大学1年生だと、バイトを辞めるとき理由を尋ねられる可能性は高いです。
店長も長期バイトで採用したから、退職理由を聞きたいのも当然。
そこで今回は『大学1年生のバイト退職理由の作り方』を見ていきましょう。
円満退社するためには正直すぎる理由は避けた方が無難です。
店長が納得して送り出してくれる、上手な退職理由を例文を参考に作りませんか?
バイトを辞める理由は何が良い?大学1年だと使えない退職理由もある
人生で初めてバイトを退職するときは、わからないことも多いはず。
なのでテキトーに辞めようとして、説得されたり怒られることのないようにしましょう。
① 大学1年生でバイトを辞めるのは珍しくない
店長からしてみれば、大学1年生でバイトを辞めるのは珍しくはありません。
おそらく過去に何度か体験しているはずです。
マイナビバイトが行った調査でも、大学生の約18.5%は1年以内の退職をしていました。
■1つのアルバイトをはじめてから辞めるまでの平均期間は大体どのくらいですか?
第1位 1年 72人(18.0%)
引用元 マイナビ学生の窓口
第2位 4年 38人( 9.5%)
第2位 1週間 38人( 9.5%)
第4位 6か月 36人( 9.0%)
第5位 2年 35人( 8.8%)
つまり、1年未満で退職するのは5人に1人の割合でありえること。
なのであなた自身も、1年生で辞めることに罪悪感を覚える必要はありません。
大切なのは職場の人を不快にさせない『退職理由』と『タイミング』になります。
(この2つについては、後で解説します)
② バイトの退職理由は?円満退社したいなら本音より建前を伝える
辞めるとは言っても、お世話になった職場なので相手に嫌な思いをさせてくないはず。
そこで大切になってくるのが退職理由です。
株式会社ビズヒッツが行った調査によると、バイトを辞めた理由は以下の通り。
引用元 ビズヒッツ
人間関係の悪さという不満がトップになりました。
もしかしたらあなたも、職場への不満から退職するかもしれません。
でもこういった本音を伝えて辞めるのは避けましょう。
バイト先の人達だって嫌な気がして、円満に最終出勤日を迎えるのが難しくなります。
③ 大学1年生だと使えない退職理由もある
大学生がバイトを円満に辞められる理由の定番があります。
それが『就職活動が始まる』とか『卒業する』など進路系の理由。
こういった進路系の退職理由は、バイト先の人達の理解度も高いです。
でも大学1年生だと、進路系の退職理由って使いづらいですよね。
そんなときは次の3つの退職理由から、使えそうなものを選んでみましょう。
例文を添えて、大学1年生向けの退職理由を解説していきます。
- 1年生で辞めること自体は珍しくない
- 円満退社したいなら退職理由が大事
- 就活などは辞めやすいが1年生だと使えない
大学1年生がバイトを辞めるときに使える理由【例文】
無理に自分の言葉で伝えようとすると緊張してしまいます。
例文を参考に少し書き換えると、店長に切り出しやすくなりますよ。
1年生向けのバイトを辞める理由で使えるのは以下の3パターンになります。
① 学業とバイトの両立が体力的に厳しいと感じた
1つ目の退職理由は『学業との両立ができない』です。
大学生の本分は勉強。
だから『勉強の時間が取れない』となると、バイト先としては退職を認めるしかありません。
大学1年生という立場だと『両立ができないと気づいた』というニュアンスが良いですね。
“入学当初は学校生活もアルバイトも両方したいと思っていた。”
“でも実際に始めてみると、両立は想像していたより体力的に厳しかった。”
“このままだと学業がおろそかになってしまう。”
こういった流れで店長に伝えると、納得してもらいやすいです。
② サークルや資格など大学でやりたいことが見つかった
2つ目に使える退職理由は『やりたいことが見つかった』というもの。
大学生活を送る上で、自分のやりたいことが見つかった。
だからアルバイトの時間が取れなくなったという理由になります。
こういった前向きな理由も、円満退職しやすいですね。
実際は職場が合わないなど、本音があるかもしれません。
ただそういった理由も言い換えて、”やりたいことができた”と伝えられないでしょうか?
