バイトの長期って、どのくらいが目安なのでしょうか?
求人サイトを見ていると、長期歓迎という言葉が目立ちますよね。
でも長期バイトといっても、何年も働くことが義務付けられているわけではありません。
すぐに辞めることもできるし、もちろん引っ越しや就職するまで働くことも可能。
今回は長期バイトを検討するときに、応募前に確認したいポイントを紹介。
- 他の人は長期バイトでどのくらい働くのか?
- 長期バイトを辞める理由で多いものは?
- 長期バイトですぐ辞める時の注意点
長期バイトは”働きやすい職場か”がとても重要になってきます。
アルバイト生活の満足度を高めるためにも、求人選びは慎重に行いましょう。
バイトの長期ってどのくらい続けるもの?長期歓迎の目安は何か月か
バイトの長期とは、どのくらいが目安なのでしょうか。
何カ月の契約以上を長期と言うのか、その平均を見ていきます。
① 長期バイトの目安はどれくらい?
実は”長期バイトは◯カ月以上の契約”という決まりはありません。
なので募集する企業側のさじ加減になってしまうんですね。
ただ一般的には、3カ月以上や半年以上が目安であることが多いです。
1日だけの契約となる単発バイトや、数日~2週間ほどの契約となる短期バイトとは期間が違います。
長期バイトの求人を出す企業は仕事を一から教えて戦力になるように育成するつもり。
そのうえで理想は1年以上、働いてくれるような人材を求めています。
なので長期バイトに応募するときは『できればずっと働きたい』と思える求人を選びましょう。
目先の時給や待遇だけでなく、職場の雰囲気や人間関係も重要になってきます。
② コンビニやパートなどの長期バイトは平均何か月続ける?
他のアルバイトをしている人は、長期バイトをどのくらい続けるのでしょうか?
アルバイトサイトのanが行った調査によると、以下のような結果となりました。
引用元 PR TIMES
フリーター・主婦・シニアの場合は「3年以上」が最多。
高校生や大学生でも半数以上が「1年以上」継続してアルバイトをしています。
つまり長期バイトに応募したら、多くの人は1年以上は働き続けるということ。
主婦・シニア層は就職などがないので、バイト期間が増える傾向にあります。
別のバイトで一から仕事を覚えるのも大変ですよね。
そういったときは長期バイトに応募して、ずっとそこで働き続けた方が精神的に楽ではあります。
③ 長期バイトでもすぐ辞めることは可能
長期バイトは絶対に数カ月働かないといけないの?
このように不安を感じる必要はありません。
長期バイトに採用されても、『合わないな』と感じたらすぐ辞めることはできます。
民法第628条でも、『雇用期間中でも直ちに契約解除できる』と書かれています。
民法第628条
やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。
引用元 民法
ただ『面倒くさい』とか『やっぱり嫌になった』という勝手な理由では退職できないかもしれません。
“やむを得ない理由”が退職できるかを決める要因となるからです。
- バイト代や残業代が支払われない
- 募集時に聞いていた仕事内容と違う
- ハラスメント行為がある
- 病気になった
- 親の介護などが必要になった
このような場合は2週間前までに伝えると、バイトを辞めることができます。
ただお互いの同意があれば即日退職も可能。
この辺りは店長への伝え方などを事前に考えておく必要があります。
- 一般的には3カ月・半年以上の契約
- 長期バイトで働く人は1年以上続ける場合が多い
- ただ長期バイトでもすぐ辞めることは可能
バイトの長期ってどのくらい続けるもの?どれくらい働くかの基準
長期バイトは1年以上続ける人が多い
では長期バイトを辞めるとき、どのような理由が多いのでしょうか?
