大学生になったんだからバイトはするべき?
友達や先輩など同世代は、当たり前のようにアルバイトをしている。
そんな環境だと『自分もバイトした方が良いのかな』と不安に思いますよね?
ただ結論から言うと、大学生の全員がバイトをするべきではありません。
そこで今から『大学生がバイトをするべきか』についてお話しします。
あなたはメリットとデメリットのどちらが大きいと感じますか?
それによってバイトをするべきか、するべきでないかがわかります。
大学生もバイトをするべきか?ほかの大学生のハナシ
まず大学生のアルバイト事情についてお話しします。
あなたの周りの狭い範囲ではなく、日本全体の統計やアンケートを参考にしていきましょう。
大学生でバイトをしている人の割合
日本学生支援機構が行った調査によると、継続的にアルバイトをしている大学生の割合は約73.2%。
およそ4人に3人は夏休みや冬休み以外にもアルバイトをしていることがわかりました。
ちなみに収入の平均は月4万ほど。
時給1000円とすると、月40時間働いていることになります。
バイトをしていない大学生も一定数いる
73.2%という数字だけを見ると、ほとんどの大学生がアルバイトをしているように感じます。
ただ逆に言えば4人に1人はアルバイトをしていないとも言えますよね。
あなたの大学が1000人いるなら、250人はアルバイトをしていないことになります。
つまり『大学生=バイトをするべき』とも言い切れないんですね。
授業や資格の勉強、部活やサークル・ゼミなどへの取り組みなど、何を優先するかは学生の自由です。
もし『人生で1度くらいはバイトをしたい』くらいの思いなら、卒業前に体験してみるだけでOK。
内定後なら授業もなく暇な時間が多いので、アルバイトも取り組みやすいですよ。
大学生もバイトをするべきか?するべき派が感じるメリット
次は大学生がアルバイトをするメリットとデメリットを見ていきます。
あなた自身はどのメリットとデメリットが当てはまるか確認してください。
そうすればバイトをするべきかどうかもハッキリしますよ。
メリット① 自由に使えるお金が増える
先ほども言いましたがアルバイトをしている大学生の平均収入は4万円。
つまりアルバイトをすれば毎月4万円前後、自由に使えるお金が増えるということになります。
これはアルバイトをすることで確実に得られるメリットですね。
友達との飲み代も気にすることはなくなるし、恋人とのデート代や、ファッションなど自由にお金を使えます。
いろいろと出費がかかる大学生活で、毎月固定収入が入ってくるのはありがたいですね。
メリット② アルバイトを通して社会人経験になる
またアルバイトは、大学を卒業して社会人になるまでの『練習』にも使えます。
実際にお客さんと触れ合って仕事をして、その業界で正社員として働く人たちをそばで見ることができるんですね。
世代が違う人たちと協力しながら仕事をこなすのは良い体験になります。
いきなり社会に出て正社員として働くのは環境がガラっと変わり大変だと感じるかもしれません。
ただアルバイトとしてバリバリ経験を積んでおけば働く心構えはできるので、バイトをしない大学生より有利。
『バイトは一度くらいは経験した方が良い』というのは、まさにこの社会人経験になるからという声が多いです。
メリット③ アルバイトでの対応が就職活動に活きる
アルバイトによる社会人経験は、実際に社会に出るときだけ活かせるわけではありません。
大学4年生から本格化する就職活動にも活かせます。
アルバイトを通してお客様への敬語や対応を体に刷り込ませておく。
こうすれば就職活動が始まったときも『仕事モード』でテキパキと面接で受け答えができるようになります。
『就活に有利なバイト』は存在しません。
ただアルバイトを通して接客マナーや敬語を話せるようになっておくと、年上の人とも気後れすることなく話せるようになります。
あとはアルバイトを『学生時代に頑張ったこと』として就活で語れるようにもなりますよ。
