文字起こしの在宅バイトは、大学生でも取り組みやすいです。
パソコンを持っていてタイピングができるなら応募は可能。
ただ一方で単価が低いなど、デメリットもあるんですね。
そこで今回は『大学生が文字起こしのバイトで稼ぐ方法』を紹介します。
文字起こしの仕事内容や向き不向きを解説。
そしてもし文字起こしの在宅バイトをするときの、上手な活用法もお話ししますね。
文字起こしは大学生の在宅バイト向き?
在宅バイトの中でも、スキル不要で応募できる文字起こし。
文字起こしやテープ起こしの仕事内容について見ていきましょう。
① 文字起こしのバイトとは?
文字起こし(テープ起こし)とは、言葉の通り『文字に起こしていく仕事』のこと。
会議やインタビューなどの音声データを、文字に書き起こしていく仕事が多いですね。
- 会議内容
- インタビュー内容
- 講義やセミナーの内容
音声より文字の方が、後で見返したときに管理がしやすいんですね。
その需要に応えるのが文字起こしの仕事となります。
そして文字起こしといっても、細かく種類が分けられることもあります。
- 素起こし…忠実に音声データを文字化する
- ケバ取り…雑談など意味がない音声を省く
- 整文…文章として読みやすく書き直す
必要なものはパソコン。
Wordで納品することが多いので、Microsoftもあった方が良いです。
案件の条件に『大卒』などがあるものは、大学生だと応募できません。
ただ大学生でも応募できる案件も多いので安心してください。
ICレコーダーなどを、何度も再生しながら文字化するだけの仕事。
最近だとYouTube動画の文字起こしという案件も増えてきていますね。
② 大学生が応募できる文字起こしのバイトの相場は?
テープ起こしの単価は、以下の3つで変わってきます。
まず1つ目は音声データの長さ。
当たり前ですが音声データが長いと、それだけ文字にする量も増えるので単価が上がります。
2つ目は編集が必要かどうか。
素起こしより、音声を編集して読みやすくする案件の方が高くなります。
最後は緊急性ですね。
期日がギリギリだと単価を上げて募集している案件もあります。
相場としては1分の音声データ当た100円~300円くらい。
会議やセミナーは1時間くらいなので、1件の案件で5000円~2万円ほどになります。
これをベースとして、専門知識が必要な内容だったり、編集が必要かで単価が変わるんですね。
さらに実績や評判が高まってくると、個別受注ができて、さらに単価も上がってきます。
大学生のアルバイトの平均額は月5万円~6万円ほど。
なので文字起こしだけで平均額を稼ごうとすると、月に案件を5つほど取り組む必要があるということです。
このように外でバイトをしなくても、大学生なら稼ぐ方法は他にあります。
なので『大学生はバイトすべき』という意見にこだわる必要もありませんよ。
③ 文字起こしの在宅バイトはどこにある?
興味が出たら、まずは求人情報を見てみましょう。
求人情報を見るだけならタダだし、どんな案件があるか実際に確かめることができます。
大学生が応募できる探し方となると、クラウドソーシングを使いましょう。
クラウドソーシングとは、仕事の依頼主と応募者をマッチングするサイトのこと。
CMだとココナラなどが有名ですよね。
こういったクラウドソーシングなら、年齢不問や高卒以上という条件で募集している案件も多いです。
書き起こし専門業者に登録するという方法もありますが、大卒以上など条件が設定されているケースも目立ちます。
- 音声データを文字化する
- 案件の相場は5000円~2万円弱
- クラウドソーシングで見つかる
大学生が文字起こしをするメリットとデメリットは?やってみた人の体験談付き
次は大学生が文字起こしのバイトをするメリットやデメリットについて。
そしてどんな学生に向いているのかを確認しましょう。
① メリットは手軽さ!初心者や未経験でも面接なしで応募可
文字起こしのバイトのメリットは次の3つがあります。
まず1つ目が大学生でも応募しやすいこと。
文字起こしのバイトは未経験でも応募できる案件が多いんですね。
夏休みなどに暇なタイミングで1度だけ試しに応募することもできます。
2つ目は接客など人間関係のストレスがないこと。
飲食店など一般的なアルバイトだと、接客や職場の人間関係で悩みがち。
でも文字起こしのバイトは、在宅バイトの中でもコミュニケーションは不要な部類。
なのでコミュ力に自信がない大学生でも安心して応募できます。
セミナー内容などを文字化するときは、普通に講義内容が勉強になることもありますし。
3つ目のメリットは、タイピングが早くなるほどコスパが上がること。
文字起こしのバイトをしていると、慣れるたびに効率性が上がっていきます。
なので在宅バイトの中でも、大学生向けと言えるでしょう。
参考⇒在宅バイトのおすすめ9選!大学生でも稼げる在宅ワーク集
② デメリットは継続が大変なこと?きついと感じる人もいる
一方で文字起こしのバイトにはデメリットもあります。
まず1つ目が単純作業で飽きやすいこと。
興味がないテーマでの音声データを文字化するときは、苦痛だし根気が必要です。
2つ目は慣れるまでは稼ぎにくいこと。
文字起こしのバイトはスキル不要で応募できるので、単価は低くなりがち。
30分の音声データを文字化するのに、数時間かかるなんてことも最初はよくあります。
なので慣れてスピードが上がったり、実績を積むまでは外で働くバイトより稼げません。
バイト先に出会いなどを求めていたり、コスパよく稼ぎたい人には苦痛です。
③ 文字起こしに向いている大学生とは?
