大学とバイトを両立することはできます。
アルバイト優先の生活を選べば、大学生はどんなバイトにも応募できるでしょう。
ただ学業や部活・サークル・インターンなど、大学生活を優先するなら話は別です。
そこで今回は大学生活を優先しながらバイトを両立させる方法を紹介。
それぞれのケース別に、どんなアルバイトが相性が良いのか解説します。
大学生はバイトと部活を両立できない?大学生活の何を優先するか先に決める
大学生は大学生活とアルバイトを両立できるのでしょうか?
実際の統計やアンケートなどを参考に、アルバイトとの両立の難しさを見ていきます。
① バイト優先なら大学生活との両立は簡単
一般的な大学生活を送るなら、アルバイトとの両立は難しくありません。
大学生は夕方から夜にかけては授業がないので、バイトのシフトも組みやすいです。
高校生のように22時以降は働けないといったこともないので、深夜バイトも可能。
マイナビの調査でも2021年にバイトをしている大学生の割合は62.9%、一度も就業経験がない割合は11.8%となっています。
このようにアルバイトを前提で考えれば、大学とバイトの両立は可能です。
ただ大学生活で優先したいものがあると、一気にバイトをするのが難しくなるんですね。
② 学業や部活・サークル・インターンなどを優先したいとき
大学生活で優先したいものがあると、アルバイトの両立ができない学生が増えます。
例えば資格や公務員試験がある学生は、授業終わりに勉強する時間が必要ですよね。
そうなると夕方のアルバイトをすることはできません。
部活やインターンなども、物理的にアルバイトする時間が確保しづらいです。
もし大学生活を優先しながらバイトをするとなると、バイト選びも慎重にすべき。
無理に両立しようとすると体調を崩したり、どちらも継続できない状況になるからです。
③ バイトは『負担をかけない働き方』ができるかで選ぶ
もし大学生活を優先しながらバイトをするなら、バイト選びを工夫しましょう。
理想なのは、働くペースを自分で決めやすいバイトを選ぶこと。
- シフト自由の職場
- 在宅ワーク
- 最低週1からOKの職場
- 単発バイト
- 短期バイト
このように学業やサークル・インターンなど、大学生活に支障が出にくいバイトを選びます。
間違っても『最低週4日~』といった職場は選ばないこと。
大学生活とアルバイト、長い目で見てどちらも継続できるようなバランスを意識すると良いですよ。
次はケース別に大学生活とバイトを両立するコツを紹介しますね。
- バイト優先の生活なら両立は簡単
- 大学生活優先なら両立が難しくなる
- 働くペースを自分で決められるバイトが向いている
大学生がバイトと勉強・学業を両立させるコツ
学業とバイトを両立する方法を考えて行きます。
バイトを優先して成績を落としたり、資格に落ちるといった事態を防ぎましょう。
『バイトで疲れて勉強できない』を防ぐ習慣
学業とバイトを優先したいなら、ある習慣を作る必要があります。
それが『先に勉強をしてからバイトをする』という習慣。
先にバイトをすると、体が疲れてしまい勉強する余力がなくなってしまうんですね。
なので『バイトで疲れて勉強できないから今日は辞めておこう』と、勉強できない日が増えます。
こういった日が続けば、成績が落ちるのは目に見えていますよね。
そこで意識したいのが、先に勉強をしてからバイトをするという方法。
バイトの職場まで通勤する電車の時間や、学校での空きコマを利用して勉強時間を確保しましょう。
バイト終わりに勉強できるとは思わない方が良いです。
理系など学業を優先してバイトするコツ
大学生の場合、文系は学年が上がることに暇になることが多いです。
ただ一方で理系の場合は年々、忙しくなる傾向があります。
実験やレポート(課題)が増えて、テスト勉強や院の対策など勉強が山積み。
こういった理系学生でバイトをしたい場合は、できるだけ少ないシフトで働ける仕事がおすすめです。
- 塾講師
- 家庭教師
- 土日だけバイトする
このように授業や学業がメインで生活を送れるバイトがおすすめ。
特に家庭教師は理系学生の需要が高いですよ。
出勤は週1だし時給も高いので、理系学生と相性が良いバイトと言えます。