こういった姿が『自信のある大学生』というイメージを与えて、面接官に好印象をもたれることは考えられます。
メリット④ 違う大学の友達ができる
アルバイトをしないと同じ大学内での交流が増えてきます。
これは良いことでもあるのですが、同じ大学に通う学生が『何か合わない』と感じる人も多い。
そんなときにアルバイト先で友達ができると、大学生活も一気に楽しくなります。
また同世代でも夢を追っている人や、専門学校で技術を磨いている人など、いろんな人と出会い刺激にもなります。
このように大学以外で気が合う友達ができるというのも、アルバイトをするメリットですね。
ただどんなアルバイトを選んでも同世代と友だちができるとは限りません。
同じ職場でコミュニケーションをとりながらできる仕事を選ぶ必要があります。
メリット⑤ バイト先で恋人候補との出会いも期待できる
出会いが増えるのは友達関係だけではありません。
大学では『良い人がいない』と思っていても、バイト先で運命の出会いがあるかも。
実際に大学生が恋人ができるキッカケとしてバイト先での出会いは多いです。
友達だけではなく恋人ができるかもしれないというのも、アルバイトをするメリットになりますね。
ただこちらもどんな仕事を選ぶかで、出会いのチャンスの数は変わってきます。
もしバイト先で出会いを作りたいなら、以下の記事を参考にしてください↓↓
参考⇒大学生はバイトで出会いを作れる!恋人が作りやすい職場選び
- 自由に使えるお金が増える
- 社会人経験になる
- 接客マナーなどは就職活動で活きる
- 友達ができやすい
- 恋人ができるかもしれない
大学生もバイトしないほうがいい派が語るデメリット
ここまでの話を聞くと『やっぱりバイトするべきなの?』と思うほどメリットがたくさん。
ただ大学生でバイトをするときはデメリットもあります。
メリットとデメリットを照らし合わせて、バイトをするかどうかを決めてください。
デメリット① 大学の勉強時間が減る
アルバイトをする時間を増やすということは、何かの時間が減ることになります。
大学生の場合は勉強時間が減ってしまうリスクがあります。
大学の成績が平均以上なら問題なし。
ただ現時点で成績が良くなく単位が厳しい状態にあるなら、アルバイトをするのは慎重になった方が良いです。
『バイトを頑張って単位が足りず留年した』なんて笑い話ですからね。
あとは将来的に取りたい資格の勉強をしている場合も同じ。
大学生の本分は勉強です。
その勉強時間に影響が出るレベルでアルバイトをすることはおすすめできません。
デメリット② バイトと就活の両立はリスクが高い
アルバイトは就職活動で有利になると言いましたが、逆に不利になるケースもあります。
それがアルバイトと就活を両立しようとするとき。
バイトと就活の両立は、スケジュールがパンパンになって体力的にも厳しくなります。
就職活動が長期化すればするほど、どんどん精神的にもきつくなってくるんですね。
なので私は就活前にアルバイトを辞めるか休むことをオススメします。
大学を卒業してから後悔のないように、就職活動には全力を注げる環境を作った方が良いですよ。
デメリット③ 人間関係のストレスが増える
友達や恋人の出会いが期待できるのが、アルバイトのメリットでした。
ただ人間関係というのはプラスに働くばかりではなく、マイナスにも働くことってあります。
バイト先の社員や先輩からネチネチと文句を言われれば、『このバイトを選ばなきゃよかった』と後悔します。
バイト先で友達ができたとしても、変なお客が多ければ、その接客のストレスがかかりますよね。
このようにバイト先の人間関係は良い面にも悪い面にも傾きます。
なので働きたいバイト先の候補を見つけたら、一度お客として下見をするのがオススメ。
お客さんは良い人そうか、職場で働く人たちを上手くやっていけそうかを確認できます。
参考⇒自分に向いてるバイトの探し方!失敗しないためには”下見”が大事
