バイトのシフトが少ないからといって、怒られるわけではありません。
もし怒られたのであれば、シフトの減らし方に問題があったのかも。
無自覚に自分勝手なシフト希望を出し続けていると、間接的にクビを宣告されることもありえます。
そこで今回は『バイトのシフトを減らして怒られる原因や対処法』について解説。
まずは店長がどういった状況だと、シフト関係で怒るのか確認します。
その上で今のバイト先で働くために、どのように交渉すればいいのか。
どうしてもシフトで揉める状態が続くなら、別のバイトに切り替えることも検討しましょう。
バイトのシフトが少ないと怒られる理由は?文句を言われる原因
基本的にシフト希望が、少し減ったり増えたりすることは自然なこと。
店長もそれは覚悟して雇っているし、それでもシフトが回るように人員を確保しているはず。
ではなぜシフトが少ないと怒られるケースがあるのでしょうか?
① バイト面接時の希望シフトと違う!採用後に急にシフト減らす
面接時とあまりにもシフト希望が違っていたら店長は困惑します。
例えば土日に働らける人を募集していて、あなたも”土日に入れます!”とアピールして採用。
それなのにいざ雇ってみると、シフト希望で土日は入れないと報告。
こうなれば店長からすれば、『話が違う!』と怒るキッカケになります。
長期バイトであれば、やむを得ない理由で働ける曜日や時間帯は変わるもの。
- 学年が変わり学校の時間割が変わる
- 受験や就活の準備が始まる
- 子供の習い事の送り迎えが始まる
ただ採用後すぐに面接とは違ったシフト希望を提出すると、怒られる可能性も出てきます。
採用されたいからと、過度にアピールした人は要注意ですね。
面接時のアピール内容と全く違うシフトを提出するのは辞めましょう。
② バイトの募集要項にある”週3以上”などの条件を満たしていないと注意される
募集要項を満たしていない場合も注意されます。
例えば『週3以上』など求人で条件が書いてあった。
それなのに採用されてから週3未満のシフト希望になると、店長もシフトを作れません。
納税を避けたいからシフトを減らしたいときに、よく起こる問題ですね。
この場合は事前に、通年でどれくらい働きたいか店長と話し合った方がいいです。
納税ギリギリまで働きたいなら、店長もそれを考慮してシフトを調整してくれるはず。
何も言わずに急にシフト希望で出勤数を減らすなどは、コミュニケーション不足が原因です。
③ シフト希望が少ない理由で怒られる可能性もある
シフト希望が少ないと、店長が理由を聞いてくるかもしれません。
その理由に正直すぎる回答をすると、怒られる場合があります。
例えばよくあるのが、”掛け持ちでバイトをしているから”など。
断りなく2つ目のバイトを始めて、そちらを優先されると店長の気分は良くありません。
もし掛け持ちバイトをしたいなら、メインとサブを明確に分けた方がいいんですね。
(※長期バイトと短期バイトの掛け持ちなど)
また特に理由もないけどシフトを減らそうとしたときも注意されます。
『予定はないんですけど』とか、『特に理由はないけど』と誠実さに欠ける回答は控えましょう。
特に理由がないときは、学業など進路に絡めた理由にするのが良いですね。
学生であれば勉強、フリーターであれば資格や転職の準備などが候補になります。
- 面接時と全然違うシフト希望を出した
- “週3から”など募集要項の条件を満たしていない
- シフトを減らしたい理由で納得がいかないもの
バイトのシフトが少ないとクビになる?自分勝手なシフト希望を続けた場合
バイトのシフトが少ない状態が続けばクビになるのでしょうか?
