- バイト先で同じミスばかりして恥ずかしい…
- 失敗ばかりで先輩や社員さんに申し訳ない
- ミスを減らして”仕事ができる自分”に生まれ変わりたい
あれだけ「次からは注意して」と何度も言われたのにまた同じミス。
やらかした自分の失敗のせいで、周り人の仕事が増えて罪悪感にも悩まされる。
こんな失敗ばかりの日が続くと、職場でも肩身が狭い思いをしてしまいますよね?
でも「二度と失敗しないようにしよう」と思うほどビクビクしてしまい、また似たようなミスをしてしまう。
今回はそんな『ミスの悪循環』を断ち切る方法を考えていきましょう。
私もデキが悪い部類に入る学生でしたが、飲食店で何とか4年ほどアルバイトを続けることができました。
そのときの経験から、あなたに役立つノウハウをお話ししますね。
バイトでミスばかり!職場で失敗ばかりの自分を嫌いにならない方法
失敗が続くと周囲の目も気になるし、テンションも下がってしまいます。
そんなときは次の2つのステップを意識しましょう。
それがミスの伝え方、そしてミスから距離を取る方法です。
あなたの精神的な負担が軽くなるミスへの対処法を確認していきますね。
① バイトでのミスはすぐ謝る!怒られる謝り方&許してもらえる謝罪
ミスをしたらなるべく早く社員さんに伝えるのが理想です。
できれば優しい先輩や許してくれる社員さんに伝えましょう。
その優しい先輩にフォローしてもらい、事態が収まったらそれで終わり。
これから怒りっぽい人の耳に入ること自体ない可能性もありますよね?
卑怯だと思うかもしれませんが、わざわざ顔を真っ赤にして怒る人に伝える必要はありません。
立場が同じで怖い人と優しい人の2人がいたら、迷わず優しい先輩に先に伝えます。
そして謝るときのコツは正直に言うこと。
「どんな状況でどんなミスをしたか」を正直に言って謝罪をします。
その後に「今、困っていること。その解決法」も聞いて、自分で対応できそうなら対処します。
逆に怒られやすいミスの伝え方は避けましょう。
ありがちなのは言い訳が多くなることですね。
自分の責任ではなくお客さんが悪いように責任を押し付ける。
こんな伝え方をしたら、火に油を注ぐ可能性もあります。
それに翌日からのあなたの印象が悪くなるので避けましょう。
もちろん泣きながら失敗を何とかしてもらおうとするのもダメですね。
働いている時点でもう社会人です。子供じゃないんだから泣くのもNG。
【注意】バイト先の失敗を隠すのは危険!ミスがバレると信用を失う
失敗したときに、自分だけで何とかしたい気持ちはわかります。
自分だけで挽回できたら社員さんには”なかったこと”にできるし、怒られることもない。
ただ報告しないのはリスクも大きくなっちゃうんですよね。
もし自分だけで対応できず事態が大きくなれば、店長に報告したときには手遅れってことになりかねません。
「なんでもっと早く言わなかったんだ!」と怒られることにもなります。
さらに隠そうとしたことがバレると、職場の人からの評判も悪くなり陰口や悪口におびえないといけません。
そうして職場でドンドン気まずくなって行きたくない気持ちが大きくなる。
「つい一日だけ」と仮病で休んだら、次からもどんどん行きづらい。
…と悪い方に状況が進んでしまう可能性もあります。
ミスした直後は自分だけで対応したくなる気持ちはわかります。
ただ早く正直に先輩や社員さんに伝えた方が結果的に解決が早いです。
お店側からしても黙って勝手に何とかしようとするより、早くいってくれた方がフォローできますしね。
② バイト先での失敗を謝ったあとは出来事と心の距離を取る
ミスしたことへの最善の策は言葉にすると簡単です。
それは『次からどう対処して同じミスを繰り返さないかを考え実践すること』
ただこれができたら誰も悩まないし苦労しませんよね。
なぜミスに正しく対処するのが難しいのでしょうか?
それは失敗した出来事と心の距離が近いからです。
特にミスした直後だと「またやってしまった」「なんて自分はバカなんだ」と反射的に自分を責めてしまいがち。
自分の心と失敗したショックとの距離が近いと、冷静に経験を見ることができないんですね。
だからミスを報告して無事解決したあとは、失敗経験と心の距離を離すことを意識します。
→共感してくれると楽になる
→誰にでもあることだと安心できる
→泣いたり悔しがったり感情を水に流す
→眠れなくても体だけは休める
ミスした直後に原因や予防策を考えると、どうしてもネガティブになりがち。
仕事をバリバリこなす先輩と比べて卑屈になったり、要領が良い同期と比べて落ち込みやすいです。
参考⇒バイトなのにやる気でない!モチベーションUPで乗り切るコツ
だからまずは距離を取ること。
そうすると精神的に楽になり、ミスした自分も客観的に見れるようになります。
客観的に見れるようになると、次に考えるミスの予防策も思い付きやすいんですよね。
バイト先で失敗ばかりする自分を変える!同じミスばかりしない方法
- ミスをしたら先輩や社員さんに助けてもらう。
- その後はなるべく距離をとって失敗したことを考えないようにする
これだけで終わらせると、また時間がたってから同じミスをする可能性がありますよね?
