バイト先で自分だけシフトカットされたらショックですよね。
店長から嫌われてるのかとか、戦力外通告なのかなど、モヤモヤします。
でも実はシフトを減らされるときは、さまざまな原因が考えられます。
そこで今から『シフトカットの原因と対策』について見ていきましょう。
自分の頭の中だけで悩んでいても、シフトカットの問題は解決しません。
店長に交渉したり、別のアルバイトを検討するなどして解決策が見えてきますよ。
シフトカットされたのが自分だけ?能力不足など考えられる要因
職場で自分だけシフトカットされたら、まず原因を絞っていきましょう。
よくあるケースとしては、以下の7つの状況が挙げられます。
あなたはどのパターンに当てはまりそうですか?
① 新人なら能力不足?繁盛期は仕事ができない
あなたがバイト先で働き始めたばかりであれば、シフトが増えない時期があります。
特に仕事を覚えていなくて、一人前に働けない時期ですね。
こういった時期は仕事をするよりも、誰かに教えてもらう時間の方が長い。
そうなると先輩や社員さんたちの仕事量も増えて忙しくなります。
なので繁盛期になったり、土日などお客さんが多い曜日は新人はシフトから外れやすいんですね。
もし新人でまだバイトを教えてもらっている段階であれば、戦力不足が原因。
まずは一人前の戦力になるよう努力してから、シフトの交渉をしましょう。
② バイト先のスタッフが一時的に多くなった?
あなたとは別で誰かが新人は入ってきませんでしたか?
もしスタッフが以前より増えたのなら、その分だけシフトが減ることがあります。
これは先輩がバイトを卒業する直前などに、よくあるケースですね。
仕事を引き継ぐ期間が必要なので、一時的に職場にスタッフが増える。
あなたが普段から他のスタッフよりシフトに入っていたのなら、そこを調整されたかもしれません。
これは先輩のアルバイトが卒業したら、解決される問題です。
なのであまりシフトカットされても気にする必要はないんですね。
③ オープニングが終わるなど閑散期でお客が減った
最近、バイト先で暇だなと感じる時間が増えたりしていませんか?
そんな閑散期に入ると、職場全体の仕事量が減ります。
つまり少人数のスタッフで働けるようになるので、シフトが減らされることに繋がるんですね。
オープニングスタッフとして雇われたのなら、オープン直後の混雑が解消されるとシフトが減る傾向にあります。
さらにお客が減ると収入が減るので、人員削減でスタッフを減らす場合もあるでしょう。
お客さんが少なくなったという実感がある場合は、人員削減が原因の可能性が高いです。
これはあなた一人の努力で解決することは難しい。
なので掛け持ちバイトを検討するなどして、アルバイト代をさらに稼ぐ方法を考えましょう。
④ 本店の業績が悪くなると店舗で人員削減される
店舗は問題なくても、会社全体で業績不振の場合も人員削減されます。
店長も本部から指示があれば従うしかありません。
少ないスタッフで今までの仕事量をこなさなければいけなくなるんですね。
普段からあなたの出勤数が多かったら、そこを削られます。
(他のスタッフと比較して同じくらいの出勤数にするので)
とくに最近はコロナにより、人員削減する店舗は増えてきています。
会社全体の問題なので、これもあなた一人で解決することはできません。
一時的にバイトを掛け持ちしたり、在宅ワークなどマイペースに取り組める仕事を検討しましょう。
⑤ 過去に無断欠勤など勤務態度に問題があった
もし過去に問題行動をした場合は、ペナルティを受けている可能性もあります。
職場に迷惑をかけたり、マナー違反をして注意されたことはありませんか?
- 無断欠勤をした
- 遅刻が多い
- 同じミスを何度も繰り返す
- お店に損害を出した
- お客からのクレームが多い
- スタッフ同士でもめた
- 店長の口喧嘩した
こういった勤務態度が改善されないと、その負担はそのまま他のスタッフに移ります。
なので店長としては、あなたのシフトを減らすという手段をとるしかありません。
対策としては心を入れ替えて、バイト先で真面目に働くようにすること。
もしくは別のバイトをして、新しい職場で同じミスをしないように心がけるかですね。
⑥ 店長からの嫌がらせ?本音はクビにしたい
以前から何となく店長と波長が合わない場合は、間接的な嫌がらせを受けているかもしれません。
先ほどのような状況ではないのに、自分だけシフトが極端に減っている場合は要注意。
店長から『辞めてくれ!気づいてくれ』という隠れたメッセージがあるかもしれません。
店長があなたにだけ接し方が違う場合は、この可能性が考えられます。
この場合は関係の修復よりも、割り切って新しいバイト先を探した方が良いでしょう。
辞めるときもスパッと辞められるので、気持ちを切り替えやすいですよ。
⑦ 他の従業員でシフト交渉があった
あなたが知らないだけで、他のスタッフがシフト交渉をした可能性もあります。
例えばバイト仲間の一人が金欠で、店長に『シフトを増やしてください』とお願いした。
こうなるとあなたのシフトが代わりに減ることも考えられますよね。
あなたの代わりにシフトが増えたスタッフがいないか確認してみましょう。
その人が店長に交渉したのなら、あなたも店長と交渉した方がいいです。
そうすれば『シフトを減らしたい人』の代わりに出勤して、あなたの出勤数を元に戻すこともできますよね。
- 新人など能力不足と判断された
- 職場のスタッフが一時的に多くなった
- 閑散期に入った
- 本部の業績が悪化している
- 勤務態度に問題があった
- 店長から嫌われている
- 他のスタッフがシフト交渉をした
バイトを減らされた!シフトカットされる人の取るべき行動
自分だけシフトカットされたら、どうすればいいのか?