アンケート結果や、私が思う辞め時についてお話しします。
応募するときから辞めるタイミングを意識しておくと、ズルズル続けることもなくなりますよ。
① 長期バイトを辞める理由は居心地?卒業や就職より多い回答
株式会社のビズヒッツが行った調査では、以下のようになりました。
引用元 株式会社ビズヒッツ
1位は職場の居心地に関連する「人間関係」。
2位と3位は学生が辞めるときの理由で多い「卒業・進学・就職のため」「学業に専念するため」。
4位と5位は長期で働いた後で感じる仕事内容の不満となります。
長期で働くということは、同じ人たちと同じ仕事を続けるということ。
そこで生まれる弊害が辞める理由となっていました。
② 長期バイトは目的を達成したら辞める人が多い
先ほどのアンケートから、長期バイトを辞める理由は2つに分けることができます。
そのうちの1つ目は『目的を達成したタイミング』
- 今の家に住む間は働く
- 卒業するまで続けたい
- 受験勉強が本格的になるまで働きたい
このように今の条件が続く間は働きたいと思っていた。
そしてその条件が就職や引っ越しなどで変わるタイミングで辞めるというもの。
進学や引っ越しをすると、また別の場所でアルバイト探しが始まります。
③ 長期でバイトしたゆえの悩みで辞める
2つ目の辞めるタイミングや、職場での不満が生まれたとき。
例えば長期でバイトを続けたからこそ、生まれる不満があります。
- 最初と仕事内容が変わった
- 時給が減った
- 新しい上司と合わない
- 後輩のやる気がない
- 職場で対立していて疲弊する
このように長期でアルバイトすると、仕事内容や人間関係が変わります。
良い方向に代わればいいのですが、悪い方向に向かうときもありますよね。
そのときに長期バイトを辞めると決断する人が多いです。
参考⋙バイトに飽きたときに新鮮味を取り戻すコツと辞めるときの手順
- アンケートでは”条件の変化”より”職場の不満”が多い
- 辞めどき① 就職や引っ越しなど条件が変わる
- 辞めどき② 仕事や人間関係の不満が生まれる
バイトの長期って何か月も続けないといけない?辞めることは可能
長期バイトに応募したとしても、すぐ辞めることはできます。
絶対に3カ月から半年以上、働かないといけないわけではありません。
ただやってはいけない注意事項もあります。
① 長期のバイトを募集している企業へ嘘をつくのはダメ
最初から短期間で辞めるつもりなのに、『長期で働きたいです』と嘘をつくのは禁止。
これは従業員を育成しようと思って募集している企業へのマナー違反です。
実際に働いてイメージと違ったり、聞いていな内容と違うなら仕方がありません。
ただ最初から辞めるつもりなのに、長期歓迎の求人に応募するのは避けましょう。
お店側によっては迷惑行為でしかないからです。
② すぐ辞めることは可能!ただ途中からの無断欠勤はダメ
長期バイトに応募したのに、すぐ辞めるのは申し訳ない
このような気持ちから罪悪感が生まれ、店長に辞めたいと言い出せない人もいます。
勇気を出して伝えればいいのですが、絶対に避けたいのがバックレなどの無断欠勤。
無断欠勤をすれば学校や家に連絡がいく可能性があります。
それに契約違反となり、訴訟されるリスクも0ではありません。
確かに現実問題として、アルバイトが無断欠勤すれば、そのまま退職扱いになることが多いです。
でもそれは企業側の温情であり、契約違反であることには変わりありません。
もし言い出せない場合は退職代行サービスなども検討しましょう。
退職代行サービスを使えば、即日退職も可能ですよ。
参考⋙バイトを今日限りで辞めることは可能?早く退職する伝え方
③ 最初はバイト先に合わないのは普通!1ヶ月~2カ月は続ける方が良い
始めての職場であれば、慣れるまで辛いのは当たり前です。
なので『仕事が覚えられない』といった理由で、すぐ辞めるのはもったいないんですね。
一人前になれば楽しく働けるようになるチャンスがまだあるからです。
どんな優秀な人でも、すぐ仕事を覚えられる人はいません。
なのでまずは1ヶ月から2カ月ほどは長期バイトを続けた方が良いです。
数カ月続けて全く進歩がないなら、その仕事はあなたに合っていないと判断できます。
このときに別のバイトに切り替えても遅くはありませんよ。
バイトに慣れるまでは、暇な日に出勤したりシフトを減らしてみましょう。
少しずつ慣れていけば、出勤の憂うつさもなくなりますよ。
- 最初からすぐ辞めるつもりで面接で嘘はつかない
- 無断欠勤で辞めようとしない
- 仕事が覚えられないといった理由なら1ヶ月は続けてみる
バイトの長期歓迎がどれくらい続けるかは半年以上を目安にしよう!
バイトの長期は3カ月以上・半年以上という意味合いで使われます。
実際に多くの人が1年以上継続して働いているんですね。
ただ長期バイトに応募したからといって、絶対に何年も働く必要はありません。
どんな仕事にも向き不向きはあります。
『どうしても無理ならすぐ辞めれば良い』
そう思って長期バイトに勇気を出して応募するのもアリですよ。
もし長期バイトで悩んでいるなら、お客として下見をしてみましょう。
実際に働く従業員を見て、『ここの人となら仲良くなれそう』と思えるかは大事なポイントです。
最初は仕事が覚えられず、不安を感じるかもしれません。
でも誰もが少しずつ仕事を覚えるものなので、あまり気にする必要はありませんよ。