バイトの休みが欲しいのに希望が通らない
シフト申請が100%希望通りに行くことはないかもしれません。
でも明らかに希望日と出勤日が違っていれば、何か原因が隠されています。
今の職場で店長と交渉したり、スタッフ同士でシフト調整して協力し合う必要があります。
それでもずっと休暇の希望が通らないのであれば、もっと働きやすいバイトに変えるという選択肢も出てきます。
決断するのはまだ先としても、今のうちから準備して損はありません。
シフトが希望通りにならない原因と、自分でできる対処法を見ていきますね。
バイトの休みの希望が通らない原因
なぜバイトの休みを申請しているのに通らないのか。
よくある原因を5つ挙げてみます。
最近のバイト先への変化を思い出して、どの原因に当てはまるか見ていきましょう。
① 緊急でスタッフが辞めるとシフト調整が難しくなる
あなたのバイト先で誰かが急に辞めませんでしたか?
急に辞めると職場は混乱しがち。
新人を募集して育成する期間は、シフトが思い通りに行かないこともあります。
突然に1人抜けると、その分をみんなでフォローしないといけない。
この場合は新人が入ってくれるまで、みんなで協力し合う必要が出てきます。
店長にも落ち度はないし、時間が解決してくれる問題なので、深刻ではないですね。
ただ新人を募集する様子がなければ、店長に人手不足を伝える必要が出てきます。
② バイト仲間の事情が変わったらシフトも変わる
4月になって休みの希望が通らなくなった場合。
このときはほかのスタッフの事情が変わった可能性があります。
進学したり学年が変わると、出勤しやすい曜日や時間帯が変わりますよね。
あなたは以前と同じように働きたくても、他の従業員の事情が変わることはありえます。
そうすると働きたい曜日が重なったり、休みたい時間帯が重なることもある。
もしスタッフが店長に交渉したのなら、あなたの休みが通らない可能性が高くなります。
このときは、あなたも店長に交渉する必要が出てきますね。
授業や私用などで、どうしても出勤できないことをアピールしましょう。
③ 本社から通達があったら店長は従わないといけない
チェーン店であれば、会社全体の業績が影響してくる可能性はあります。
例えば経営不振で、従業員を減らさないといけなくなった場合。
こうなると希望より少ない出勤になることがあるんですね。
逆に本部の人が視察にきて、『お客が多いから人手も増やせ』と言われたらシフトが増えることもあります。
休みの希望が通らないときは、その店長だけの責任ではない可能性があるということ。
本部から何か言われてないか、先輩や社員さんに聞いてみるのも良いですね。
④ バイトの面接時で言っていたことと違うと休暇は通りづらい
バイト面接と言っていることがズレてきたら、休みが通りづらくなります。
例えば雇い主側が、『火曜に人手不足』となり新人を募集する。
そいて面接でも『火曜日は出勤してほしい』という話になり、応募者も『わかりました』と良い採用になる。
でも働き始めて『火曜日は休みが良いです』と意見が変わると、その意見は通らない可能性が高いです。
1年以上働くと進学で事情が変わるのは仕方ありません。
ただ採用されてすぐ面接時と違うことを主張すると、店長も困るはず。
⑤ バイト先での過去の言動に問題があった?
あまり考えたくはありませんが、職場で冷遇されている可能性もあります。
例えば過去に無断欠勤をしたら、職場に迷惑をかけたことになりますよね。
そうなると店長としては、他のスタッフのシフト希望を優先的に聞くことになります。
あなたの希望は後回しになり、結果的に休みたい日に休めなくなるんですね。
またバイトを休むときに嘘をついて、それがバレたときも同じ。
休みが通らないし、シフトも減らされた場合は、冷遇されている可能性が高いです。
バイト先で孤立していたり、人間関係で変わったことがないか思い出してみましょう。
- 誰かが緊急で退職した
- 他のスタッフと休みたい曜日が重なった
- 本部からの指示で人手を増やす必要があった
- 面接時と言ってることが全然違う
- 過去の言動で問題があったかも?
