『えっバイトしないの?何で?』
アルバイトをしていないという話になると、いつも驚かれてはいませんか?
何回も聞かれていると『そんなに文系の大学生でバイトしないのってオカシイの?』と不安を感じるかもしれません。
そこで今から統計やバイト以外のお小遣い稼ぎを方法についてお話しします。
結論を言えば、文系でバイトをしないのは変ではありません。
ただバイト以外のお小遣い稼ぎや、文系向きのバイトを知ることで、今より安心して大学生活を過ごせますよ。
文系の大学生でバイトしないのは変?平均値を知る
いくら周りの文系大学生がバイトをしていたからといって、あなた自身が焦る必要はありません。
まずは全国の大学生向けに実施したアンケートを見て、大学生のアルバイト事情を確認しましょう。
またバイトをしないことのメリットやデメリットも見ていきます。
文系の大学生はバイトをしてるの?
まずアルバイトをしている大学生の割合を見ていきます。
アンケートによって結果は多少前後しますが、ベネッセが行った調査によるとアルバイトをしている学生は全体の63%という結果になりました。
さらにアンケートを見ていくと、女性よりも男性、理系よりも文系の方がアルバイトをしている傾向が見えました。
つまり文系の大学生は、6割~7割がアルバイトをしていることがわかります。
なぜ文系の方がアルバイト経験が多いかと言うと、学年が上がるごとに理系よりも時間が取れるようになるから。
時間に余裕ができるので、長期的なアルバイトにも採用されやすくなるんですね。
就活後も理系は研究が忙しいですが、文系は単位さえ取れていれば気を付けるのは卒論だけ。
就活後でもバイトは始められるので、『一度くらいはバイトしないと』と焦る必要はありません。
文系の大学生でバイトをしないと就職に不利?
よくある勘違いが『バイトをしないと就活に不利になるのでは…』というもの。
確かにアルバイトを通して社会人経験の練習はできますし、敬語やマナーを接客をしながら身に着けることができます。
そういった面でアルバイトをしていると就職活動で有利になるというイメージがあるかもしれません。
ただ『バイトしないと就活に不利』ということはないんですね。
面接官が聞きたいのは『大学生活で頑張ったこと』
頑張ったことはアルバイトである必要はないし、ゼミやサークル・部活・勉強など、何を語るかはあなたの自由です。
『バイトはしていないけど○○で頑張った』というものがあれば、無理にバイトをする必要はありません。
もし何も頑張ったと言えるものがないなら、アルバイトで経験を作るというのはあり。
その場合は就活前にアルバイトを始めることをオススメします。
就活中はアルバイトをするのはスケジュール的に厳しいので、今のうちに経験した方が良いです。
【結論】大学生の本業は勉強や学校のイベントにある
アンケートを見ると全体の6割から7割がアルバイトをしていることがわかりました。
確かに半数以上がアルバイトをしていますが、だからといってバイトが必須なわけではありません。
大学の講義や資格の勉強、ゼミやサークル・部活など、最優先すべきは大学生活になります。
大学生活を送る中で余裕があり、自由に使えるお金を増やしたいときにアルバイトを検討しましょう。
文系の大学生でバイトしないときお金はどうする?
- 無理にバイトをする必要がないのはわかった
- でも自由に使えるお金が少なくて困る
こんな悩みもあるかと思います。
なので次は、バイト以外で自由に使えるお金を増やす方法についてお話しします。
まずは大学生の収入について見ていきましょう。
大学生のバイトの月収はいくら?
マイナビが実施したアンケートによると、アルバイトの1ヶ月の平均額は3万3,559円となりました。
時給900円とすると、一カ月で働く時間は約37時間。
週に2日ペースで出勤して4時間ほどアルバイトをする計算になります。
このように考えると、アルバイト中心の生活をしている大学生が少ないことがわかりますね。
平日に1日、土日の1日の出勤で稼げる額が平均となっています。
大学生でお小遣いってもらえる?実家・一人暮らし別
アルバイト以外の収入となると、最初に頭に浮かぶのが親からのお小遣い。
ただ働ける年代になっても親からお小遣いをもらっていいのでしょうか?