こういったバイトすらする余裕がないときは、無理にアルバイトはしない方が良いです。
奨学金制度なども検討しながら、勉強する時間の確保を優先しましょう。
公務員試験など資格の勉強とバイトを両立するコツ
資格など大学以外の勉強をしたい場合は、働くペースを調整できるバイトが良いでしょう。
テスト直前にバイトが入れば、試験対策も不十分のままテスト当日を迎えてしまいます。
ただ働くペースを自分で決められるバイトなら、勉強時間とのバランスを取りやすいですよ。
- 工場での軽作業
- 派遣バイト
もしくは試験直前になったらバイトを辞めるという選択肢もあります。
大学4回生からでもバイトは可能なので、一度辞めて勉強に集中することも可能。
この辺りは現時点での学力を踏まえて、働くペースを考えて行きましょう。
- 勉強してからバイトする
- 理系の場合は家庭教師がおすすめ
- テスト日が近づいたら働くペースを落とす
大学生がバイトと部活を両立するコツ
部活とバイトの両立となると、学業よりも難しくなります。
部活動は時間の拘束があるので、そのスキマ時間で働ける仕事を見つけましょう。
部活と定番バイトの両立は難しいと知る
部活とバイトの両立が難しいのは、時間の拘束があるからです。
16時まで授業があり、そこから19時まで部活動。
そうすればアルバイトは20時以降の求人を選ばなければいけません。
こうなるとバイトが終わって家に着くのは深夜になります。
朝練があれば、さらに睡眠時間を確保するのは難しいでしょう。
さらに勉強も頑張りたいとなると、1日24時間では足りません。
部活と両立できないバイトを避ける
部活と両立が難しいバイトは以下の特徴があります。
こういったバイトは最初から候補にしなくて大丈夫。
- 最低週3日出勤する
- シフトを自分で決められない
- 深夜や早朝のシフトもある
部活をやりながら、こういったバイトをするのは困難です。
もし興味があるバイトが先ほどのような特徴を持っているなら、部活を卒業してから応募しましょう。
部活と両立しやすいバイトの特徴とは?
一方で部活と両立しやすいバイトもあります。
共通するのは『いつ働くかを自分で指定できるバイト』
これなら部活がない日を選んでアルバイトすることができます。
- シフト申告制の職場
- 在宅ワーク
- 派遣バイト
もしアルバイトに興味があるなら、このようなバイトから選びましょう。
いきなり働くのが不安なら単発バイトから取り組むのも良いですね。
- 時間の拘束があるので両立は難しい
- シフトを会社側が決める職場は不向き
- 自分で出勤日時を選べるバイトをする
大学生がサークルとバイトを両立させるコツ
サークルに関しては部活と比べると、バイトと両立しやすいです。
ただ急なサークル活動が入ると、バイトの出勤日と重なることがあるんですね。
こういった緊急の対応などにも、事前の準備で対応することはできます。
サークルのレベルによって両立の難易度は変わる
サークルと言っても、本格的なものから、交流がメインのものまで様々。
中には在籍だけする幽霊会員として成立するサークルもありますよね。
もし本格的な活動をするサークルなら、部活と同様にバイトとの両立は難しくなります。
ただ一般的な友達作りが目的のサークルだとバイトとの両立は簡単。
実際にサークルをしている学生の割合は学生生活実態調査によると48.7%。
なので多くの学生はサークル活動とアルバイトを両立していることがわかります。
バイト選びは自由で良いけどタイミングが大事
会員との交流が目的のサークルなら、バイト選びは自由にしてOK。
大学生のとって定番の飲食店バイトや、スーパーのバイトも選びやすいです。
ただ1つ注意したいのは休日の作り方。
1週間のうちに最低でも2日分はバイトもサークルもない時間を作りましょう。
常に授業・サークル・バイトをしていると、体力的に両立するのが難しくなります。
例えば平日に授業終わりにバイトもサークルもない曜日を2日作る。
そして土日も午前と午後に分けて、1日分の休みを確保する。
このように1週間で2日分の休みを作ることで、サークルもバイトも両立しやすくなりますよ。
もし両立できるか不安なときは、バイトを始める時期を遅らせるのがおすすめ。
先にサークルをして、1週間に何日活動があるのか確かめてからバイトを選ぶ。