まずは今のバイト先で元通りのシフトに増やせないか考えてみましょう。
それが無理だったら、他のバイトを検討するという流れになります。
① まずは店長から戦力だと認識されよう
大前提として店長から戦力だと認識される必要があります。
新人であれば仕事を覚えて、一人前に働けるようになったことをアピールすること。
過去に無断欠勤など態度に問題があったのなら、それを改善して真面目に働くこと。
戦力だと再評価されたら、またシフトが元通りに増える可能性が高いです。
新人であれば、とにかく仕事を反復して覚えていくと良いですよ。
お客さんからよく聞かれる質問などはメモしておくと効率的。
ただ仕事は合う・合わないという相性があるのも事実です。
数カ月ほど働いても仕事で同じミスがあるなら、その仕事が合わない可能性があります。
そのときはもっと覚えやすい仕事など、別のバイトも検討しましょう。
参考⇒バイトのシフトに入れてもらえないのは新人だから?辞めるかの基準
② シフトを減らされたときは文句より相談が良い
戦力であるなら、次は店長にシフトの交渉をします。
あなたが何を思っているかは、店長へ言葉にしなければ伝わりません。
店長はむしろ『シフトを減らして負担を軽くしてあげた』と思っているかも。
だからお互いの意見を出し合って、交渉する必要があるんですね。
気を付けたいのは、クレームのようにならないこと。
口喧嘩にならないように、”相談する”というスタンスをとった方がいいです。
×『なんでシフトを減らしたんですか?』
◎『もっと働きたいのですが可能ですか?』
交渉するときは、お店側のメリットに繋がるようにすると良いですよ。
例えば土日など繁盛する曜日に出勤できることをアピールする。
または別の仕事も覚えてスキルアップする意欲があることを伝えます。
自分の都合だけを言えば、なかなか交渉は前に進みません。
店長がどういわれたら納得しやすいか、相手の立場に立って考えてみましょう。
③ ほかの人のシフトを代わってあげる
- 店長に交渉したくない
- 店長と交渉したけど断られた
こんなときは他のスタッフに話を聞くという方法もあります。
例えばあなたとは逆で、シフトが多くて困っている人がいる場合。
そのときは、あなたが代わりにシフトに入ってあげることができますよね。
スタッフ同士でシフトの交渉が一致すれば、店長も受け入れてくれやすいです。
もちろん勤務態度に問題がないことが大前提ですが。
- まずは一人前の戦力になる
- 店長にシフト交渉する
- スタッフとシフトを代わってあげる
露骨に自分だけシフトカットが続いたらバイトを変えた方がいい
今の職場で一生懸命に働いているけど自分だけシフトが少ない
そんなときは今のバイト以外で稼ぐ場所を作ることも検討しましょう。
方法としては”①掛け持ち”・”②バイトを変える”の2つがあります。
① シフトカットされて生活できない!不足分を掛け持ちで補う
取り組みやすいのは掛け持ちバイトです。
ただ単純に長期バイトを1つ増やすのは辞めましょう。
そうなるとシフト調整が一気に難しくなるから。
プライベートの時間も削られて、メリットよりデメリットが大きくなります。
なので掛け持ちするバイトは、あくまで”オマケ”として扱うのが良いんですね。
例えば単発バイトを入れるという方法があります。
暇な日に1日だけ働くバイトを始める。
これだけ今のバイト先のペースを崩さずに、バイト代を増やすことができます。
単発バイト以外にも、シフト調整しやすい働き方はありますよ。
- 単発バイト
- 短期バイト
- シフト自由のバイト
- フードデリバリー
- 在宅ワーク
あくまでメインは今のバイト先であること。
これを忘れずに、”働きやすさ”で掛け持ちするバイトを探すのがオススメです。
参考⇒バイトの掛け持ちにおすすめ15選!ダブルワークの始め方
② 露骨に嫌われてるなら今のバイトを辞めよう
勤務態度に問題があったり、店長と揉めたのが原因である場合。
その関係性が修復できないのであれば、今のバイトを辞めた方がいいかもしれません。
今から心を入れ替えて働いても、シフトが増える保証がないからです。
まずは今のバイト先に退職の意志を伝えること。
退職希望日の1カ月前くらいに伝えると、店長に了承してもらいやすいです。
そしてその1ヶ月の間は、アルバイトを続けながら別の職場を探しましょう。
今の職場で持っている不満を解消できるような仕事を選ぶと良いですよ。
- シフトが減ったのが嫌⇒シフト申告制のバイトを選ぶ
- 人間関係が嫌⇒事前に下見して働きやすそうな職場か確認
- 朝早い仕事が大変⇒夕方以降に忙しくなる飲食店を探す
もしアルバイトを辞めたいと言いづらいときは、退職代行サービスを使う方法もあります。
退職代行サービスを使えば、今日限りで辞めることも可能です。
シフトカットは正当な理由が多い!まずは働き方の見直しや交渉をしよう
シフトカットされるとショックかもしれません。
ただ今回のお話しであったように、シフトが減る理由のほとんどは仕方のないものが多いです。
- 新人など能力不足と判断された
- 職場のスタッフが一時的に多くなった
- 閑散期に入った
- 本部の業績が悪化している
- 勤務態度に問題があった
- 店長から嫌われている
- 他のスタッフがシフト交渉をした
新人で能力不足であったり勤務態度に問題があったのなら、そこを改善すること。
そして戦力として働ける状態であれば、店長に相談してはいかがでしょうか?
いがいとすんなりとシフトが増えて、元通りに働けるかもしれません。
もし露骨に自分だけシフトカットされていると、問題は根深くなります。
店長に嫌われていると判断できれば、他のバイトを探した方が良いですね。