院生だからバイトができないわけではありません。
確かに一般的な長期バイトは面接で受からない可能性が高いです。
『就活や研究でシフトが入れない』とか『長期雇用ができない』などが原因。
でもアルバイト選びを工夫すれば、文系や理系を問わずにバイトは可能です。
今回は『院生がバイトに受からない原因と解決法』を紹介。
なぜ院生だと定番のバイトに受からないのか。
その理由を知れば、大学生活と両立できる働き方も自然と見えてきますよ。
院生だとバイトができないと思われる理由とは?
なぜ院生だとバイトが見つかりづらいのか。
そしてせっかく見つけたバイトも、面接で落ちやすいのか。
その原因について見ていきましょう。
① 大学院生がバイトをするのは難しい?平均や割合
どれくらいの院生がバイトをしているのでしょうか?
全国大学生活協同組合連合会が調査した結果、アルバイトしている院生は全体の65.7%となりました。
ちなみにアルバイトの平均は2万9700円とのことです。
なので大学院生だからバイトができないわけではありません。
就職活動の前や、研究がない曜日などに働くことは可能です。
ただ大学1年生が選ぶような定番のバイトは難しい傾向にあります。
それは次の2つの原因があるから。
② 院生だとバイトの長期雇用ができない?就活や卒業時期の問題
院生になる前からバイトをして、そのまま続けることは簡単です。
ただ院生になってから長期バイトをするのは難しいんですね。
その理由は『長期雇用ができないから』
例えば院生といっても就職活動はすぐ始まります。
就活がひと段落したら、すぐに卒業して社会人へ。
なので実質、院生がバイトをできる期間は限られているんですね。
採用担当者もそれがわかっているので、面接では厳しい結果になりがち。
大学1年生など、これから4年間働ける学生を優先するのも仕方がない部分があります。
③ 院生はバイトを優先できない?ゼミや卒論が忙しい
また院生によってバイトを優先するのが難しい問題もあります。
例えば普段は研究が忙しいし、ゼミの活動もあるでしょう。
そして就職活動が始まり、その後は卒論が待っています。
卒業するためにも大切なのは学校生活であり、バイトは二の次。
だから週3日以上シフトを組むのも難しいんですね。
定番のアルバイトの求人を見ると『週3日から』など条件があります。
院生によってはそういった求人に応募しても、採用されない可能性も。
- 全体の約6割はバイトをしている
- ただ長期バイトを始めるのは難しい
- ガッツリ働く職場も向いていない
大学院生だからバイトに受からないのは嘘!バイト探しの基礎
院生には長期バイトは難しいというのは事実。
でもだからといって、大学院生がバイトに受からないわけではありません。
大切なのはバイトの選び方を工夫すること。
採用後に大学生活を優先しながら働くためにも、次の2つの考え方が大切です。
① 院生は大学生活とバイトを両立しよう!どれくらい働ける?
まずは大学生活を優先しながら、どれくらいアルバイトに時間を割けるかハッキリさせましょう。
決まった曜日や時間帯が空くなら、外でアルバイトをすることもできます。
ただ休みが不定期となると在宅バイトも検討した方が良いですね。
このように働ける時間によって、最適な働き方も変わっていきます。
② アルバイトの働き方を知る
アルバイトといっても長期バイトしかないわけではありません。
院生にとっては長期バイトは相性が悪いです。
ただそれ以外のアルバイトであれば、採用されやすいし働きやすいんですね。
- 1日だけ働く単発バイト
- 数日だけ働く短期バイト
- 自宅で働く在宅バイト
- 暇な日だけ働く派遣型バイト
これら1つを選ぶこともできるし、掛け持ちすることも可能。
なので大学生活を優先するためにも、長期雇用以外の働き方も検討しましょう。
- 働ける時間を先にハッキリさせる
- 長期雇用以外のバイトも視野にいれる
大学院生でバイトに受からないときの求人選び
もしバイト選びに困っていたり、面接で受からないとき。
その場合は次のアルバイトも検討してみましょう。
院生でも採用されやすいし、大学生活との両立もしやすいですよ。
① バイトする日を選べる求人を選ぶ
一般的なアルバイトは『週3日以上働く』など条件があります。
ただシフト自由のアルバイトも存在するんですね。