バイトの休みが取りづらい!希望日に休暇をもらう方法
この日だけはどうしても休みたい
そんなときの休暇の取り方を解説していきます。
主な方法は2つあります。
① 店長に交渉しないと伝わらない
休みが取りたい日があるときは、店長に伝えましょう。
シフトの希望日を紙に書いただけでは、本気度は伝わらないからです。
店長も悪気なく、その日を出勤にしている可能性があります。
まずは開店前や閉店後など、店長が忙しくなり時間帯に話しかけます。
ゆっくりと話を聞いてもらえる時間帯に、店長に相談してみましょう。
そしてどうしても休みたい日と、その理由も一緒に伝えます。
店長が『それなら仕方ないね』というような理由であるのが理想です。
もし拒否されたら、遅刻や早退などで対応できないかも伝えます。
このように説得というより相談というスタンスの方が、相手も聞く耳も持ってくれますよ。
② スタッフ同士でシフトを交換する
もし店長に断られても、まだ休める可能性はあります。
それがスタッフ同士でのシフトの交換です。
スタッフ同士で出勤日を交代すれば、店長も了承してくれるはず。
どうしても休みたい日に、代わりに出勤してくれるスタッフを探しましょう。
理想はあなたと同じくらい仕事ができる人です。
(入ったばかりの新人だと戦力にならないこともあるので)
代わってくれたスタッフには、今後困っていることがあれば積極的に助けてあげると良いですよ。
③ バイト先で休めないからと無断欠勤はしない
- 店長にシフト調整を断れらた
- スタッフにもバイトを代わってもらえなかった
こんなときは仕方がありませんが、アルバイトに出勤するしかありません。
私用の予定をずらせないか検討しましょう。
逆にしてはいけないのが、無断欠勤になります。
無断欠勤をすれば、バイト先での信用度は一気に下がります。
職場で孤立したり、店長との関係性が悪くなるので辞めましょう。
無断欠勤をするのであれば、アルバイトを退職した方がいいですね。
- 店長に理由も伝えて相談する
- スタッフ同士でシフトを交換する
- 無断欠勤はしない
思い通りにバイトの休みの希望が通らないときの対応
- 特に予定があるわけではない
- でも自分の希望通りのシフトにならない
このように特定の休みたい日があるわけではないけど、モヤモヤするときの対応を見ていきます。
休みの希望が通らないときは、どうすればいいのでしょうか?
① 希望の出勤数を入れてもらえないときは掛け持ちをしよう
希望より多く休みを入れられるときは、アルバイトの掛け持ちを検討しましょう。
そうはいっても長期バイトを始めるのは大変です。
お互いのシフト調整が難しくなったり、体力的にきついと感じやすいので。
そこで検討したい掛け持ちバイトが短期バイトになります。
1日~数日で終わる短期バイトなら掛け持ちしても、負担は軽くて済みますよね。
とくに暇な日程にバイトを入れて、コスパよく稼ぐことができますよ。
② 休みが欲しいのにシフトを入れられるときは交渉しよう
逆に休みが欲しいのに、シフトに入れられるときは店長に交渉しましょう。
シフト表を提出しただけでは本気度が伝わりません。
なので『週3がいい』など希望する休みのペースを伝えます。
店長がそれを踏まえて、他のスタッフのシフトを増やすか、新人を募集してくれれば解決します。
交渉しても拒否されたり、問題が解決しないようなら最後の手段を検討しましょう。
③ 希望通りに休みがもらえないときはバイトを辞めよう
- お店側が働いて欲しい曜日や時間帯
- あなたが働きたい曜日や時間帯
このズレが解消されないようなら、アルバイトを辞めることも検討する必要があります。
特に店長など雇い主側が問題を解決するそぶりも見せないとき。
この場合は時間で解決できない問題なので、あなたが辞めることが現実的になります。
(“シフトが合わないから辞める”と言えば少しは希望通りになるかもしれませんし)
バイトを辞めるときは最短で2週間前に伝える必要があります。
ただ実際はシフトがあるので1ヶ月ほど余裕をもって伝えるのがマナー。
お互いの同意があれば即日退職も可能ですが、バイト仲間に迷惑がかかるので辞めた方がいいですね。
メールやLINEでアポをとってから退職の意向を伝えることもできますよ。
- シフトが少ない⇒短期バイトを掛け持ちする
- シフトが多い⇒店長に相談する
- それでも解決しないとき⇒バイトを辞める
バイトの休みがとりづらいときは職場から原因を探ろう
バイトをしていると休みの希望が必ず100%通るわけではないことはわかります。
でもだからといって、シフトを組むとき毎月のように希望通りにならないとモヤモヤしますよね。
自分を大切にされていない感覚にもなります。
そこでまずは考えられる原因を探っていきましょう。
店長の勘違いや、会社全体の業績の問題が関係しているかもしれません。
もし特定の日に休暇が欲しいなら、店長に直接相談しにいくのがベスト。
休みのペースが希望通りにならないときは、交渉して解決しないならバイトを辞めることも検討しましょう。
事前に伝えればプライベートの遊びでも、休暇をもらうことはできますよ。