デメリット④ 髪色やネイル・香水などファッションが楽しめない
飲食店などの接客業のアルバイトにつくと、ファッションが楽しめないというデメリットもあります。
飲食系のバイトなら香水は原則的に禁止ですし、ネイルも衛生上問題になります。
髪色も派手すぎると雇ってもらえない職場もあるので、職場をきちんと選ばないといけません。
大学卒業まで好きに楽しめると思っていたファッションがバイトのせいで制限がかかってしまうんですね。
なのでファッションにこだわりがあるなら、見た目が関係ないアルバイトを選ぶ必要があります。
具体的にはコールセンターや工場での軽作業など、接客がない仕事に絞られてきます。
デメリット⑤ 大学の友達と遊びづらくなる
あなたもアルバイトをするとシフト通りに出勤することになります。
すると今までは友達と気軽に会って遊べたのに、いきなり会う回数が減ることがあるんですね。
お互いに違う日に出勤してしまえば、会える日は減ってしまいます。
友達はもちろん恋人とも一緒に過ごす時間が減るかもしれません。
上手にシフトを調整できればいいのですが、自分の意向が100%通るわけではないのがアルバイトの現実。
大勢で集まろうとすればするほど、どんどんスケジュール調整が難しくなります。
- 大学の勉強時間に影響が出る
- 就活との両立はリスクが高い
- 人間関係のストレスが増える
- ファッションが楽しめない
- 友人や恋人と会う時間が減る
大学生でアルバイトをするべきか迷ったとき!後悔しない始め方
『バイトするべきなのかな』と悩み続けるなら、一度は働いて見ることをおすすめします。
ただいきなり長期バイトをすると、バイト先が合わないときに辞めづらいなどリスクも高い。
そこで『バイトをするべきか』と悩む学生向けの働き方を紹介します。
次の2つを実践すれば、先ほどのデメリットを避けつつメリットだけを受け取れますよ。
大学の授業がない暇な日だけ日雇いバイトをする
先ほどのアルバイトのデメリットを避けつつ、メリットだけ受け取るには単発バイトがおすすめ。
1日~数日だけ働く短期バイトなら、大学生活にも影響は出ません。
友達との予定もない暇な日を選んで働くだけでOK。
仕事も簡単なものが多く、時給も高いのでコスパよく稼げるバイトとなります。
注意したいのは単発バイトの中には力仕事で体力的にきついバイトもあること。
コスパを重視するならティッシュ配りや看板持ちなど、簡単な単発バイトを選びましょう。
もし何度も単発バイトに応募するのが面倒なら、派遣サイトへの登録も検討しましょう。
派遣サイトとは空いた日を設定すれば、その日に単発バイトを紹介してくれるというサービス。
一度、単発バイトをしてみて、自分に合っていると思ったら派遣サイトへ登録した方が楽ですよ。
大学への通学中にもできる在宅ワークを始める
もし外で働くのが不安だったり抵抗があるなら、在宅ワークを検討しましょう。
スキルがなくても始められる在宅ワークはいくつかあります。
1つだけ取り組んでも稼ぎにくいので、いくつかを掛け持ちしていくと良いですよ。
- 在宅ワークの例
- アンケートモニター
- ポイントサイト
- Webライター
- データ入力
特にアンケートモニターやポイントサイトはスマホでできるお小遣い稼ぎです。
大学への通学中だけ取り組んだりすれば、効率的に稼げますよ。
参考⇒在宅バイトのおすすめ9選!大学生でも自宅で稼げる在宅ワーク集
『大学生=バイト』ではない!バイトするかは自分の価値観で決めよう
確かに大学生の約7割はアルバイトをしています。
でもだからといって大学生はバイトをするべきだとは思いません。
将来のための勉強や、部活・サークルなど、何に取り組むかは、あなたの自由です。
ただ何をしてもいい大学生活を、何もしないで過ごしているなら、アルバイトを前向きに考えてみませんか?
いきなり長期バイトを始める必要はありません。
1日だけ働く単発バイトや、在宅ワークに取り組むだけでも、昨日までとは少し違った景色になりますよ。