バイトの新人が使えないからイライラする!
忙しいのに手伝わない後輩を見ていると、イライラしてしまいますよね?
混雑時に仕事を丁寧に教えるわけにもいかないし、何度も同じミスをされたら教えるのも憂うつになります。
今回はそんな『新人バイトが使えない問題』について対処法を見ていきましょう。
- イライラを抑える方法
- できるだけ早く一人前にする教え方
- どうしても相手に問題があるケース
この3つの方法を知れば、新人バイトも仕事を覚えて職場にもなじみやすくなります。
戦力にならない新人バイトの分まで働き続けるのは酷なので、今日から新人の育成を始めませんか?
バイトの新人が使えないときの対処!迷惑で要領が悪い後輩へのイライラを軽くする
まずは戦力にならない新人バイトへのイライラを少しだけ軽くするところから始めましょう。
攻撃的に接すると相手も委縮してしまうし、成長するスピードを遅らせてしまいます。
それにあなた自身もイライラしながら働いていると楽しくないですし。
新人だったときに周囲にミスをした自分を思い出す
後輩がミスをしたり仕事ができない姿を見てイライラするとき。
そんなときは自分が新人のときに同じようなミスをしたことを思い出してください。
『自分も同じようなミスをしたな』とか『何度も同じことを聞いてしまったな』ということがあると思います。
いきなり即戦力となって働ける人はいません。
もちろんあなたを困らせる後輩バイトは要領は悪いのでしょうが、誰でもいきなり一人前にはなれないんです。
当時ミスをしたあなたが立派に働けているように、新人バイトも成長する可能性はあります。
『後輩もこれから変わっていくかもしれない』と思うだけで、少しイライラは収まるはずです。
自分自身の”育てるスキル”を磨くチャンスだととらえる
仕事を一から教えるのは面倒くさいです。
『なんでこんなことわからないんだ!』『前にも同じことを言ったのに』とイライラすることもあるでしょう。
こんなときは教えた先の未来について考えると良いです。
もし後輩が一人前になったら、あなたの職場での負担は軽くなりますよね。
相手も丁寧に教えてくれたあなたを慕ってくれるだろうし、シフトの変更などもしやすくなります。
教育自体は手間で面倒ですが、後輩が戦力になればあなたにもメリットはあります。
そのメリットを知るだけでも、教えるモチベーションが上がりますよ。
使えないバイトにずっとイライラするデメリット
あなたがネガティブな感情で相手と接していると、相手もそれに感づきます。
あなたへ反抗的な態度をとってさらにイライラさせられるかもしれない。
もしくは怖がって警戒して、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)を怠るかもしれません。
こうなると仕事にも支障がでるし、余計にイライラしながら働くことになります。
残念ながら他人を変えることはできません。
ただ自分を変えることは今日からできます。
そして相手への接し方を変えることで、相手も変わってくれるかもしれません。
嫌われてしまうと職場でも居心地が悪くなりますしね。
- 自分が新人時代にミスしたことを思い出す
- 相手を教育したあとのメリットを知る
- そのままイライラするデメリットを知る
使えないバイトの育成法!一人前の戦力に育てる教育のコツ
では使えない新人をどうやって教育していけばいいのでしょうか?
できるだけ早く一人前になってもらうための教え方のコツを見ていきます。
新人バイトへのNG教育を知る
まずは『やってはいけないNG教育』から見ていきます。
相手が高圧的に感じたり、そっけないような教え方はNG。
わからないことも聞きづらくなるので成長スピードが落ちてしまいます。
- 作業の流れだけを伝えて理由を教えない
- “見て覚えて!”と言葉で教えない
- 逆に言葉だけで教えようとする
- “一度しかやらないから”などプレッシャーをかける
- 相手が理解したかを確認しない
一度言われたことを完璧に理解する人間はいません。
こういった教え方だと新人バイトも、表面的な作業しか理解できないです。
それに確認したくても、あなたとの距離を感じるので質問しにくい空気にもなるんですね。
こういったNGな教え方を避けて、以下のポイントを押さえて教育をしていきましょう。
まずはバイト先で使う最低限のマナー”挨拶”を教える
まず最初に教えたいのは挨拶です。
挨拶といっても2種類あり、『仕事仲間での挨拶』と『お客への挨拶』の両方を教えましょう。
新人バイトが人生初のアルバイトだった場合は、挨拶からどうすればいいかわからないことも多いです。
- 先輩や社員さんとすれ違うときは『おはようございます。』や『お疲れ様です。』と言う
- お客さんが来店したら笑顔で『いらっしゃいませ』と言う
言葉にすると当たり前ですが、何をしていいかわからない新人バイトには伝えた方が良いですね。
『これくらいは言わなくてもわかるだろう』というのは、教育のズレとなります。
バイト先のやるべき仕事を時系列でリスト化する
具体的な仕事を教えるときは、時系列に沿って伝えた方が、相手は理解しやすいです。