メリットとデメリットを踏まえると、向き不向きも見えてきますよね。
まず文字起こしに向いている大学生は以下の通りです。
- 自分用のパソコンを持っている
- 基本的なPCスキルがある
- タイピングのスピードが速い
- 接客など人間関係を避けたい
- 黙々と作業するのが好き
- 英語ができれば英語案件も応募できる
一方で向いていない学生の特徴は以下の通り。
この場合は外で働くアルバイトの方が良いでしょう。
- パソコンに苦手意識がある
- 家族共有のパソコンしかない
- バイト先で友達や恋人を作りたい
- コスパよく稼ぎたい
- 国語が苦手
文字起こしのバイトは、誰にでもおすすめできる仕事ではありません。
なので応募までに向き不向きなど相性をしっかり確かめましょう。
- 手軽に取り組めるのがメリット
- 単純作業で飽きやすいのがデメリット
- ヒトよりモノと向き合うのが好きな人向け
大学生が文字起こしの在宅バイトをするときの始め方
最後は文字起こしの在宅バイトに取り組む手順を紹介します。
ハズレの案件などもあるので、慎重に進めていきましょう。
① 安全なクラウドソーシングに登録して案件を見る
まず最初はいろんな案件を見ることから始めましょう。
たくさんの案件を見ることで相場観を養うことができます。
なので仕事量が多く報酬が少ないハズレ案件なども、見分けることができるんですね。
クラウドソーシングの登録も無料でできるし、まずは案件を見ていきましょう。
- クラウドワークス
- ココナラ
- ランサーズ
② 一度だけお試しとして手軽な案件に応募してみる
向き不向きは実際にやってみないとわからない部分もあります。
なので最初は気軽に応募できる案件から始めていきましょう。
報酬よりも音声データが少なくて、専門用語などがないものの方が取り組みやすいです。
応募するときは大学生であることのメリットをアピールするのが良いでしょう。
(“平日や深夜もメール返信できます”とか、”夏休みなのですぐ納品できます”など)
簡単な仕事にも真面目に取り組めば、依頼主からの評価も高くなります。
評価が高くなれば最終的に、高額報酬の依頼にも選ばれやすくなりますよ。
③ 文字起こしのコスパを追求していく
慣れて来たら少しずつコスパを意識して案件を選んでいきます。
自分が大学で学んでいる分野なら、文字化もしやすいですよね。
英語が得意なら英語も含まれた音声データだと報酬も上がる傾向にあります。
タイピングがしやすいキーワードを買うなど、職場環境のバージョンアップも検討しましょう。
また在宅バイトのメリットは、他の稼ぎ方も併用できることにあります。
スマホのお小遣い稼ぎなども組み合わせると、スキマ時間を上手に活用できますよ。
- まずは案件をたくさんみて相場感を養う
- 最初は音声が少ない案件で慣れていく
- 慣れたら他の在宅バイトやお小遣い稼ぎも検討する
大学生でも文字起こしの在宅バイトは可能!
社会に出たことがない大学生だからといって在宅バイトができないことはありません。
特に文字起こしのバイトはスキルや経験が不問の案件も多いです。
迷っているなら、まずはクラウドソーシングでどんな依頼があるのか調べてみましょう。
もし最初からコスパ重視で稼ぎたいなら、外で働くバイトの方がおすすめ。
在宅バイトは単価が低いものもあるので、コスパ優先なら外で働く方が良いですね。