バイトをしていると、ストレスを感じてメンタルがやられることってありますよね。
接客業だとクレームがあったり、裏方でも社員さんに怒られるなど精神的に疲れることはあります。
そんなときに『もう子供じゃないから』と我慢していると、どこかで心がパンクしかねません。
メンタルがやられたときに、まず最初にすべきことは休息を取ること。
今回は私が仕事中にメンタルがやられたときに、効果のあった心と体のケアを紹介します。
その上で今後、メンタルがやられないための保ち方もお話ししますね。
根性論で我慢したり、無理をするのだけは辞めましょう。
バイトするとメンタルがやられる瞬間!接客業に多い?
ではまずバイト中に、どんな状況でメンタルがやられるのか。
どんなアルバイトでも共通している、5つのモヤモヤを紹介します。
原因によって、どうストレスを解消するかも微妙に変わってきますよ。
① 接客業で避けられないクレームでメンタルがやられる
アルバイトの定番の1つが接客業。
その接客業でメンタルにくるのがクレーム処理です。
クレームは接客をしているアルバイトが聞くことが多いですよね。
理不尽な客への対応を迫られていると、精神的に疲れが溜まっていくのは当然です。
何度も繰り返していればスルー力も磨けますが、それでもストレスは0になりません。
なので私の場合はクレームを受けた日は、バイト帰りに何か1つご褒美を買って良いことにしていました。
理不尽な客と対応したら、前から欲しかったコンビニスイーツを買って食べる。
このように『嫌なコト⇒ご褒美』というルールを作ると、少しは気分が晴れますよ。
ただクレーム自体がどうしても慣れない場合は、接客以外のバイトに変えることも検討しましょう。
接客バイトは定番ですが、アルバイトが接客業だけというわけではありません。
裏方で接客が0のアルバイトを選べば、クレームのストレスからは解放されます。
② 店長や社員に怒られるのも精神的に辛い
お客さん以外からもストレスが生まれることがあります。
それが職場にいる店長や先輩など目上の人。
怒りっぽい人や短気の人と一緒にいると、職場もピリピリしがち。
新人であればミスをしても仕方ないのに、ガミガミと怒られるとメンタルがやられますよね。
職場で怒られることの問題点は”密接度”にあります。
嫌なお客さんにはそのときだけ対応していればいい。
でも職場に嫌な人がいると、仕事中にずっとモヤモヤを抱えることになります。
シフトをずらすなどして、できるだけ一緒にいないようにすること。
もしくは店舗を変えてもらったり、裏方から接客など仕事を変えてもらえないか交渉することも考えましょう。
どうしても無理ならバイトを変えて、人間関係をリセットすることもできます。
仕事の悩みと違って、自力で解決しづらいのが人間関係の悩みなんですね。
③ バイト先でミスをする自分に自己嫌悪!メンタルを病む
完璧主義の人はバイト中にメンタルがやられやすいです。
例えば1つミスをしただけで、『やっぱり自分はダメなんだ』と落ち込む。
ミスや失敗で自分を追い込む思考のクセを持っていると、メンタルが回復しません。
この場合はまず、他人との比較を辞めることから始めましょう。
そして昨日の自分と比較して、成長したり学んだことを数えていきます。
そうすればミスが学びキッカケとなり、もっと成長した自分になっていることに気づけます。
仕事でのミスは誰にでも起こりえることだし、新人であれば仕方のない場合もあります。
なので仕事のミスとあなたの人格を一緒にしないこと。
切り離して考えて、ミスをしたら『次は◯◯をしよう』と気を付けるだけで構いません。
④ バイト先で孤立するとメンタルがきつい
上司との関係や仕事に問題が無くても、同世代との関係性で悩むこともあります。
新人だと馴染めるまで時間がかかることもあるでしょう。
他の従業員と比べて自分だけタイプが違えば、そのまま孤立することだってあります。
居場所がないところでずっと働くのはメンタルも辛い。
対策としては3つ方法があります。
まずは少しでも距離を縮めるために、挨拶をしたり話を聞くなどコミュニケーションを工夫すること。
2つ目は割り切ってバイト代を稼ぐためだけにアルバイトをすること。
