バイトを1ヶ月で辞める大学生は一定数います。
長期バイトと言っても、1ヶ月以内に辞める人は珍しくありません。
でも急に辞めるとバイト先に迷惑がかかるのも事実です。
今回は『1ヶ月続けたバイトを辞めたいときの行動』についてお話しします。
まずは本当に辞めるべきかのモヤモヤをスッキリさせましょう。
そして辞めると決めたあとの、退職の手順も確認していきますね。
バイトを1カ月で辞める大学生はいる?怒られるのか。
長期バイトで契約したのに、1ヶ月以内で辞めてもいいのか。
他の学生やフリーターはどのくらい、短期で辞めているのか見ていきます。
① 長期バイトをすぐ辞める割合は一定
タウンワークの調査によると、1ヶ月以内にバイトを辞めたことがある大学生の割合は23.1%でした。
引用元 タウンワーク
つまり4人に1人くらいの割合で、1ヶ月以内に辞めたことがある学生がいるということ。
なのでバイトをすぐ辞める学生は、そこまで珍しい存在ではありません。
② 長期バイトを1カ月で辞めるのは非常識ではないが迷惑ではある
ただ一定数はいると言っても、少数派であることに変わりはありません。
それに辞めることで、職場の人は負担がかかります。
- また新人を募集する
- その新人に仕事を教える
- 新人が採用されるまでシフトが多くなる
あなたが採用されて、『これで少し楽になるかも』と思っていたらリセットされた。
この状況は迷惑だと感じる人もいるでしょう。
辞めるときはできるだけ、職場の人の負担を減らせるように配慮した方がいいですね。
(退職の手続きに関してはあとで解説しています)
③ 大学生でバイトを辞めたいときの選択肢
バイトを始めて1ヶ月で辞めたいと思った時、残された選択肢は3つです。
1つ目は思いとどまって、もう少し続けてみること。
バイトを続けるメリットがあったり、辞めたい理由によってはもったいないケースもあるんですね。
2つ目はバイトを次回のシフトで最後にすること。
現時点ではすでに、あなたを含めた来月分のシフトがあるでしょう。
そのシフトを最後に、アルバイトを辞めたいと店長に報告します。
この辞め方だと猶予があるので、バイト先への負担も軽くなりますね。
3つ目は今すぐにバイトを辞めること。
店長の同意があればアルバイトは即日退職も可能です。
説得して今日中に辞めることもできるかもしれません。
そこで次は本当にバイトを辞めるべきかどうかを考えて行きましょう。
どういう不満や理由であれば、辞めた方が良いのか見ていきますね。
- 経験者は4人に1人ほどの割合でいる
- ただバイト先に迷惑になることは事実
- 続けるか・来月に辞めるか・今すぐ辞めるかの3択がある
バイトを1カ月で辞めたいと迷う大学生へ!後悔しない判断
バイトを始めたばかりの時期は、誰もが悩み迷うものです。
すぐスムーズにバイトに適応して、戦力となりバリバリ働く人はいません。
ではどういった判断基準で、バイトを続けるか・辞めるかを決めるのか。
① バイト先の何が不満?仕事ができないなど
まずはこの1か月間で抱えたバイト先の悩みや不満を書き出していきましょう。
バイトを辞めたい理由や、辞めたいと言わないまでも嫌なことを書いていきます。
紙に書いても良いし、スマホのメモ帳を使っても構いません。
- 先輩が怖いから馴染めない
- 店長がうざいから行きたくない
- 客層が悪くてクレームもある
- 仕事が難しいからミスが多い
- 仕事が多くて覚えられない
このように頭の中にある悩みや辛いことを外に出していきます。
1カ月間で感じたネガティブなことを全て書き出していきましょう。
② バイト先の不満が今後解消される?1カ月で慣れないのは当たり前
先ほどのバイト先での辞めたい理由を、次は解消できるか考えて行きます。
時間をかけたり、努力で乗り越えられる悩みなら”◯”を。
時間や努力で解決しない問題に”×”をつけましょう。
- 先輩が怖いから馴染めない⇒最初と比べると会話できるようになってるから”◯”
- 店長がうざいから行きたくない⇒店長は転勤しないので”×”
- 客層が悪くてクレームもある⇒客層は急に変わらないので”×”
- 仕事が難しいからミスが多い⇒少しずつミスが減ってるから”◯”
- 仕事が多くて覚えられない⇒覚えていることが増えているから”◯”
こんな感じで時間が経つと解消される悩みは◯をつけていきます。
もし◯がついたら、今の段階でバイトを辞めるのはもったいないと言えますね。
新しいバイト先に買えたとしても、また同じような悩みを持つ可能性も高いです。
一方で”×”がついた悩みが多いなら、残念ですがバイトを辞めた方がいいでしょう。
あなたの努力や時間で解決しない悩みは、今後もずっと続くことになります。
そんなバイト先で苦しみ続けるより、そういった苦しみがないバイト先に変えた方が楽しいはず。
③ それでも迷ったときのメリット・デメリット採点
先ほどの”◯×”で振り分けても、まだ考えがまとまらない。
そんなときはメリットとデメリットで採点する方法がおすすめです。
まず最初に今のバイトを続けるメリットとデメリットを書いていきましょう。
そしてそれがどのくらいの価値があるか、主観で良いので10段階で評価します。
- 自分が成長できる(6)
- 時給が高いので稼げる(7)
- 先輩たちは良い人なので楽しい(5)
- ミスをして怒られる生活が続く(5)
- 仕事ができない自分を責めてしまう(6)
- クレームがメンタル病む(5)
次はバイトを辞めるメリットとデメリットも書いていきます。
こちらも主観で評価して大丈夫ですよ。
- 仕事で悩まなくていい(9)
- 人間関係から解放される(6)