時系列で教えると、相手も仕事内容を思い出しやすくなります。
出勤して掃除から始めるなら、掃除を最初に教えます。
お客の接客から始めるなら、接客の手順をオーダーを聞くところから教えましょう。
仕事を教えるときは理由も一緒に教えた方が、新人さんも覚えやすいです。
なぜオーダーの確認をするのか、なぜ期間限定メニューを勧めるのかetc
理由と行動をセットにして記憶に定着しやすくなります。
単語や作業だけを覚えようとしても、人間の脳はすぐ忘れてしまいます。
でも流れや文脈と繋げることで一気に記憶に残りやすくなるんですね。
バイト先の仕事を後輩の目の前で実際してあげる
言葉で伝えても、相手は理解したつもりになるだけ。
なのであなたが実際にやってみせることも大切になります。
接客なら後輩をお客と見立てて接客の流れを教えてあげるのも良いですね。
掃除や洗い場なども、自分でやってみせることで、後輩が目で見て理解することができます。
言葉と行動とセットにすることで、後輩も理解しやすくなりますよ。
新人バイトが理解したか、やらせてみる
相手が一通り理解したと思ったら、次は後輩に仕事の流れをやってもらいましょう。
あなたがお客となって来店して接客を受けたり、実際の作業を横で見てあげてください。
実際に後輩がやっている姿を見ることで、どこまで理解してどこから分かっていないのかがハッキリします。
こうするとフォローしやすいし、もう一度教えるときも理解していないところを重点的に伝えればいいので楽。
体で覚えた方が仕事も覚えやすいので、あなたがお客となりどんどん経験を積ませてあげてください。
もう一度伝えるときは、修正点だけを教えないようにしましょう。
間違えたところだけを伝えると、人はミスに注目してしまいどんどん委縮してしまいます。
そうではなく『ここまでは良かった。あとは○○が抜けてるよ』という伝え方の方が良いですね。
どこが正しくて、どこが間違っているかをハッキリさせると新人バイトも混乱しないはず。
同じミスが多く、覚えが悪い新人バイトにはメモを取ってもらう
教える流れは先ほどの通りですが、新人さんによっては何度伝えてもできないことがあるかもしれません。
何度も同じことを伝えるのって面倒くさいし、良い気分にはなれませんよね。
そんなときは相手に『メモを取ってほしい』とアドバイスをしましょう。
まずはメモに仕事を覚えてもらって、新人バイトが何度もそのメモを見て復習できるようにします。
要は自作マニュアルを作るみたいなイメージですね。
これはミスばかりの新人バイトができるだけ早く仕事を覚えるときに役立つ方法です。
参考⇒バイトで失敗ばかり!ミスして落ち込む自分を変えるバイト術
ただ強制的にメモを取らせても、相手が覚えてこないこともあるかもしれません。
そこで有効なのが”宿題を課す”というもの。
『来週お客がいなくて暇な時間に、仕事を覚えているかチェックするからね』と宿題を出します。
こうすることで新人さんもメモを何度も見返して、仕事を覚えてきてくれますよ。
- 挨拶を教える
- 時系列に沿って仕事を教える
- 仕事を教えるときは理由も一緒に伝える
- 実際にやってみせる
- 後輩にやってもらう
- 後輩の行動を修正する
- 【同じミスが多いとき】メモをとってもらう
バイトの新人がいつまでも使えないときの対応
丁寧に教えることはできても、仕事を覚えるのは相手の問題です。
何度も教えてもできない、というか努力すら見えないときは、どのような対応があるか見ていきます。
他の先輩・社員とバトンタッチする
1つ目の対策は別の誰かに教育を頼むという方法。
特にあなたより先輩だったり、社員さんの言うことなら、新人バイトも聞く可能性があります。
その新人は人によって態度を変えるタイプかもしれません。
そんなときは、”何を言うか”ではなく”誰が言うか”が重要。
あなたより立場的に上の人に教育をお願いしてみましょう。
使えないバイトと一緒に働かないで済むようにシフトを変える
2つ目の対策は、もう教えるのは無駄だと割り切って放置するというもの。
ただ放置すると相手ができない仕事をこちらでカバーしないといけなくなりますよね。
なのでシフトでできるだけ新人バイトと重ならないように調整するのが理想です。
他の同僚やバイト仲間も『いつまで経っても仕事できないよな』となれば職場全体で改善に取り掛かるかもしれません。
丁寧に教えたのに相手が仕事を覚えない時は、あなたに責任はありません。
極力、関わらないためにもシフトを変えて、一緒に働かないようにした方がストレスもないです。
参考⇒バイトの人間関係が最悪!バイト先の雰囲気が悪いときの3つの対策
バイトの新人が使えないときは教育の工夫をしよう!
今回はバイト先の新人が戦力にならないときの対応についてお話ししました。
最初にできることは、丁寧に仕事を教えてあげること。
何度教えても忘れるならメモをとってもらうと良いですよ。
いろんな工夫をして、それでも新人バイトが役に立たないなら上司や社員さんに相談しましょう。
相手が成長する可能性がないならシフトをズラして一緒に働かないなど、職場でのストレスを減らす要した方が良いです。