最後に3つ目はバイトを変えて、バイト仲間を作りやすい仕事を選ぶこと。
まずは距離を縮めるために、傾聴スキルを磨くことをおすすめします。
人は誰もが自分の話を聞いてもらいたいもの。
なので相手の話を真剣に聞いてあげれば、少しずつ心の壁がなくなっていくかもしれません。
そういった努力が実らなければ、アルバイトを変えて心機一転した方が早いですね。
今のバイト先によほどのこだわりがなければ、そのまま孤立して働くメリットは薄いはずです。
⑤ バイトと学校生活やプライベートの両立が難しい
バイト先に悩みはなくても、体力的にきつくてメンタルにダメージがくることもあります。
例えばアルバイトと学校生活が両立できないとか。
アルバイトも充実しているけど、部活やサークルなどにも出席したい。
そうなるとどうしてもタイトなスケジュールになり、体力的にきつくなります。
余裕がなくなれば精神的にも落ち込まれてイライラしがちに。
このように働き方で融通が利かないと、長期バイトは続けられなくなっていきます。
まずは流動的にシフトを変えられないか、店長に相談すること。
忙しい曜日に出席する代わりに、シフトを少し減らすなど交渉してみましょう。
新しいスタッフを1人入れてくれるだけで、一気に解決するケースもあります。
シフト自由のバイトに変えるという方法もありますが、それよりまずはシフト調整で交渉する時間を作ってもらいましょう。
- クレーム処理…ご褒美を設定する
- よく怒られる…シフトを変える
- ミスをして自己嫌悪…完璧主義から成長思考になる
- 孤立している…挨拶と傾聴を心掛ける
- 両立ができない…シフトの相談をする
※解決できない場合はバイトを変えるのもあり
バイトでメンタルがやられたときのケア!休むコツ
バイトでメンタルがやられたとき、どうすればいいのか。
私は次の3つを心掛けることで、無駄に消耗することを防いでいました。
“休息⇒避難”という流れで、バイトからメンタルを守る方法を紹介します。
① バイトで疲れたメンタルを癒す!”体⇒心”の順番が良い
まずは疲れたメンタルを癒してあげましょう。
ただそうはいってもメンタルは目に見えるわけではありませんよね。
筋肉痛のように痛みでわかることもないし、数値化できるわけでもない。
そこで最初は心を休めようとするより、体を休めることを優先します。
体がリラックスして疲れが取れれば、自然と心の余裕も生まれます。
- 昼寝をする
- ストレッチをする
- マッサージをする
- 体を温める(半身浴など)
メンタルがやられているときは過緊張の状態のはず。
なのでまずは体の緊張をほぐしていきます。
その後で心の休息をとっていきましょう。
ただメンタルの休息は、人によって個人差があります。
なぜならインドア派やアウトドア派の好き嫌いなど、主観で決まるものだから。
重要なのはあなたがバイトのことを忘れるくらい没頭できるか。
趣味でなくても、ささいなことでもバイトを忘れる時間を作っていきます。
- 泣ける映画を見て涙活する
- 好きな音楽をカラオケで熱唱
- 動物と触れ合って癒される
- 自然のなかを散歩する
- ひとりでボーっとする
体を休めて体力を回復させてから、心のリフレッシュをする。
この流れの方がスムーズにメンタルを回復できます。
しっかりと寝ただけで、自然とやる気も沸いてきますし。
② バイトでメンタルがやられたときのNGな対応
気分転換をしようと気晴らしするのは素晴らしいこと。
ただ気晴らしの中には、状況を悪化させるようなものもあります。
なので実行する前に、『将来の自分のためになるか』を考えた方が良いですよ。
私は以下のことをして、あとで後悔したことがあります。
- 夜更かしをする
- 一日中ゲームをする
- 高額なものを買う
- お酒でまぎらわす
- シフトを何回も休む
一瞬は気分が晴れてスッキリするかもしれません。
ただ時間が経つと、余計に体調を崩したり自己嫌悪になることも。
一瞬の気晴らしは”ほどほど”にしたほうがいいことを学びました。
③ バイトでのストレスが”症状”になったら避難しよう
メンタルがやられると寝つきが悪くなったり、バイト以外でもイライラしがち。
