バイトのシフトが希望より少ないときは、何か理由があります。
他のスタッフのシフト希望だったり、バイト先が閑散期か本部からの指示の可能性も。
希望より少ないシフトだと、バイト代も減って困ってしまいますよね。
そこで今回は『バイトのシフトが希望より少ない理由と対策』を解説。
まずはどんな理由が当てはまるか考えて行きます。
そうすればどのような対策をすればいいかも、自然と見えてきますよ。
あなたが工夫しても状況が変わらないときは、今のバイトを辞めることも検討しましょう。
バイトのシフトが希望より少ない理由は?
バイトのシフトが希望より少ないときは、理由があります。
その理由は次の6つが考えられます。
どの理由が当てはまりそうですか?
① バイトの研修期間や新人はシフトが少ない?最初は仕方ない
採用されて最初の時期は、シフトが少ないことがあります。
これはまだあなたがバイト先で、仕事を教えてもらう側だから。
仕事をこなすよりも、先輩や社員さんから仕事を教わる時期ですよね。
なので平日など、暇な時間にシフトが偏って少なくなることがあります。
忙しい曜日や時間帯は、従業員も新人に仕事を教える余裕はありません。
なので研修期間など新人の場合は、シフトが少なくなることは我慢しましょう。
早く仕事を覚えて戦力になれば、面接時に伝えたシフトに入れるようになります。
② 一時的にバイト先に人手が多いとシフトが減る
職場のスタッフの人数は、いつも一定というわけではありません。
年末年始や3月などは、一時的に人が多くなる時期。
誰かが辞めるので、その前に代わりの新人さんを採用するからですね。
こういった時期はスタッフの数は増えるので、1人当たりのシフトが減る傾向にあります。
ただ来月になり退職者が出ると、また通常通りのシフトに戻るでしょう。
なので人手が一時的に増えたことでのシフトの減少は、あまり気にしなくて大丈夫です。
③ バイト先の繁盛期⇒閑散期へ突入するとシフトが減る
飲食店など繁盛期と閑散期がハッキリ分かれる業界で働いている場合。
この場合は閑散期になると、シフトが減ることがあるんですね。
お客さんが少ないから、従業員の数も少なくて仕事が回せる。
そうなるとシフトがその分だけ減ってしまいます。
これはあなたの努力や工夫ではどうしようもないですよね。
なので閑散期は、バイトの掛け持ちをすることをオススメします。
長期バイトの掛け持ちは体力的にもキツイので辞めておきましょう。
契約期間が短いアルバイトであれば、今のバイトと上手に掛け持ちできますよ。
(掛け持ちに向いているバイトは後で解説しています)
④ バイト先の誰かのシフト希望と重なっている
他の誰かの希望シフトが変わった場合も、あなたのシフトが減ることがあります。
例えば時間割が変わったり、就職活動が始まるなど希望シフトが変わることはありますよね。
そうなるとあなたの希望する曜日と、誰かが希望する曜日が重なることもある。
店長としてはどちらかに諦めてもらうしかありません。
あなたが選ばれないと、出勤数が少なくなってしまいます。
この場合はまず店長にシフトを増やせないか相談してみましょう。
もしくは他の従業員で、シフトが多くて困っている人を探すのも良いですね。
その子の代わりに出勤することができるかもしれません。
また仕事を頑張ってアピールできれば、次回以降はあなたのシフトを優先してくれるかもしれない。
交渉や働き方で、シフトを増やせる可能性はあります。
⑤ あなたに問題行動があればシフトは少なくなっていく
もし過去に問題行動を起こしたら、それをキッカケにシフトが減ることがあります。
店長も問題行動をするスタッフは、できるだけシフトに入れたくないのが本音。
以下のような行動をして、職場に迷惑をかけたことはありませんか?