あなたが働きたい曜日や時間帯だけ出勤することが可能。
- 工場の軽作業のバイト
- ウーバーイーツなど宅配バイト
求人サイトで条件指定をすれば、働きたい地域のシフト自由の求人を探すことができます。
もし求人サイトを使う時は、お祝い金がもらえるサイトを使うのがお得。
マッハバイトなど採用されるとお祝い金がもらえる求人サイトを使わないと損です。
② 大学内のアルバイトに応募する
院生であることを活かすなら、大学内のバイトも候補になります。
例えばTA(ティーチングアシスタント)は院生向けの仕事として有名ですよね。
- レジュメの印刷
- 授業に必要な機材の準備
- 学生の出欠確認
大学で働くので授業やゼミと両立しやすいのがメリット。
自分自身の経験や知識を活かせて働くことができます。
ネックなのはTAは倍率が高くて採用されない可能性もあること。
採用人数が限られているので、倍率が自然と高くなってしまうんですね。
そんなときはTA以外で大学内で募集している求人も探してみましょう。
学内にコンビニがあったり食堂があれば、そこで働ける可能性があります。
- 図書館
- 学食
- 売店
- 学会の補助
- 心理学などの被験者
これらは常に求人が出ているわけではありません。
なので大学内で求人を見かけたら、早めに応募した方が良いですよ。
③ 単発・短期バイトなら初めてのアルバイト向き
初めてのバイトで不安がある
そんなときは実験もかねて短期バイトや単発バイトから始めるのもおすすめ。
1日~数日だけの契約なので、リスクが少ない範囲でアルバイトができます。
仕事内容も簡単だし、他のバイトとの掛け持ちもしやすいですよ。
- 試験監督
- イベントスタッフ
- ティッシュ配り
- 試食案内
- 交通量調査
短期バイトはクリスマスやお正月など、季節によっても変わります。
授業がない土日だけ応募することもできるので、院生でも負担なく働けるでしょう。
参考⇒単発バイトのおすすめ15選!1日だけのコスパ最強バイト
④ 在宅バイトなら学力を活かすことも可能!採点バイトなど
働ける時間帯や曜日が不定期なら在宅バイトがおすすめ。
家にいるスキマ時間を利用して取り組めるアルバイトになります。
パソコンが必要な案件も、タイピングができれば応募できる仕事もありますよ。
- データ入力
- YouTubeの文字起こし
- 試験の採点
- シール貼りなど軽作業
スキル不要の在宅バイトは単価が低く、稼ぎにくいのがデメリット。
そこで院生向きのバイトとなるのが採点バイトになります。
中学生や高校生が模試で回答した答案用紙を採点するアルバイト。
好きな教科を選べるため、得意分野がある院生には非常に向いている仕事と言えます。
⑤ 理系なら知人や知り合いのツテで家庭教師もできる
知り合いを通じてアルバイトを紹介してもらうという方法もあります。
院生であることを活かすなら、コスパが良いバイトとして家庭教師があります。
得意科目を中学生や高校生に教えるて、バイト代をもらうことが可能。
決まった曜日や時間帯に、週1回でいいので相手の家に行けば成立します。
注意したいのは受験を控えている学生の家庭教師。
この場合は試験が近づくにつれて責任が大きくなります。
就活や卒論などを優先できなくなるケースがあるので、仕事を受けるときは慎重に。
理想は『学校の授業についていきたい学生』を教えること。
これなら生徒の受験対策は不要ですし、『わかりやすく教えてあげる』ことだけに集中できます。
- シフト自由のアルバイト
- 大学内で働けるTA
- 数日だけ働く短期バイト
- 採点など在宅のバイト
- 知り合いに家庭教師を紹介してもらう
院生だからバイトができないわけじゃない!働き方を工夫しよう
大学院生は確かに、大学生がするような定番のアルバイトは難しいです。
シフトに積極的に入れるわけではないし、長期的に働くのもできないから。
ただアルバイトの視野を広げれば、院生からでもバイトを始めることは可能。
まずはシフト自由の求人や、単発バイトを探してみましょう。
そして大学の授業があるときは、学内で募集している求人を探すのもおすすめ。
両親などに頼めば、家庭教師ができるお子さんを紹介してくれるかもしれません。
このように大学生活を優先しながら働けるアルバイトの方が、院生向けですよ。