あのさぁ、シフト代わってくれない?
当たり前のように何度もシフト交代を頼まれると、イライラしますよね。
その日に予定があるわけではないからシフト変更はできる。
でも急な予定を入れられるのは嫌だし、頻度が多いとストレスを感じて当然です。
今回はそんな『シフト交代を頼まれるときの対処法』について考えて行きましょう。
なぜ周りの人はあなたにシフト交代をお願いするのか。
シフトを代わってあげるときの交渉や断り方も知っておくと良いですよ。
どうしても状況が改善されない場合は、バイトを辞めるという選択も必要になるかもしれません。
バイト先で”シフト代わって”がうざい!シフト交代を頼まれてばかりの原因
なぜバイト先の人は、何度もあなたにシフト交代を頼むのか。
それは以下のような印象や状況が関係しています。
どれが当てはまるか1つずつ確かめていきましょう。
① 優しすぎると急でも”シフト代わって”と言いやすい
あなたが何度もシフト交代をお願いされるのは、断らないと思われているから。
“この人に頼めばOKしてくれる”と判断して、周りの人はお願いをしてきています。
相手の要求を断ることで罪悪感を感じるような優しいタイプの人にありがちですね。
特に予定もないのにシフト交代を拒否するのは申し訳ない気分になったりしませんか?
でもシフトというのは、予定がないからといって代わってあげる義務はありません。
もちろんお互いに助け合ってシフトを交代するのは素晴らしいこと。
でもあなただけが何度も周りを助けているなら、それは”助け合い”ではありません。
もし嫌なら上手に断る必要があります。
もしくは今後はシフト以外の曜日に、長期的な予定を作るのがおすすめ。
(実家に戻るとか習い事をするとか、子供の送り迎えをするなど)
詳しい対処法は後で解説しています。
② シフトを増やしてバイトで稼ぎたいと勘違いされている
最初に快くシフトを交代してあげたら、その対応から勘違いされることもあります。
例えばあなたが優しさのつもりで『バイト代が増えるからいいよ』と言ったとします。
すると相手は『本当はもう少しシフトに入りたい』と勘違いするかも。
そうするとシフト変更したいときに、よかれと思ってあなたに何度もお願いすることになるんですね。
こういった勘違いは相手の誤解を解かないと、ずっと同じお願いをされることになります。
なのでどこかのタイミングでハッキリと拒否する必要があります。
相手を傷つけない言い方で、しっかりとあなたの要望も伝えるようにしましょう。
③ バイト先でなめられている!自分の意見を言わないと思われている
何度もシフト交代をお願いされるのは、なめられている可能性もあります。
“この人なら強くお願いすれば断らないはず”
こう判断されてしつこくお願いされている状況ですね。
この場合はお願いを断る以外の選択肢も候補になります。
例えばシフトを代わってあげるのではなく、シフトを交換することを提案する。
もしくはシフト交代以外の不満があるなら、バイト自体を辞めても良いでしょう。
なめられている職場で働き続けるのもストレスが溜まりますし。
【オマケ】 バイト先が人手不足で困っている?
バイト先の職場全体の問題が原因かもしれません。
例えば慢性的な人材不足で、希望より多いシフトを組まれてしまう。
この場合は従業員が出勤できない日が増えて、シフト交代の要望が増えます。
これは店長の判断ミスが原因ですね。
なので人手不足なので人員を補充してほしいとお願いする必要があります。
もしくは今のバイト先を辞めて、もう少し融通が利くバイトを探すかですね。
- 優しいから断らないと思われている
- もっと稼ぎたいと勘違いされている
- 強く言えば代わってくれるとなめられている
- 職場自体が人員不足でシフトが回らない
バイトのシフト変更が多い!ストレスを感じるときの対応
毎月のようにシフト変更してくれと言われる。
急なシフト交代だと余計にストレスを感じるはず。
そんなストレスは、どうすれば減らすことができるのか。
① シフトを変更してあげたとき専用の”ご褒美リスト”を作る
明日以降から全てのシフト交換の要望を断るというのはやりすぎです。
シフトというのは従業員全員が、お互いにフォローしながら埋めていくもの。
なので今後も回数を減らしたとしても、たまにはシフトを代わってあげることもあるでしょう。
そのときに少しでもモチベーションも維持するのが”ご褒美リスト”です。
事前に誰かのシフトを代わってあげたとき専用の、自分へのご褒美リストを作っておく。
そうして実際にシフト交代したとき、そのリストから1つご褒美を自分にあげるというのはいかがでしょうか?
- バイト終わりに前から欲しかったスイーツを買う
- ネットフリックスに加入して好きな映画を見る
- 日帰りできる距離でプチ旅行へ行く
- 翌日はオシャレなカフェでゆっくり過ごす
誰かのシフトに代わりに入ってあげたということは、その日分のバイト代は臨時収入となります。
その日のバイト代は自分へのご褒美に使っても問題ありません。
事前にご褒美リストを作っておくだけでも楽しいですよ。
② “じゃあこの日は代わって”とシフト交換を提案する
- バイト代を増やしたいわけではない
- 少しでもお願いされる回数を減らしたい
こう思っているならシフト交代をお願いされたとき、シフト交換を提案するのがおすすめ。
相手から”この日のシフト代わって”と言われたら、”じゃあ来週の◯日は代わってね”と交渉。
こうすれば相手は、自分からお願いしたこともあり断りづらいはずです。
何度も繰り返すと、あなたへのお願い自体も減るかもしれません。
1ヶ月単位で見たときの出勤数も変わらないし、バイトへの負担は一定のまま。
シフトが決まったときに、”できればこの日は働きたくないな”という日をピックアップしておきましょう。
そうすれば相手からシフト交代の要望があったときに、スムーズに交渉できますよ。
シフト交換は、店長への休暇希望が通らないときにも使える手です。
③ シフト交代を頼まれる曜日に予定を入れる
- 断るのも罪悪感を感じる
- 頼まれる回数自体を減らしたい
そんなときは、シフトに入らない曜日に長期的な予定を入れることをおすすめします。
よくシフト交代を頼まれる曜日や時間帯はありませんか?
