バイトの掛け持ちを歓迎されることはありません。
最初から”掛け持ち可”と募集している職場でなければ、快く思われないでしょう。
なぜ掛け持ちバイトが嫌がられるのか。
そこには3つの原因があるんですね。
逆に言えば、その3つの原因を知れば、掛け持ちしやすい2つ目のバイトを探しやすくなります。
今回は『バイトの掛け持ちや嫌がられる原因と求人探し』を紹介。
今のバイト先の給料だけでは足りないという人は必見の内容となっています。
バイトの掛け持ちが嫌がられる原因!途中から増やしたいとき
なぜバイトの掛け持ちや、今のバイト先に嫌がられることが多いのか。
それは職場にいる人たちに、少なからずリスクが出てくるからです。
特に次の3つの心配事が増えるんですね。
① バイトを掛け持ちして体力は持つ?手を抜かれるかも
長期バイトを2つ掛け持ちするとなると、単純に働く時間が倍になります。
仕事量も増えるので、体力が持たないかもしれません。
最初は頑張って両立しようとするけど、長引くごとにモチベーションも下がってしまう。
そうなると”私たちの職場で手を抜いてしまうのではないか”という心配されます。
特に掛け持ちするバイトが深夜や早朝のバイトなら睡眠時間も確保できなくなる。
私も掛け持ちは経験がありますが、長期バイト2つはけっこうしんどいですよ。
疲れて集中できずミスが出れば、他のスタッフのフォローも必要になります。
こういったリスクを考えると、あまり掛け持ちを歓迎する職場って少ないんですね。
参考⇒バイトの掛け持ちって言う必要はある?店長への報告
② バイトの掛け持ちをするとシフトがかぶる?融通が利かない
バイトの掛け持ちをするとシフト調整も難しくなります。
特に出勤する曜日や時間帯が重なっていると大変。
何カ月もその状態が続けばミスをして、シフトが重なるなんてこともありえます。
シフトのダブルブッキングがなくても、今のバイト先のシフト要望に応えられなくなる回数は増えますよね。
そうすると店長としてはシフトが埋まらず、いろんなスタッフに声をかけることになります。
こういったトラブルやシフト調整のリスクがあるので、掛け持ちバイトは嫌がられるんですね。
ただこのリスクは、2つ目に選ぶバイトによって避けることができます。
もともと働く時間帯が午前と午後でハッキリ分かれているなどであれば問題なし。
なので働く曜日にバラつきがあったり、似たような時間帯に働くバイトは避けましょう。
③ バイトの掛け持ちで同じ業界やライバル企業を選ぶとヤバい?
掛け持ちするとき。どんな仕事のバイトを選ぶかも重要です。
避けたいのは同業他社のアルバイト。
似たアルバイトの方が仕事経験を活かせるのは事実です。
ですがライバル企業2社を掛け持ちすると、ノウハウや情報の流出リスクがあるんですね。
実際に何も話さなくても、お互いの店長や責任者からすれば気持ちがいいものではないでしょう。
それに繁盛期や時間帯も重なるので、シフト調整が難しくなります。
これなら同じ会社の他店舗で働けるか交渉した方が良いですね。
それならシフトも増やせるし、仕事は同じなので即戦力となります。
参考⇒バイトの掛け持ちはやめたほうがいい?避けるべきパターン
- 体力的に持たなくなりミスが増えるかも
- シフトが重なったり調整ができなくなるかも
- 同業なら情報が取られるかも
バイトの掛け持ちで嫌がられない方法!はしごする時間に注目
先ほどのような懸念点があるので、掛け持ちは歓迎されない。
ただ言い換えれば、バイト選びを工夫すれば掛け持ちがしやすい働き方ができるということです。
そこでもし掛け持ちバイトに興味があるなら、2つ目のバイトは以下のような特徴で選びましょう。
私も以下の3つのポイントを押さえて、学生時代にアルバイトを掛け持ちしていました。
① シフトが重なる心配がないバイト先なら掛け持ちしやすい
大前提としてシフトが重なる心配がないバイトから選んでいきましょう。
例えば午前と午後でハッキリと、働く時間帯が変わるなど。
あとは1つ目のバイトの定休日に、2つ目のバイトのシフトを入れるなどですね。
理想は繁盛期がない、常に一定の仕事量の方がシフトも組みやすいです。
曜日や時間帯が重ならないバイトであるほど掛け持ちしやすい。
1つ目のバイト先でも『◯曜日は入れない人』みたいなキャラがあると良いですよね。
その曜日であれば、2つ目のバイトも入れやすいです。
私の場合はメインとサブというような分け方をしていました。
メインのアルバイトは週4で夕方にガッツリ働いて稼ぐ。
サブのバイトは土日や年末年始など繁盛期の10時~15時まで働くという形。
このようにして学業とバイト2つの住み分けをしていました。
② 掛け持ちするバイトの仕事内容はすぐ覚えられる業務がいい
2つ目に始めるバイトは、簡単な仕事を選びましょう。
同じ業界であれば似た仕事もあるから即戦力になれるかもしれない。
ただ同業他社のライバル店には安易に掛け持ちできないという話でした。
そこで現実的な方法なのが、すぐに覚えられる仕事を選ぶこと。
バイト初日に基本的な仕事を覚えられるようなものが理想ですね。
そうすれば1から仕事を覚えなくていいし、あなたの負担も軽くなります。
接客というよりも手作業や軽作業系のアルバイトが当てはまりますね。
あとは立っているだけとか、座っている時間が長いなど体力を消耗しないバイトもおすすめ。
1つ目のバイトと違う働き方ができる職場であれば、良い気分転換にもなります。
③ アルバイトにこだわらない働き方とは?