こうすれば無理なく働けるバイトを選ぶことができます。
緊急でバイトを代われるネットワークを作る
サークルとバイトは両立しやすいという話をしました。
ただ1つだけ注意したいのが、急なサークル活動が入ったとき。
急に『次の日曜日に活動しよう』とか、『夏休みに旅行へ行こう』など緊急の予定が入ることがあります。
緊急の予定が入ると、アルバイトのシフトと重なる可能性があるんですね。
こういった事態に対処するために準備しておきたいのが、バイト仲間とのネットワークです。
バイト仲間同士で、お互いにシフト調整できる関係性を作っておく。
それだけで緊急の予定が入っても、誰かに代わりに出勤してもらいやすくなります。
お互いに助け合える関係性があれば、職場が一気に働きやすくなりますよ。
- 本格的なサークルは選ばない
- 1週間で2日分は休めるようにシフトを調整する
- バイト仲間でシフトを交換できる関係性を作る
大学生がインターンとバイトを両立するコツ
最後はインターンとアルバイトを両立する方法について見ていきます。
インターンに関しては報酬が出るなら、無理にバイトを両立させる必要はありません。
なのでまずは、どういったインターンを選ぶかでバイトの重要性が変わってきます。
インターンの種類によってバイトの必要性が変わる
どんなインターンを選ぶかで、どんなバイトを選ぶべきかも見えてきます。
例えば報酬が出る長期インターンなら、そもそもバイトを無理に始める必要はありません。
インターンと授業に集中した方が良いでしょう。
(インターンの給料は平均で時給1000円ほどです)
もし現時点でバイトをしているなら、長期インターンが始めるタイミングでバイトを辞めることもできます。
今後、就職活動が本格化すれば、バイトを休んだり辞めたることになりますし。
今回は両立を前提としてインターンを選ぶ方法。
そして両立を前提としてバイトを選ぶ方法の2パターンを紹介します。
バイトと両立しやすいインターンを選ぶ
- 今のバイトを辞めたくない
- でもインターンに興味がある
そんなときはアルバイトに負担がでないインターンを選びます。
具体的には次のようなインターンがおすすめ。
- シフト制
- 短期インターン
- 夏休み限定のインターン
インターンの中でもシフト制のものなら、バイトとの両立は可能です。
感覚的にはアルバイトの掛け持ちといったイメージですね。
または数日間だけのインターンや、夏休みや冬休み限定のインターンもおすすめ。
アルバイトへの支障が出ない範囲で社会人経験ができます。
バイトとインターンを両立するときは、スケジュールアプリを統一しましょう。
バイトとインターンで別々の出勤表を持っていると、間違う可能性があります。
学校の時間割なども含めて、1つのスケジュールアプリにまとめれば管理しやすいですよ。
インターンと両立しやすいバイトをする
- 興味があるインターンに報酬が出ない
- インターンだけでは収入が足りない
そんなときはインターンと両立しやすいバイトを選びます。
具体的には以下のように特徴のバイトがおすすめ。
- 在宅ワーク
- 単発バイト
- 覚えることが少ないバイト
在宅ワークなら、自宅で好きな時間を利用して働くことができます。
短期的に収入が不足するなら、土日のどちらかに単発バイトを入れるのも良いですね。
インターンの業務に集中したいなら、楽なバイトを選ぶのも大切です。
覚えることが少ない仕事や、立っているだけでバイト代が発生する仕事が向いています。
- どんなインターンを選ぶかでバイトの必要性が変わる
- 報酬がもらえるインターンならバイトを辞めてもいい
- どうしても両立させたいなら、どちらを優先するか決める
大学生がバイトと部活など両立に迷ったら大学生活を優先した方が後悔が少ない
今回は大学とバイトを両立する方法をお話ししました。
アルバイト優先の生活を送るなら、どんなバイトを選んでも両立はできます。
テスト前だけ休みを多めにもらって勉強すれば、卒業する単位を取得するのは簡単。
ただ学業・部活・サークル・インターンなど、大学生活を優先するならバイト選びはシビアになります。
できるだけ負担が少ない仕事や出勤数のアルバイトを選んだ方が良いですね。