もし曜日が固定されているなら、その曜日に予定を入れれば上手く断ることができます。
そしてその予定が長期的なものであれば、相手は何度も交渉してきません。
- 習い事を始めた
- 資格の勉強で授業を受けている
- 子供の塾の送り迎えがある
- 祖父母の介護がある
- 実家に顔を出す
“月曜日は授業があるので絶対に入れない”など予定をアピールします。
そうすれば相手も交渉するだけムダなので、シフト交代の要望もなくなりますよ。
この予定は無理矢理に作ってもいいし、バレないなら嘘でも構いません。
④ シフト代わってと言われたときの上手な断り方は?
断れるのであれば、上手に断るのが一番です。
ただ『その日は無理です』ときっぱり伝えつつ、相手を不快にさせないのが重要。
そのために必要なのが、『シフトを交換できない理由』を伝えることです。
このときの理由は『1回に限らないもの』がおすすめ。
例えば”予定が入っている”などの理由であれば、またシフト交代をお願いされるかもしれないんですね。
なのでシフト交代自体が難しいと思ってもらえるような理由を使いましょう。
- 学業…成績が下がっているのでシフトがない日は勉強をしたい
- サークル活動…その曜日はサークル活動をすることが多い
- 体調不良…体調が悪くシフトをこれ以上増やすことができない
- 家庭の事情…子供の送り迎えがあるので難しい
断るときは理由と謝罪をセットにしましょう。
そうすれば相手も不快に感じることはありません。
学業や進路・家庭の事情であれば相手も納得してくれます。
もし何の予定がなくても、その日に少し多めに勉強すれば問題ありません。
相手が嫌な思いにならないように断ることを意識しましょう。
そういった交渉が通じないのであれば、アルバイトを辞めることも検討した方がいいです。
あなただけが無理をしてシフトを埋める必要はありませんよ。
- ご褒美リストを作る
- シフト交換を交渉する
- 長期的な予定を入れる
- 上手な断り方を知る
- ※助け合いの関係性を作るのは大事
それでもバイト先のシフト交代をお願いされてうざいとき
- シフト交代が難しいと伝えた
- それなのに引き下がってくる
こんなときはバイトを辞めることも検討した方がいいです。
希望シフトが通らないバイト先で無理に続ける必要はありません。
ただ辞める前に何かできることはないのでしょうか?
① シフトを固定してイメージをつける
1つ目の方法はキャラをつけるというもの。
例えば『希望シフトを出すときに曜日を固定する』
そうすれば基本的にその曜日でしか出勤できない人という印象を持たれます。
他の曜日は学業や家庭の事情などがあり、シフトには入れない。
そんな印象を持ってもらえれば、シフト交代のお願いも減るかもしれません。
バイト先で真面目に働いていれば、信用を得ることはできます。
そのうえでたまにシフト交代してあげると、あなたがシフト調整で困ったとき助けてくれますよ。
参考⇒バイトのシフト変更したいときのLINEやメールの活用法
② バイトの店舗や仕事内容を変えてもらう
いつも同じ人がシフト交代のお願いをしてくるときは、職場を変えられないか考えましょう。
例えばその人が出勤する曜日や時間帯を避けてシフトを組む。
もしくはホールからキッチンなど、仕事自体を変えてもらえないか店長に相談する。
そうすれば仕事内容が違うので、相手があなたとシフト交換することが難しくなります。
辞める以外の選択肢でいうと、チェーン店の場合は店舗を変えてもらうという方法もあります。
店長に他の店舗で欠員が出ていないか聞いてみるのも良いですね。
店舗を変えることができれば、仕事は変わらず人間関係がリセットされます。
③ シフト調整が憂うつで今後も続きそうなら辞めた方がいい
あなたができる範囲内で対処したのに問題が解決しない
こんなときは今のアルバイトを無理に続けなくていいかもしれません。
シフト調整以外にバイト先で不満がある場合も同じです。
もっと希望シフトが通るバイト先に変えることも検討しましょう。
ただすぐに辞めるとなると職場は混乱します。
なので1ヶ月後ほどを目安に、バイトを辞めると報告するのが良いですね。
店長への切り出し方などは以下の記事を参考にしてください。
- 特定の曜日しか働かないようにシフトを組む
- 店舗や仕事内容を変えられないか店長に相談
- もう少し働きやすいバイトに変える
シフト交代を頼まれてばかりなら我慢しない!主張や撤退を検討
シフト交代を頼まれてばかりだと湯鬱になりますよね。
確かに少しくらいなら、職場の人が困っていたら助けてあげるのもいいでしょう。
でも何度も頻繁に頼まれるとなると話は別。
上手に断ったり、シフト以外の日は出勤が難しいことをアピールしましょう。
もしそれでもしつこくお願いしてきたら、他のバイトに変えてもいいかもしれません。
もう少しゆるく働ける職場なら、バイト中のストレスも減りますよ。