参考⋙バイトを辞める理由として”合わない”ってあり?店長への言い方
③ もし即日に辞めたいのであれば体調不良などの理由が必要
基本的にアルバイトを辞めるときは、最短でも2週間前に伝える必要があります。
ただ雇用主と従業員のお互いの同意があれば、即日退職も可能なんですね。
つまり早く辞めたいのであれば、緊急の退職理由が必要ということ。
その代表的な退職理由が、『体調や健康』に関連するものです。
怪我や入院などをすれば、物理的に出勤はできません。
精神的に体調が悪い場合も同じですよね。
大学生活のストレスで体調を崩したとなれば、無理にバイトを続けさせることもできないです。
もし体調に問題がないけど、即日でバイトを辞めたい場合。
そんなときは退職代行サービスも検討しましょう。
退職交渉のプロに頼めば、確実に即日退職が可能となります。
退職理由を考える必要もないし、あなたから職場への連絡も不要。
- 学業との両立が難しいと感じた
- 新しい夢ができた
- (即日で辞めたい場合)体調不良で出勤が難しい
バイトを辞めるとき大学生向けじゃない理由もある
逆に大学生が使うとリスクのある退職理由もあります。
店長を説得しやすいけど、あとで問題になりやすいんですね。
① “引っ越し”や”家庭の事情”など嘘がバレる可能性があるもの
引っ越しや親の介護となれば、アルバイトを退職する理由となります。
職場も無理に引き留めることはできません。
ただこういった家庭の事情を、嘘をついて辞めようとするのは危険です。
なぜなら退職後に嘘がバレるリスクがあるから。
『一人暮らしを辞め実家から大学に通います』と言っても、バイト先付近で遊んでる姿を見らるかもしれません。
100%嘘をつくというより、誇張して退職理由を作った方がいいです。
先ほどの『学業との両立』などは嘘にはならないはず。
② “飽きた”や”別のバイトをしたい”など本音すぎると相手を傷つける
バイトを辞める理由を、正直に伝えすぎるのも問題です。
なぜなら職場への不満となってしまう可能性が高いから。
- 嫌いな人がいる
- 仕事に飽きた
- 時給が低い
これらは職場批判になるので、退職日までの出勤で気まずい空気が流れます。
気持ちよく送り出してもらうためにも、学業など大学生活に関連した理由の方が良いでしょう。
- バレる可能性がある嘘
- 職場への不満など相手を傷つけるもの
バイトを辞めるとき大学1年で気を付けたい注意事項
最後はバイトを辞めるときの伝え方を見ていきます。
バイトを始めて辞めるのであれば、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
① バイトを辞めるときは理由よりタイミングが大事
店長にとっては退職理由よりも大切な問題があります。
それがバイトを辞めるタイミング。
『すぐに辞めたい』と言われたらシフト調整や新人教育など、急に仕事が増えてしまうんですね。
なので円満退職をしたいなら、1ヶ月ほど余裕を作って退職の意向を伝えた方が良いです。
1ヶ月あれば新人を募集したり、来月以降のシフト調整も可能。
法律上は最短2週間前となっていますが、実際は1ヶ月以上前に伝えましょう。
② バイト先で店長に言い出せないときは?
バイトを辞めると伝えるのは勇気がいります。
店長とシフトが重なる日が少ないと、『今日こそは!』と思いながら切り出せない人も。
そんなときはまずメールや電話を活用しましょう。
メールでの退職はマナー違反ですが、アポを取ることはできます。
事前に退職で相談したいとメールをすれば、当日は店長も時間を作ってくれます。
あなた自身も逃げずに、切り出しやすくなりますよ。
③ 退職が決まってからやることって何かある?
退職が決まったら、やることがあります。
それが退職準備。
例えば制服などバイト着を洗濯して、返却できるようにしておく。
ロッカーの掃除や、新人さんに仕事を教えるなどの仕事も出てきます。
残りの出勤は職場にいても、気まずいと感じるかもしれません。
そんなときは自ら面倒くさい仕事を率先してやるのもおすすめ。
行動をすることで罪悪感や申し訳なさを薄めることができますよ。
- できるだけ早く店長に伝える
- 切り出せないときはメールやLINEを使う
- 最終日までに退職準備を済ませておく
大学1年でもバイトを辞めることは可能!理由は学校生活に絡めよう
大学1年生でもバイトを辞める人は一定数います。
ただ円満退職となると、バイトを辞めるときの理由が重要。
学業など学校生活に関係していると、バイト先のみんなも理解してくれます。
逆に職場への不満などを正直に伝えると、相手を嫌な気分にさせてしまうので注意。
もし勇気をもって言い出すのが難しいなら、以下の記事も参考にしてください。