それだといつまでたっても成長しません。
どうすれば同じミスを繰り返しにくくなるのか?
そのためには次の3ステップを実践すると効果的です。
紙を用意して5分ほど机に向かってみましょう。
① バイトでした失敗を紙に書く!レジの清算や注文ミスなど
紙にはまず失敗したことを書きます。
紙に書くこと【例】
- レジのおつりを間違えた
- オーダーを間違えた
- 足を滑らせて食器を割った
これだけでOKです。
かいたら次のステップに進みましょう。
②失敗した出来事に『なぜ?』を付け足す
次は先ほど紙に書いた出来事に『なぜ?』を付け足します。
結果にはすべて原因があるもの。
具体的になぜミスをしてしまったかを考えていきます。
さらに「なぜ」を繰り返して掘り下げると、根本的な原因が見つかりますよ。
「なぜ」を掘り下げる【例】
レジのおつりを間違えた
- 伝票に値段が書かれてなかった
- 各メニューの値段を覚えている前提で社員さんが書かなかった
注文を間違えた
- お客からの注文を受けたとき伝票を持っていなかった
- オーダーを聞きにホールに出たわけではなかったから
足を滑らせて食器を割った
- 雨で床が滑りやすかった
- 厨房に入るときの床のマットが役に立たない
ここで気をつけたいのは『ぼーっとしてた』とか『知らなかった』など、漠然とした原因をかかないこと。
こういうどうしようもない原因を書くと、予防策が浮かばないので注意。
③ 『次はどうすればいい?』を付け足しバイトに活かす
最後は『次はどうすればいい?』を付け足します。
予防策の候補がいくつか出たら、出来そうなモノに◎、難しそうなものに△を付けて優先順位をつけると頭がスッキリしますよ。
「どうすれば?」を書き足す【例】
レジのおつりを間違えた
- 社員さんに値段も書くように頼む(△)
- スマホでメニュー表の写真をとり印刷
値段がわからないときにその紙を見て確認する(◎) - 社員さんが聞く前に自分でオーダーを取りにいく(△)
注文を間違えた
- 予備のメモ帳をポケットに入れておく(◎)
- 事前にお客のところに確認しにいく(△)
足を滑らせて食器を割った
- モップでこまめに床を掃除する(△)
- 床のマットを新しい品に変えてもらう(△)
- 滑りにくいスリッパをAmazonで買って試す(◎)
コツとしては、最初は何でもいいからとにかく予防策をあげていくこと。
最後に有力な候補を選べばいいだけなので、数をあげることに意識します。
もし何も浮かばなかったら「○○さんだったらどうするか?」など違って視点で見てみましょう。
自分では思い浮かばなかった案もパッと浮かびやすくなりますよ。
それでもバイトで同じミスを繰り返すなら職場を変えるのもアリ
ミスに対処して予防策もしっかり考えて実践した。
それでも同じようなミスが続くときは、仕事内容があなたと合ってないかもしれません。
あなたに向いてるバイトを探したほうが、ストレスなく働ける可能性があります。
例えば飲食店で働いていて、レジやオーダー・調理補助などマルチタスクでミスが続く。
そんなときはシンプルな作業に集中できる仕事に変えると上手くいくことがあります。
また人間関係で嫌な思いをすることが多いなら、1人でできる仕事もオススメ。
お客と接する機会がないバイトならマイペースに働けますよね。
予防策を考えても、どうしても失敗が続く。
そんなときは思い切って、自分の能力を発揮しやすい仕事を探してみませんか?
実際にバイトを変えるかは置いても、いろんな仕事を見るだけでも世界が広がって気分転換になりますよ。
もし今のバイト先を辞めづらいなら、以下の記事も参考にしてください。
バイトのミスを許してもらえない?ペナルティがある職場は辞めよう
最後にミスに対して過剰な対応をされる場合も、バイトを変えた方が良いでしょう。
『クビにするぞ!』と言われ自腹で弁償させられたり、暴力を受けた場合ですね。
こんなときも今のバイトを辞めることをオススメします。
世の中には本当にいろんな仕事があります。
だからわざわざこんな職場を選ぶ理由なんてないと思いませんか?
辞めるというのは勇気がいるかもわかりません。
ただパワハラまがいな環境から抜け出すのは、明日のあなたのためでもあります。
今回はバイト先でミスが続く時の対処法をお話ししました。
もともと完璧な人なんてこの世にいません。
ミスを絶対にしない人もいないし、どんな仕事もそつなくこなせる人もいない。
だからミス自体があなたの価値を下げるということはありません。
大事なのは『次からどうすればいいか?』です。
それでも何度でもミスをしてしまったり上手く働けないなら、バイトを変えるのも全然アリ。
あなた自身に合った仕事を見つけて、あなたらしく働ける場所を探しませんか?
①ミスした直後の対応
- 優しい先輩や許してくれそうな社員さんに正直に伝える
- 客観的に見れるまで、失敗経験と自分との距離をとる
②ミスを減らすための対応
- 紙に失敗した経緯を書く
- 『なぜ失敗したか』の原因を付け足す
- 『どうすれば防げるか?』の予防策を付け足す