モッピージョブのアンケートによると、実家暮らしでお小遣いをもらっていない学生が64.5%と多数。
もらっている学生の中だとお小遣いの平均は2~3万となりました。
先ほどのアルバイトの平均月収と似た金額になってきますね。
大学生活を送る上では月2万~3万は必要ないと不安だということがわかります。
ちなみに一人暮らしになるとお小遣いというより仕送りという形で平均約10万円となっています。
一人暮らしでアルバイトをしないとなると、生活費や学費の負担が大きくなりますね。
大学生でお金が不安なら奨学金という選択肢もある
- お小遣いだけでは足りない
- お小遣いをもらうのは申し訳ない
このような場合は大学生だと奨学金制度の活用も選択肢に入ります。
奨学金制度とは大学生で毎月お金を受け取り、社会人になってから返済するというもの。
私も利用していましたが、奨学金は気軽に申請するものではありません。
返済できなくなったときの保証人を探す必要もありますし、借金を背負って社会人生活を始めるのと同じになります。
奨学金でも第二種は利息がついているので、借金と仕組みは同じ。
将来の自分が責任をもって払えるかを考えてから申請した方が良いですよ。
私はまず在宅ワークなどアルバイト以外の稼ぎ方を試した方がリスクが低いと考えています。
今ならスキルなしでできる在宅バイトや、スマホでできるお小遣い稼ぎもありますよ。
文系の大学生・大学院生に向いてる簡単なバイト
最後はバイトにあまり乗り気ではない文系の大学生向けの求人についてお話しします。
『バイト=大学生活との両立が難しい』というわけではありません。
あと少しだけ自由に使えるお金が欲しいときに、検討してみてください。
ガッツリとしたアルバイトではありませんが、効率的に稼げるものを選んでみました。
文系の大学生におすすめ① TAティーチングアシスタントは大学院生向け
大学院生ならアルバイト感覚で稼げる学校の仕事があります。
それがTA(ティーチングアシスタント)
仕事内容は教員のサポートで、資料の準備や配布、出欠席の確認作業や質疑応答の際のサポート、課題の添削になります。
大学内での仕事なので気軽にできますが、人気のアルバイトなので選考や抽選がある場合も。
随時募集があるので大学側の情報をチェックしてはいかがですか?
文系の大学生におすすめ② 学内図書館のバイト
大学内にある図書館でのバイトの求人が出ていることがあります。
仕事内容は本の整理・返却された本を元に戻す・カウンターでの受付業務や貸し出しですね。
募集は少ないですが、将来的に司書資格を取りたかったり、司書として働きたい人におすすめ。
文系の大学生におすすめ③ インターンで稼ぐ
バイトではない稼ぎ方としてインターンがあります。
インターンの中には体験するのが目的の短期型と、1カ月以上働いて給与ももらえる長期型があります。
お小遣い稼ぎが目的なら長期型のインターンがおすすめ。
実際に興味がある業界や企業で働き『本当にこの業界で働きたいのか』を確認しながらお小遣い稼ぎもできるので一石二鳥。
特に文系の場合は大学3年生以降になると時間割にも余裕が出てくるので、応募してみるのも良いですね。
文系の大学生におすすめ④ 家庭教師・塾講師
負担がないコスパが良いお小遣い稼ぎとして家庭教師もあります。
週に1日、子供の勉強を見てあげるだけで時給数千円レベルになります。
周りで『勉強を見て欲しい』と考えている親御さんがいればタイミングもピッタリですね。
大学受験を控える高校生を教えるのは負担なので、もう少し学力を伸ばしたい学生を教えるのが理想。
文系の大学生におすすめ⑤ 短期バイトは夏休みなど暇な時期だけ働くのに最適
大学生活への影響を考えるなら、夏休みや冬休みだけ働くのも良い考えです。
中でも1日~数日働くだけでバイト代が稼げる短期バイトは気軽に取り組めます。
仕事内容もカンタンで時給も高いし、もし仕事が合わなくても当日だけ我慢すれば終わるのでリスクが少ないんですね。
単発バイトには単純作業の仕事と、労働系の仕事があります。
ティッシュ配りや看板持ちなど単純作業のバイトを選んだ方が疲れにくいですよ。
バイトで働くのが怖いときの職場探し
もしバイトしない理由の中に『働くのが怖い』という考えがあるなら、精神的に楽に働ける求人を探しましょう。
例えば接客がない仕事だったり、職場でほぼ一人で働けるバイトもあります。
なのでまずは『アルバイトの中で何が嫌なのか』をハッキリさせること。
その嫌なことを避けられるバイトを探せば、取り組みやすいですよ。
接客が嫌なら接客がないアルバイトを選べばいいだけ。
複雑な仕事を覚えるのが嫌なら、簡単な仕事を選べばいいだけなので。
文系の大学生でもバイトをしない学生はいる!お金が足りない時に考えれば良い
文系の大学生は確かに理系と比べてアルバイトをしている学生が多いです。
でも3割ほどの学生はバイトをしていないので『バイトしない=珍しい』というわけではありません。
大学生活でお金に困っていないなら、無理にアルバイトを始める必要はないんです。
勉強やゼミ・サークル・部活などに集中しましょう。
ただ金欠になったときのために、普段からどんな仕事なら取り組めそうか考えておくと安心。
バイトが嫌でも在宅ワークや学校内の求人など、アルバイトっぽくない仕事もたくさんあるので安心してください。