- 無断欠勤を続ける
- 遅刻を繰り返す
- お客さんと揉める
- スタッフと喧嘩した
- 同じミスを何度も繰り返す
このような行為はバイト先での信用を落とすことになります。
周りの人の負担が増えるので、シフトも少なくなるでしょう。
挽回できればいいですが、難しそうなら別のアルバイトに切り替えることも検討した方がいいですね。
⑥ バイト先のハラスメントかも?週一しか入れてもらえないなど極端な場合
- 他のスタッフは週3~週4も出勤している
- でも私は週1くらいしか働けない
- 遅刻や無断欠勤などもしていない
こんなときは店長からハラスメントを受けている可能性があります。
シフトを減らされた以外にも、何か心当たりはありませんか?
- 面接時とは全く違う仕事ばかりさせられる
- みんながいる前で怒鳴られる
- 聞こえるように悪口を言う
- 無視など孤立させられる
こういった職場は、できるだけ早く退職した方がいいですね。
もっと楽しく周りの人と協力し合って働けるアルバイトはあります。
我慢して今のバイトを続ける必要はありませんよ。
- 新人で育成期間
- 一時的に人員が多い
- 職場が閑散期になった
- ほかの人の希望シフトが優先された
- 過去の問題行動で信用がない
- 店長の嫌がらせ
バイトのシフトを増やしたいとき!交渉や働き方の工夫で希望シフトを通そう
バイトのシフトが希望より少ないとき。
希望通りのシフトに増やすには、どんな方法があるのでしょうか?
今のバイト先でできることや、別の働き方を試すこともできます。
あなたに合った解決策を見つけていきましょう。
① まずはバイト先の店長へ”シフトを増やしたい”と相談しよう
まずはバイト先の店長に相談してみましょう。
“もっと働きたい”という相談は、店長にとっては迷惑ではありません。
むしろシフト作成がしやすくなるので、ありがたい相談と言えます。
注意したいのは文句やクレームのようにならないこと。
『面接で週3日は働きたいと言いましたよね?』など、高圧的な言い方は避けます。
そうではなく『もう少し働きたいのですが人手が足りない曜日や時間帯はありますか?』と相談のニュアンスを含めます。
こうすれば店長も協力的になってくれますよ。
お客さんがいない開店前や閉店後など、店長が暇なな時間を狙って相談してみましょう。
② バイト先のスタッフでシフトに困っている人を探してみる
店長だけでなく、バイト先で働く従業員の人にも注目してみましょう。
もしかするとシフトが多くて困っている人がいるかもしれません。
そんな人がいれば、その人のシフトを代わってあげることができますよね。
お互いに希望が通るので、店長も同意してくれるはず。
周りで大変そうにしている人がいたら、声をかけてみましょう。
誰かが困っているときに助けてあげると、あなたが困ったとき助けてもらいやすいです。
参考⇒バイトのシフト変更したいときのLINEやメールの活用法と例文
③ 次のバイトから戦力になることをアピールして働こう
- 他の人のシフトが優先される
- まだ新人で仕事ができないと思われている
こういった理由でシフトが少ないときは、頑張って働くことでアピールできます。
まずは受け身でっはなく、自分から率先して仕事を見つけて取り組むこと。
例えば暇なときは掃除や整理整頓をして、働きやすい職場を作っていきましょう。
忙しいときは優先順位をつけるのが大事。
優先度が高い仕事から取り掛かり、マルチタスクをこなしていきます。
新人であればメモ帳などに、普段の仕事を記録しておくのがいいでしょう。
何度も同じことを質問しなくてよくなりますし、仕事を覚えるスピードもアップしますよ。
参考⇒バイトに慣れるまでの期間ってどれくらい?辛い時期の乗り切り方
④ 一時的にバイトのシフトが少なくなるときの働き方
今のバイト先以外でも、仕事を増やすことができます。
それがアルバイトの掛け持ちですね。
閑散期など一時的にバイトのシフトが減るときは、短期契約のアルバイトを探しましょう。