ただそんなレベルを超えて、心身の症状が出てきたら危険サインです。
この場合はバイトを休むなどして、緊急避難できないか考えましょう。
- ご飯が喉を通らなくなる
- 夜に寝れなくなる(何度も目が覚める)
- 頭痛が酷くなる
- 学校にも行く気がしなくなる
メンタルへのダメージが症状として出てきたら、休んだ方が良いですよ。
そのまま無理をして働いても、状況は良くなりません。
もっと楽に働けるアルバイトを探すことも検討しましょう。
- 体を休めてから気分転換する
- あとで後悔するような気晴らしは避ける
- 症状が出たら休むなど避難した方がいい
バイトでメンタルの保ち方がわからないとき
長期バイトを長く続けるには、バイトとの向き合いかを見直します。
メンタルを良い状態で保つためには、以下の3つを変えられないか検討しましょう。
① 自分を変える!メンタルを鍛える習慣を作ろう
どんなことがあっても大丈夫な鋼のメンタルは手に入りません。
ただ日頃から少しの意識で、メンタルを少しずつ鍛えることはできます。
- 睡眠時間を確保する
- 緑黄色野菜を食べる
- 一日の終わりに成長したことを3つ書く
- 悩みを紙に書き出して視覚化する
- 筋トレをする(自信もつく)
逆の行動はメンタルが弱くなるので注意しましょう。
(睡眠時間を減らすとか、ジャンクフードを食べるなど)
メンタルを鍛えるということは、自分に自信をつける行動をすること。
完璧主義ではなく成長思考で、自分の成長に目を向けることが大切です。
自分に自信がつけば、第三者への接し方も変わります。
そうすればバイト中での人間関係の悩みも、改善するチャンスが出てきますよ。
② バイトでの働き方を変えてメンタルへの負荷を軽くする
メンタルを鍛えることができればいいけど、それは理想。
次は現実的な手段としてすぐ対応できる方法を見ていきます。
バイトでメンタルがやられるときは、働き方を変えられないか考えましょう。
働き方を変えれば、すぐに悩みが消えることもありますよ。
- 苦手な人がいる⇒シフトをズラす
- クレームが嫌⇒接客から裏方に変わる
- 両立ができない⇒出勤数を減らす
- 職場で孤立する⇒店舗を変える
店長に相談すると、仕事やシフト・働く店舗を変えてもらえるかもしれません。
新人でミスが多いときは、繁盛する曜日を避けるだけでも効果があります。
先輩たちも暇で時間に余裕があるときの方が、丁寧に仕事を教えてくれますし。
③ 職場を変える!メンタルが弱いときも続けやすいバイトって?
行動を変えたり、働き方を変えて頑張った。
それでもバイトをしていてメンタルがやられるとき。
そのときは勇気を出してバイトを変えることも考えましょう。
アルバイトには、仕事内容やシフトや人間関係など相性があります。
あなたが頑張ってもストレスを減らせないときは、相性が悪い可能性が高い。
特に人間関係など時間が解決できない悩みは、今後も解消されにくいです。
メンタルがやられて症状が出ているなら、できるだけ早く辞めることも可能です。
例えば退職代行サービスであれば、今日限りで辞めることもできますよ。
- メンタルを鍛える習慣を作る
- 働き方を変えて負担を軽くする
- それでも解決できないときはバイトを変える
バイトでメンタルがやられるときは心身の距離を取ろう!
バイトをしていると嫌なことや辛いこともあります。
そんなときはメンタルがやられて、頭の中もモヤモヤして疲れがとれません。
まずは精神的に辛い状況にあることを受け入れましょう。
そして体を休めて、リフレッシュできるようなことに打ち込みます。
これで体の疲れはとれるし、バイトを考える時間を減らすことができます。
メンタルが少し回復したら、明日以降のバイトで消耗しない方法を考えましょう。
シフトや仕事内容など、働き方を変えられないか店長に相談するのも良いですね。
世の中にはいろんなアルバイトがあります。
なので頑張っても状況が改善しないときは、無理をして今のバイトを続ける必要はありません。
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