備する
これも地味な話ですが、寒さを感じやすいのもデメリットです。
品出しバイトはクーラーが効いた店頭や、在庫が置いてある冷蔵庫にいることがほとんど。
なので寒さ対策を怠ると、ブルブル震えながら働くことになります。
真冬は普段から着てるヒートテックが暖かいのでマシ。
秋とか春先の方が、寒さを感じやすかったですね。
寒がりならロッカーにバイト用のヒートテックを用意した方が無難です。
きつい瞬間④ 青果部門など重い商品は手首や腰にくる!腱鞘炎やぎっくり腰に注意
品出しバイトで派遣された部門によっては、重いものを運ぶケースも増えてきます。
例えば私が担当していた野菜部門では、ジャガイモ20kgのダンボールを運ぶ仕事もありました。
重さ自体は『少し重い』くらいの感覚。
カートで移動するので、そこまで重労働ではありません。
私の部門にも女子大生が3人いましたが、何の問題もなく働けていました。
先輩の女の子は、「タダで痩せる。しかも給料も入る」と言っていましたしね(笑)
詳しくはこちら⇒スーパーの品出しバイトって女性でもできる?
ただ年配の方だとキツイと感じるかもしれません。
重い荷物を持つのは運動不足の解消にはなりますが、体が弱い人には向かないでしょう。
きつい瞬間⑤ 品出しバイトを体験して1番キツかったのが検便
最後はオマケというか、私個人がキツイと感じた瞬間。
それが定期的に訪れる検便でした。
トイレで大便をした後に、綿棒のような容器を使って便を付着させるという作業。
少し潔癖症気味の私にとっては、最初の検便はめちゃくちゃ抵抗がありましたね。
周りの人は全然大丈夫そうでしたが、私のように潔癖気味ならキツイと感じるかもしれません。
スーパーの品出しバイトで働くメリット5選!記憶力はメモで代用【体験談】
- 単純作業で飽きやすい
- 手や指がカサカサになって荒れる
- 冷凍庫や店頭で体が冷える
- 重い荷物で手首や腰にくる
- 検便(個人的に)
これが4年経験した私が、品出しバイトをしてキツイと感じた瞬間です
でも逆に品出しバイトのメリットもあります。
このメリットに魅力を感じたら、品出しバイトを前向きに検討する価値がありますよ。
① 品出しバイトは記憶力がいらない!慣れるまでが早い!
私は掛け持ちで飲食店の接客バイトをしたいのですが、覚えることだらけで苦労しました。
メニュー名、値段、それぞれのメニューの特徴、今日の気まぐれサラダの内容etc
接客を一人前にするまでに頭に入れないといけないことが多くて、仕事以外の時間も使って覚えていたんです。
でも品出しバイトは、そんな必要がありませんでした。
足りない品をメモする→冷凍庫からメモした商品を出す→店頭に並べる
これが基本的な仕事なので、覚えておくべきことってほぼないんですよね。
仕事を教わったその日から戦力になれるので、周りに気を遣うこともありません。
バイト初日から、周りを見ながら何となく働けるのは魅力です。私のように記憶力がないタイプなら特に。
② 品出しバイト中は接客なし!人と話さずに働けた
接客バイトだと、嫌な客に当たったりクレーム処理をする必要がありました。
でも品出しバイトだと、ほぼ接客することはありませんでしたね。
たまに『〇〇ってどこにありますか?』とお客さんに聞かれるくらい。
知っていれば誘導すればいいし、知らないなら社員さんに引き渡せば問題ナシ。
接客のストレスが0なのは人見知りだと助かりますね。
③ バイト中の服装や髪型に気を遣わなくていい!制服・帽子で隠せる
あと一般的な接客バイトと違うのが、見た目に気を遣わなくてよかったこと。
制服に着替えるので、どんな私服で職場にいってもOK。
私の店では衛生上、帽子が義務付けられているので髪型も問われませんでした。
接客のバイトだと最低限の身だしなみは問われます。
でも品出しバイトだと、そこまで気にする必要はありませんでした。
④ 平日の雨の日は陳列しないので暇で楽すぎ!罪悪感すらあった(笑)
毎日、同じ数のお客さんが買い物をするわけではありません。
とくに『セールがない×雨×平日』の日は、めちゃくちゃヒマでしたね。
品出しバイトは棚に陳列された商品が無くなって、初めて仕事が生まれます。
だからお客さんがこないと品切れの心配もないので、やる仕事がないんです。
個人でやってる飲食店なら、『今日は早めに上がっていいよ』というケースもあります。
ただスーパーなどでは閉店時間が決まってるので、そのまま何もしない時間が流れていきます。
あまりにも暇だと罪悪感もありましたね。謎に丁寧に掃除してました。(笑)
⑤ 筋トレ感覚で消費カロリーを高めればタダで運動して痩せる
最後のメリットは私個人のもの。
『最近、運動したないなぁ』と思ったり太ったときに、野菜や果物が入った重いダンボールを率先して運んでました。
これだけで筋トレになり、消費カロリーを増やすことができます。
感覚としてはバイト代をもらいながら筋トレしてる感じ。
お金を払ってジムにいくよりも、品出しバイトでダイエットしながら働いた方が一石二鳥ですよね。
重い食品を扱うのは年配の人にはキツイかもしれません。
ただ若い世代にとっては良い運動になること間違いナシです。
【結論】スーパーの品出しバイトはきついけどメリットも隠されている
今日は品出しバイトのキツイ瞬間とメリットについてお話ししました。
もし『私でもできそう』と感じたら、前向きに検討しましょう。
私は大学生活の4年間ずっと品出しバイトをしましたが、その4年間で途中でやめた学生は0でした。
全員が大学や専門学校を卒業するタイミングまで働いていたんです。
要はそれくらい長く働きやすい仕事だということ。
デメリットよりメリットに魅力を感じたら、ぜひ求人サイトで募集がないか確認しませんか?
特にコツコツ作業することが好きだったり接客にストレスを感じる人は向いてると思いますよ。
■ 品出しバイトのキツイ瞬間
- 単純作業でつまらない
- 手や指が荒れやすい
- 寒がりだと冷凍庫や店頭で体が冷える
- 重い荷物は腱鞘炎や腰痛になるかも
- 検便が嫌(個人的に)
■ 品出しバイトのメリット
- 仕事をすぐ覚えられる
- 接客するストレスが0
- 身だしなみに気を遣わなくていい
- 平日の雨が降った日は何もすることがない
- 筋トレ感覚で痩せたり体力がつく
■ 結論 品出しバイトが向いてる人
- コツコツ作業するのが好き
- 接客をしたくない
- 運動不足を解消したい
■ 向いていない人
- 人と関わるのが好き
- 常に仕事では新しい刺激が欲しい
- すでに”ぎっくり腰”や腰痛持ち