長期バイトを掛け持ちすると、繁盛期になったときに体力的に続けられなくなるからです。
例えば1日だけバイトする単発バイトなどは取り組みやすいですね。
また在宅ワークも案件ごとに応募するので、仕事量を調節しやすいです。
このように今の長期バイトと掛け持ちしやすい働き方を選ぶと良いですよ。
⑤ 長期的にバイトのシフトが少なるなるときの働き方
この先もシフトが希望より少なくなりそう
そんなときは、単発バイトだと毎回応募する手間がかかります。
そこで検討したいのが派遣バイト。
これは登録するだけで、希望日を提出すると、その日の単発バイトを紹介してくれるというもの。
これなら毎回、応募する手間も不要になります。
またシフト申告制のバイトなども候補になりますね。
軽作業などの仕事なら、希望日だけ働けるようなアルバイトもありますよ。
- 店長にシフトを増やしたいと相談する
- シフトが多くて困っているスタッフを探す
- バイト先で戦力になることをアピールする
- 掛け持ちするなら単発や在宅ワークが良い
- もしくは希望日だけ働ける派遣型のバイト
バイトのシフトが少なすぎる!希望より少ない状態が続けば辞めることも検討
バイトのシフトが少ない状況が続く
こんなときは今のバイトを辞めるという選択肢も出てきます。
どんな状況であれば、バイトを辞めた方がいいのでしょうか?
① シフトを全然入れてくれない以外の不満はある?
シフトが少ないことだけが不満なら、掛け持ちをおすすめします。
単発バイトや在宅ワークなら仕事量を調節でくるので、掛け持ちを続けてもストレスはない。
なので今のアルバイトをわざわざ辞める必要もありません。
ただシフトが少ない以外の不満があれば話は別。
とくに自力で解決できないような不満があれば、退職も検討しましょう。
- 先輩と合わない
- 店長が怖い
- クレーム処理が嫌
- トイレ掃除が辛い
“仕事が覚えられない”などの悩みは、時間が経てば解決するもの。
ただ上記のような悩みは、時間が経っても解決しにくいので慢性的なストレスになります。
シフトが少ない以外で、自力で解決できない悩みがあれば退職を検討しましょう。
② シフト入れてくれないから辞めるときの言い方は?
退職したいときは、退職理由に気を付けた方がいいです。
例えば正直に『シフトが少ないから』という理由を伝えた場合。
店長が辞められたくないからと、『シフトを増やすから』などと交渉してくる可能性があります。
もし本気で辞めたいなら、相手が『それなら仕方ないね』というような理由を使った方がいいんですね。
- 学業との両立ができなくなった
- 大学受験に専念したい
- 就職活動が始まる
- インターンに参加する
- 資格の勉強に専念したい
このように進路系の理由にすると、アルバイト側が強く引き止めることはできません。
引っ越しや病気などの理由は、嘘がバレやすいので避けましょう。
もし辞めると切り出しにくいときは、以下の記事も参考にしてください。
- 時間が解決しない悩みなら辞めた方がいい
- 退職理由は学業や就活などにすると辞めやすい
バイトのシフトが希望より少ないときは理由を突き止めよう!相談もできる
バイトのシフトが希望より少ないときは、まず理由を突き止めましょう。
一時的に人手が増えれば、1人当たりのシフトは少なくなります。
また誰かとシフト希望が重なって相手を優先されると、あなたのシフト希望は通りません。
どういった理由かで、その後の対策も変わってきます。
今のバイト先で働くことにこだわるなら、店長にシフトを増やしたいと相談しましょう。
また単発バイトや在宅ワークなど、掛け持ちしやすい2つ目のアルバイトを探すのも良いですね。
もしシフトが少ない以外にも不満があるなら、別のバイトに変えることも検討。
例えばシフト連絡がいつもギリギリでプライベートの予定が立てづらいなど。
こういった自分の努力で解決できない悩みの場合は、辞めない限り付きまとうことになります。