またアルバイトにこだわらない働き方も考えましょう。
長期バイトを掛け持ちするとなると、長丁場になると体力的にきついです。
そうではなく、もっとマイペースに取り組めるお小遣い稼ぎはどうでしょうか。
近所の子供に家庭教師をするとか、家の皿洗いをする代わりにお小遣いを増やしてもらうなど。
少額でいいなら長期バイトより、アルバイト以外の働き方の方が合っているかもしれません。
あとは1つ目のアルバイトでシフトを増やしてもらったり、別の店舗でヘルプに入るなどで代用できます。
参考⇒バイトの掛け持ちって隠すのはダメ?
- 働く曜日や時間帯が違うものを選ぶ
- 仕事はすぐ覚えられるものがいい
- 少額でいいならバイト以外の働き方も検討
バイトの掛け持ちのやり方!シフトの組み方やおすすめの働き方
先ほどの掛け持ちしやすいアルバイトの特徴を見ながら、おすすめの仕事や働き方を見ていきます。
前提としては今しているアルバイトをメインにすること。
優先順位を今のバイトに設定して、2つ目の掛け持ちバイトを探しています。
① 短期契約の単発バイト・短期バイトなら掛け持ちにピッタリ
掛け持ちしたいバイトは短期契約の求人です。
1日で終わる単発バイトや、数日で終わる短期バイトなら負担も少ない。
今のバイト先の定休日や、閑散期に一時的に掛け持ちができます。
短期バイトなら仕事も簡単なものが多いですよ。
- ティッシュ配り
- ポスティング
- シール貼り
- イベントの受付
- 試験監督
また暇な日を指定したら、その日に単発求人を紹介してくれる派遣型バイトも良いでしょう。
派遣バイトであれば、単発バイトに毎回応募する手間もなくなります。
こういった短期契約であれば、長期バイトの休日だけ働けるのでシフトのダブルブッキングの心配もありません。
参考⇒バイトの掛け持ちって3つは可能?実現方法について
② 在宅ワーク・オンライン系のバイトなら通勤時間の短縮ができる
家でできるアルバイトなら、通勤時間がかかりません。
スキマ時間に取り組めるので、掛け持ちもしやすいです。
スキルなど不要でも取り組める案件もありますよ。
- オンライン家庭教師
- 模擬試験の採点
- データ入力
- 商品の組み立て
- ハンドメイド
在宅ワークは案件ごとに応募するので仕事量を調節できます。
1つ目のバイトが忙しいときは、そのバイトに専念する。
そして閑散期に在宅ワークを増やして掛け持ちをしていきましょう。
③ 長期バイトなら”シフト自由”や”週1からOK”のバイトが良い
どうしても長期バイトで掛け持ちしたいなら、シフトを組みやすい求人を探します。
例えば週1からOKとかシフト自由で自分で出勤日を決められるバイトですね。
接客などのバイトはお客さんが相手なので、マイペースに働くのは難しいです。
ただ接客以外のバイトであれば、シフトを自己申告で決められるものも多いですよ。
- 軽作業
- 工場
- 警備
求人サイトで”掛け持ちOK”の条件指定で探すのもおすすめ。
掛け持ち目的で応募しても、面接でマイナスイメージにはならないからです。
参考⇒バイトの掛け持ちで8時間以上働くとバレるの?
- 短期バイト…イベントの手伝いやサンプリング配布
- 在宅バイト…家庭教師やタイピング業務
- 長期バイト…軽作業や工場での仕事
【最終手段】バイトの掛け持ちより稼げる仕事1本に乗り換える
アルバイトの掛け持ちで、どんな仕事を選べばいいか見ていきました。
今回のお話しでピンと来なかった場合は、別の働き方を検討した方がいいかもしれません。
例えば今のバイトより稼げるバイトに乗り換えるなど。
これなら掛け持ちせずにバイト代を増やすことができますよね。
まず最初は今のバイト先でシフトを増やしてもらえないか交渉する。
それが無理そうなら、負担のない範囲で掛け持ちを検討。
掛け持ちバイトの候補で良いものがなければ、もっと稼げるバイト1本に絞ることも視野に入れる。
もしバイト先を辞めることで疑問があるなら、以下の記事も参考にしてください。