- モヤモヤと悩み続けることも無くなる(5)
- また一からバイトを探すのが面倒(3)
- 辞め癖がつくかもしれないく(4)
- 辞めるというのが申し訳ない(3)
このようにあなたなりのメリットとデメリットを挙げれば、どちらを選んでもデメリットを軽減することができます。
例えばバイトを辞めるデメリットで金欠になるなら、単発バイトをしながら新しいバイトを探すなど。
そして努力で解決できるか◯と×で振り分ける
バイトを1カ月で辞めるときの大学生が行う手順
バイトを辞めると決断したら、次は辞め方を見ていきます。
通常はシフトを作っていない1ヶ月ほど先を目安に辞めるのが一般的。
ただ即日退職も可能性はありえるので、2つの辞め方を見ていきますね。
① バイトを辞めるときの言い方!店長への報告はメールやラインは不可
バイトを辞めるという報告は重要な連絡事項です。
なので基本的にメールやLINEで済ませるのは辞めましょう。
メールを使うときはアポを取るときなどが良いですね。
店長に伝えるタイミングとしては早ければ早いほど良いです。
なぜなら期間が長いだけ、バイト先は新人を採用したり育成する余裕があるから。
法律上は2週間前に伝えれば退職可能となっていますが、シフトをすでに作っている可能性が高いです。
なので1ヶ月先を目安に辞めたいと伝えるのが良いですね。
次回の出勤日に店長が暇な時間帯を狙って切り出します。
許可をもらったらバイトを辞めることを報告します。
退職理由は学業との両立など、バイト先が拒否しにくい理由が良いでしょう。
(“人間関係が嫌”とか言うと、残りのシフトが気まずくなるのでNG)
引っ越しなどの嘘は、バレる危険があるので使えません。
学業など大学生活に絡めると、店長からの許可ももらいやすいですね。
許可をもらったら、後は残りのシフトをこなしつつ退職の準備をします。
- 制服を洗濯しておく
- ロッカーの整理や掃除
- 最後の挨拶を用意しておく
- 私物を持ち帰る
1カ月後を目安に辞めるのは、アルバイトを退職するときの一般的な流れです。
シフト作成前であれば、店長もスケジュール調整しやすいはず。
そういった配慮があれば辞めやすい空気感も出てきますよ。
② 長期バイトを1ヶ月間でスッパリ辞めることは可能?
アルバイト契約では、長期契約であっても即日退職は可能です。
その条件とは『お互いの同意があること』
つまりあなたが”今日で辞めたい”と言って、店長が”良いよ”と言えば即日退職が可能です。
ただ長期契約のバイトがいきなり今日辞めるというのは、現実的にはハードルが高いんですね。
急なシフト調整が必要ですし、先輩たちの負担も大きくなるでしょう。
そういった職場の人に申し訳ない気持ちがあるなら、即日退職はおすすめしません。
体調不良や怪我など、健康面で働けなくなったなどの理由では仕方がないと判断されます。
ただ『仕事が嫌だから』などの理由だと、店長を説得するのは難しいでしょう。
どうしても確実に即日退職したいなら、退職代行サービスを検討するのがいいですね。
退職代行サービスを使えば、その日限りでバイトを確実に辞めることができます。
あなたから連絡することもないし、バイト先から連絡がくることもありません。
“今日中に辞めたいけど切り出せない”という場合は、退職代行サービスで解決しますよ。
①1カ月先を目安に辞める
②今日限りで辞める
長期バイトを1カ月で辞めるときのQ&A
最後はバイトを1ヶ月で辞めるときに、よく浮かぶ疑問を見ていきます。
給料はもらえるのかや、退職時のお詫びのお菓子などの必要性を解説しますね。
① 長期バイトをすぐ辞めても給料はもらえる
結論から言うと、長期バイトをすぐ辞めるときもバイト代はもらえます。
アルバイトを数日で辞めたり、給料日前に辞めても働いた分のバイト代はもらえるようになっているんですね。
なので辞めたあとも、給料が振り込まれているか口座を見てチェックするといいです。
(手渡しでもらえる場合は最終出勤日でもらえるはず)
② バイトの退職時にお菓子は必須ではない
結論から言えば退職時にお菓子を用意する必要はありません。
必須ではないけど、渡したいなら渡しても構わないというイメージですね。
長年勤めたバイト先にお菓子を用意する人が多いです。
なので1ヶ月という関係性が浅い段階では、用意しなくても問題ないでしょう。
気になるならその職場でのルールを先輩たちに聞いてみましょう。
もしかしたら暗黙の了解で、退職時にお菓子を用意しているかもしれません。
そういった職場のルールがあるなら用意した方がいいですね。
お菓子はできるだけ好き嫌いがない定番のものを選びましょう。
小分けにしてあって、均等に分配しやすいお菓子の方がいいですね。
- 1ヶ月未満であってもバイト代はもらえる
- 退職時のお菓子などは必ず用意するわけではない
長期バイトを1カ月で辞める大学生はいる!続けるか迷っているなら紙とペンを用意
長期バイトであっても1ヶ月で辞めることは可能です。
実際にネットのアンケートでは、4人に1人の大学生が経験があるというデータも。
そこまで珍しい存在ではないので、本気で辞めたいなら辞めることができますよ。
ただ続けるか辞めるか迷っているときは、紙とペンを用意しましょう。
そしてバイトを辞めたい理由が、時間や努力で解決できるかをチェック。
さらに今のバイトを続ける場合と、辞める場合のメリットとデメリットを書いてみましょう。
紙に書いて整理すると、頭の中もスッキリしますよ。
もし辞めるのであれば、退職日までに新しいバイト先を探すと効率的です。
バイト先での出会いを探している人は、以下の記事も参考にしてください。