シフト申告が少ないだけで、いきなりクビになることはありません。
ただ”ミスマッチ”の要因にはなるんですね。
① バイトのシフトが少ないからと、いきなりクビにはならない
シフト希望が少ないことだけが理由で、クビになることはありません。
バイト先からクビになるには、ミスマッチが重なることが多いです。
- シフトが合わない
- 仕事が合わない
- 人間関係が合わない
シフトが少ないというのは、ミスマッチの1つの要因ではあります。
ただ解雇するかは総合的に判断するので、いきなりクビにはらないでしょう。
例えば今月からシフト申告を減らしたなどであれば大丈夫。
普段から真面目に働いているなら、店長もその部分を評価してくれます。
なので先ほども言ったように、コミュニケーションが大事になるんですね。
シフトを減らしたい期間や、少しでも出勤できる曜日や時間帯を伝える。
そのような今のバイト先で働きたい姿勢を見せていきましょう。
② バイト先の問題行動×ミスマッチでクビを宣告されるかも
注意したいのは問題行動ですね。
さきほどミスマッチと合わせて、問題行動もしていたらクビのリスクが高くなります。
- 遅刻を繰り返す
- 無断欠勤
- 履歴書の経歴詐称
- お客さんと揉める
こういった問題行動を注意されたけど直さなかった。
反省の色が見えないとクビになる可能性が高くなります。
今回のシフトを減らしたことで決断されても仕方ありません。
参考⇒バイトで怒られるのは気にしない方が良い?ケース別のストレス対策
③ バイトでクビは稀!辞めてほしいアピールが多い
店長も従業員をクビにすることには抵抗があります。
なので実際によくあるのは、間接的に辞めてほしいアピールをすること。
以下のような前兆があれば、辞めてほしいと思われているかもしれません。
- シフト希望より少ない出勤数になる
- いつも早上がりされる
- 誰からも注意されなくなった
- 仕事を任されなくなった
これはもう”何を言っても無駄”と判断されています。
シフトが少なくなったのに、それ以上に少ないシフトを組まれた。
そんなときも戦力として見られていない(優先順位が低い)と思われているでしょう。
こうなると信用を回復するのは難しくなります。
なので他のバイトの退職を報告し、辞めるまでの間に新しいバイトを探した方がいいかもしれません。
- シフトが少ないだけでクビにはならない
- ただ今の状況が続いたり問題行動をすれば話は別
- クビ宣告の他にも”辞めてほしいアピール”がある
バイトのシフトが少ない!クビや怒られないようにするための対処法
バイトに入れるシフトが少なくなるとき、どうすればいいのか。
店長・働き方の2つのケースから考えて行きましょう。
どちらを実践しても状況が改善しない場合は、バイトを変えた方がいいです。
① バイト先の店長と話し合い!少ないシフトの期間や妥協案
まずはシフトを減らしたいことを上司に正直に伝えます。
相談内容としては『シフトを減らしたい』、そして『今のバイトも続けたい』こと。
この2つが伝わるようにしましょう。
シフトを減らしたいときは、理由や期限なども一緒に伝えた方が納得してくれます。
店長も『繁盛期だけは出てほしい』とか、『土日のどちらかは出勤して』など妥協案が出るかもしれません。
お互いにそうやってすり合わせをすれば、今のバイトを続けられる可能性が出てきます。
話しかけるタイミングとしては、開店前や閉店後など店長が暇な時間にしましょう。
② バイト先のスタッフへの反感を買わないために
シフトを自分だけ減らすと、周りのスタッフが不満を持つかもしれません。
職場で今まで通り気持ちよく働くためにも、働き方を少し変えてみてはいかがでしょうか?
例えば出勤数は減らしても、忙しい曜日には出勤する。
そうすれば1日の仕事量は増えることになり、他のスタッフの負担を軽くすることができます。
あとは誰かシフト調整で困っているときは、代わってあげるなども配慮も必要。
あなたが減らしたシフトは、誰かが変わりに入ってくれています。
お互いに助け合うためにも、誰かが困っているときは、あなたが助けられないか検討しましょう。
普段から店長や他の従業員の信頼を高めていれば、多少のワガママも通ります。
急にシフトを減らして怒られたときは、この信頼度が足りないのかもしれません。
③ 今後もバイト先で戦力になれないなら別のバイトを探そう
今後はずっとシフトを少なくしたい
こういった状況であれば、もっと働きやすいアルバイトを探した方がいいです。
今のバイト先でみんなが忙しく働きながら、肩身狭く働くのはシンドイですよね。
テストや受験など期間限定なら良いけど、ずっとシフトを減らしたいなら辞めることも検討しましょう。
新しいバイトはもっと働き方を、あなたが選べる仕事が向いています。
例えばシフト自由のバイトであれば、あなたが働きたい曜日に働くことが可能。
それに”週1からOK”という職場なら、少ないシフトでも働きやすいですよね。
さらに単発バイトや在宅ワークなども、暇な時期だけ取り組めるバイトです。
このように今のあなたの状態でも、マイペースに働ける方法はあります。
今のバイト先にこだわる理由がなければ、バイトを変えることも考えませんか?
- まずは店長に相談してお互いに妥協案を作る
- 忙しい曜日に出勤するなど働き方を工夫する
- ただずっとシフトを減らしたいならバイトを変えた方がいい
バイトのシフトが少ないと怒られるときは周囲との比較をしよう!
バイトのシフトが少ないだけで怒られることは稀です。
怒られたときは、面接時と全然違うシフト希望を出すなど配慮が欠けていたかもしれません。
募集要項などにも”週3日~”と条件が書かれているので、それより少ないシフトだと注意されるかも。
なのでできるだけ早い段階で店長に相談してみましょう。
一時的にシフトが少なくなるのであれば、店長もシフト調整をしてくれるはずです。
ただ今後ずっとシフトを減らしたい場合は、あなたが別のバイトに切り替えた方がいいかもしれません。
お店側からしても、もっとシフトに入れる新人を雇った方がシフトを組みやすいからですね。